ぴあの れっすん

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裁判~7.8元~

2008年12月03日 22時44分01秒 | 日記
その主人公の女性は、幼い時に両親を亡くし、施設で育って
いました。あくまでも映画の話ですので、中国の裁判制度や
その価値基準について、普段から感じていることを書くのは
控えますが。。。

女性は、判決が出た後に、親がわりでもある施設の責任者に
宛てて手紙を書きます。最後に2つのお願いをするために。
1つは「自分の死刑に使われる銃弾の代金、7.8元を払って
欲しい」ということ。
もう1つは、共に罪に問われ、死刑にされる女性と二人の灰を
一緒にして、思い出の湖にまいて欲しい、という願い。

この二人が問われた罪は、今の日本では刑罰を伴う「罪」として
裁かれることのない罪。
「国」に大きな権利のある中国。裁きには従わざるを得ないの
だろうが・・・処刑につかわれる銃弾の、わずかなお金をも
払わせてしまう国。数年前の映画だけれど、今のレートで見ると
日本円で110円弱の金額。
映画は(私的には)正直最後まで観るか悩むような映画だったが
この「死刑に使う銃弾のお金、7.8元の支払い」このことだけが
大きな衝撃となって残る映画だった。

価値基準が狂っていないか?
国によって人が裁かれる、その価値基準に、こんなにも差異がある
ことが、許されるのか・・・もちろん、中国だけではない。
裁判員制度のスタートを前に、日本だって、考えなければ。
情報や感情、人が人をさばくこと、間違えないと言える?

とても大きな、むずかしいこと。

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4 コメント

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Unknown (まー)
2008-12-11 02:56:02
友人の中国人の医師が銃弾のお金を請求すると以前言っていたのですが本当なんですね。。。
その友人は、射殺後の死亡確認のバイトをしたことがあると言っていたのですが、その後は処刑された方の臓器もとって移植手術に使うとも言っていました。
彼はそんな国が嫌になってカナダで研究をされていたのですが。。。
そして犯罪者という基準が、国にとって都合の悪い人は許されることではないですよね。
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まーさんへ (zion)
2008-12-11 07:58:12
ご友人、大変な経験をなさったんですね。
臓器移植のことは、初めて知りました。教えて下さってありがとうございます。

むずかしいことは、わかりませんが・・・
生まれた場所や、暮らしている場所によって、たくさんの違いがあって、現実的に仕方ないこともある、とは思いますが
それでも、世界中がもっと「人を想い」「大切なことを共有」できるように、と思います。
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Unknown (まー)
2008-12-16 19:25:32
中国人の友人の話ですが、少し間違っていたようなので補足させてもらいます。

彼は死亡確認をした後、射殺された方の血液を抜いて保存液を体内に入れるバイトをしていたようです。
それは移植するまで腐敗を防ぐための処置だそうです。
公にはされていないけども移植によってかなりの金銭を政府は手に入れていると言っていました。
もちろん移植によってたくさんの命が助かっているのは事実ですし、移植についてはもっと議論されるべきだと思いますが。。。
難しい問題です。
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そうですね (zion)
2008-12-17 09:36:14
まーさん、書き込み感謝します。

移植の問題を含めて、人をどう扱うかに、地域性や、国、の差が認められることに大きな不安を感じます。
もちろん、一律になることにも危惧を覚えますが。。。
人の体が部品みたいに、売り買いされることにも、怖さがあります。
日本では、この秋に、東南アジアの幼児売春、臓器売買、人身売買をテーマにした小説「闇の子供たち」が映画化されました。原作は、読みましたが・・・まだ映画は観られずにいます。
まだまだ日本では、どこかの遠い国の話、と思っている方が多いように感じます。
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