防空識別圏
2013年11月25日(月)
加藤文康氏 ブログ転載
http://katofumiyasu.blog45.fc2.com/blog-entry-674.html
それにしても、何たる喧嘩腰の挑発でしょうか。
中国が、沖縄件・尖閣諸島を含む東シナ海に防空識別圏を設定してきた
今回の一件です。
岸田外相は24日、「抗議のレベルをさらに引き上げる」と述べましたが
、もはやそんなレベルではないでしょう。
これまで尖閣諸島近海へ領海侵犯を繰り返してきた中国船舶、実際は
軍艦レベルながら、一応は中国海警局所属の海洋調査船で、対峙する
日本側も海上保安庁と、それぞれワンクッション置いた対応でしたが、
今回の一件により、中国空軍と航空自衛隊との一触即発等、軍隊同士の
不測の事態がいつ起きてもおかしくない、非常に危険な状態になったといえます。
内政上の矛盾と、国民の不満が限界に達しつつある現在の中国。
軍部からさらなる圧力があったのか、
李克強首相との路線対立が激化しているのか、、
それともケネディ駐日大使の赴任で日米同盟がさらに強化されそうな
展開に焦ったのか、、、
いや、あくまでも既定路線たる日本への軍事侵攻の一環に過ぎないのか、、、、
習近平・中国共産党総書記の胸中は測りかねますが、
いずれにせよ今回の一件で、日中の軍事衝突、しかも近い将来の
衝突の可能性はさらに高まりました。
2009年の立党以来、幸福実現党が一貫して訴えてきた危機では
ありますが、私自身、何とも複雑なものも感じます。
戦争は好ましくないが、悪に屈するのはさらに好ましくありません。
今こそ、国家・国民としての決意と気概が試される秋といえましょう。
中国無人機
、