ジェリー・イェンの愛

以前から、そのストレートな性格で、良くも悪くも（苦笑）有名だったジェリー。デビューから
時間が経って、たくさんの人と出会い、いろんな経験をして、その姿にも大きな変化を感じます。

自身が、厳しい少年時代を過ごしたこともあり、お母様を本当に大切にし、困っている人や哀しみの中に
ある人には、惜しみなく愛情を注ぐ姿は、以前からありました。

ワールド・ビジョンの大使を努めていた頃から、彼の姿勢に感銘を受けて、香港のファンクラブが
ワールド・ビジョンを通じて、２９人のチャイルドのスポンサーを続けています。

２００６年ワールド・ビジョンの親善大使として、彼がスポンサーをしているモンゴルの子ども３人が住む
エリアを訪問しました。モンゴルには、ストリートチルドレンが多く、冬は零下４５度にもなる地域に住む
彼ら。経済的に厳しく、小学校の内からアルバイトをしていたジェリー。貧困の辛さがわかるだけに・・・
彼らのおかれている現状、現実に心を痛め、モンゴルを去る際、自分の着ている物以外、現地に持ち込んだ
私物すべてを、現地の人たちに委ねて、パスポートだけで帰国した、という話もありました。

そして、先月来、何度かお伝えしていますが、日本の震災以降、このために多くの働きをしてくれています。

実は、今、放映中のドラマ『君には絶対恋してない！』の撮影以降、１９ヶ月近く、体調を崩したこともあり
仕事から遠ざかっていたジェリー。一昨日、台湾で行われた統計では、それでも「今、一番主演したドラマを
観たい俳優」の１位にランクインしていました。

その状態だったジェリーが、震災以降、表にはあまり出ない形で、チャリティー番組では、出演者としてでは
なく会場入りして、電話の対応を番組中ずっと続けたり、動画で励ましのメッセージを発信していました。

ラジオでファンに物資の支援を呼びかけて、５日後にはその物資が現地に入ったことも報じられていました。

台湾の新聞『蘋果日報』では、震災以来、トップページに、日本への支援を、とメッセージが常に表示されて
その一環として、日本人の村上隆さんがデザインしたTシャツの販売によるチャリティーを現在も続けてくれて
います。２５日に、そのイベントが開催されて、ジェリー・イェンを始め、イーサン・ルアン、ビアンカ・バイ、ソニア・スイなど３０組もの著名人が参加して、日本への支援を呼びかけてくれていました。


当日のイベントでの様子。
一生懸命勉強している日本語で、村上さんに話しかけるジェリーが・・・かわいいです(^^)
このTシャツは、現在も販売されていますが、２５日のイベント会場で、香港のファンクラブが
一気に５０枚のTシャツを購入。ジェリーのファンだけでも約１６０万円の売り上げがあり、この日だけで
Tシャツの売り上げは約１３００万円に。集まったお金はすべて日本赤十字へ寄付されるそうです。



そして、この日、ジェリーは、親友ELLAや、マイケル・ウォンと一緒に重い病気で入院している子どもたちを
励まし、祈るために病院を訪れ、子どもたちに歌を歌っていました。

もし、Facebookのアカウントをお持ちの方は・・・

http://www.facebook.com/video/video.php?v=220359944644038&comments

こちらで、赤ちゃんを抱っこして歌っているELLAやジェリーの様子をご覧になれます。

プライベートでは恋人がいるELLAですが、お仕事を離れても、恋人じゃなくても、本当に良い関係が続いている
二人を見ることができて、嬉しい気持ちです。

たくさんの報道で、皆さんもうご存じだと思いますが、台湾からの義援金は１４８億円を超えたと報じられています。
震災から５０日。痛みの中にある方々に「人の優しさ」「きもち」「こころ」いろんなものを届けたい。