韓国映画『執行者』チョ・ジェヒョン

出演は、チョ・ジェヒョン、ユン・ゲサン、パク・インファンなど。
死刑を執行する立場にある、死刑執行刑務官の視線で死刑制度を描いた作品です。
実際の刑務所で撮影が行われた、ということで、出演者は現職の刑務官から直接
アドバイスを受ける場面もあったそうです。

映画の撮影に当たって、出演している俳優さんたちも、ふだん真剣に向き合うことのない
「死刑制度」について、いろいろと思いを巡らすことになったそうです。
会見では、チョ・ジェヒョンさん、ユン・ゲサンさん、パク・インファンさんがそれぞれに
死刑制度についての自身の考えを述べていました。

ジェヒョンさんは「死刑制度がわずか１人でも罪のない生命を奪うことがあるのなら
反対すべきだが、被害者が自分の家族だと考えれば許す気にはなれない」しかし「すべての人の命は大切に扱われるべきだ」と・・・
ゲサンさんは「個人的に死刑制度に反対します」と率直に。
インファンさんは「人権もよいが、凶悪犯に対しては刑を執行すべきだと考える」と三者三様の答え。

映画の扱っている問題が「いのち」に関わるだけに、様々な考え方があって、韓国だけでなく
死刑制度を有する日本でも、論議を呼びそうな映画です。どのように描かれているのか注目したいと思います。
作品は１１月５日、韓国で公開されます。

どちらも衝撃のある映像が含まれていますので、あえてリンクを外しました。
ご紹介だけしておきます。ご判断ください。
YouTubeの動画『執行者予告』
http://www.youtube.com/watch?v=upsfTZPMlP0
中央日報の動画『執行者予告』（読み込みに少し時間がかかるかもしれません）
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=122246&servcode=700§code=730