ロンドン・レポート③
「ロンドンの仏陀像」
幸福の科学の支部や精舎の最大の強みは「礼拝室の磁場」であると思っています。他宗の教会や寺院の多くが霊的にはもはや「抜け殻」状態となっているのに対し、幸福の科学の礼拝室では、主エル・カンターレのご指導のもと、多くの神々が生き生きと躍動されているからです。「あの世など信じない。神なんているものか」とうそぶいている人でも、礼拝室に一歩踏み入れたら思わず手を合わせずにはいられなくなる、そんな磁場こそ他宗の追随を許さない当会の伝道力の秘密です。
ロンドン支部精舎の礼拝室ももちろん例外ではありません。20名も入ればいっぱいとなる小さな礼拝室に安置されているのは、仏陀的側面を象徴する黄金のエル・カンターレ像です。右手に施無畏印、左手に与願印を結び、慈愛の眼で無明の中を生きる私たちを見守りながら、神秘の光を投げかけてくださっています。
それは、たとえばモンゴル人など、もともと仏教を信仰しておられた方にとっては異国の地で再び会いまみえる懐かしい仏陀のお姿であり、モンゴル人信者が急増の理由の一つです。また、お向かいにある台湾系の仏教寺院からは先日、新年大祭(旧暦)の招待状をいただきました。どうやら当会を同じ仏教系の団体だと認識してくださっているようです。
しかし、これがクリスチャンになると話が違います。真面目で敬虔であればあるほど、肉の眼に映る仏陀像の異教の雰囲気に圧倒され、礼拝室に入るのを躊躇する方もいらっしゃいます。イエスをも導いた主の御存在を、仏陀的なお姿をとおして理解していただくのはなかなか簡単ではありません。
「なぜロンドンに仏陀像なのか?」これも一つの公案です。
先週の日曜日には、この礼拝室の密なる磁場をいかして、反省修法の実修を行いました。テーマは「少欲知足」。入会されたばかりの方もいらっしゃいましたが、終わった後で感想を聞くと、特に身近な人間関係についてそれぞれ大きな気づきが得られたようです。この世的な欲望をも発展の原動力となし、植民地を全世界に広げ、かつて一大帝国を築いた英国だからこそ、今、仏教的な精神が求められているのかもしれません。
海外で唯一、仏陀型のエル・カンターレ像をいただくロンドン支部の礼拝室では、毎月、一倉本部長の導師により「運命開拓祈願」「福徳増進祈願」「健康倍増祈願」、「強力・病気平癒祈願」が執り行われています。ロンドンにお越しになられる際には、ぜひ日程を合わせてご参加されてはいかがでしょうか。