パク・ヨンハ＆ソ・ジソブ

大きな衝撃を与え、大きな嵐を起こしたヨンハさんのこと。
たくさんの人が哀しみ、傷つき、まだ傷んでいると思います。

大きく飛び越えて、逝ってしまったヨンハさんの苦しみを、誰もシェアはできず
だからこそ、遺された人たちの哀しみは余計に深い・・・

葬儀に、駆け付けた多くの方々、その姿を見るごとに、中でも親友だったジソブさんの
面変わりしていく姿を見てしまって、本当に・・・

そんな中で、ふと思ったことがありました。いつもドラマは、ほとんどの作品の撮影が、放映と並行して行われている
韓国のドラマ作成現場にあって、今回、ジソブさん主演のドラマ『ロードナンバーワン』は大作でありながら
事前撮影が行われてクランクアップし、現在、放映がスタートしています。

今回、ヨンハさんの傍らから、ひとときも離れなかったジソブさん。
もしも撮影中であったなら、どんな哀しみの中でも、撮影に臨まなければならなかった・・・
それが事前撮影が行われて、もちろん他のお仕事やプロモーションなどはあったでしょうけれど
時、赦されて、ヨンハさんの最期を見送ることができたことは、神様からの大きな恵みだったと信じています。



私事ですが、９３年の春に父を天国に送った時も、そうでした。

容態が一進一退を繰り返し、天国に近付いていく父。
時を同じくして・・・我が家は今、住んでいる自宅の完成、引き渡し、引っ越し、息子の転校手続き、
始業式、新しい学校での新学期のスタート・・・と春休みの間に、何度も繰り返す父の看病と浜松との往復が守られて
それらの全ての日程が守られる中で、父は召されて、葬儀が行われ、天国へ帰っていきました。

今回、愛するジソブさんに最期までずっと付き添われていたヨンハさん。
哀しみは癒えることがないように思いますが、ジソブさんにとっても大きな、この時だったように感じています。