ずーみんのはがき絵七十二候②

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はがき絵いろはうた四周目(その2)

2024-06-02 09:24:00 | おえかきの森

 今までに描いたはがき絵をいろは歌に沿って紹介していくシリーズが四周目に突入です。現代仮名遣いにない「ゐ」と「ゑ」はとばします。「を」と「ん」で始まるはがき絵もありませんので、全部で四十四作品を紹介する予定です。

 四周目はお絵かきのチャットゲーム「あつまれ!おえかきの森」で「相方」なる人物と合作した投稿絵を中心に紹介していきます。いわゆる「はがき絵」として描いたものではありませんが、新たに解説文を付けて紹介していきますのでお付き合いください。

 四周目の第二回目は「に」「ほ」「へ」の三つです。

 

 

 

 

 

 

『に』・・・日光菩薩

 奈良時代に造られた塑像で、現在は東大寺ミュージアムでお目にかかることができます。日光菩薩と月光菩薩で対になって、薬師如来の両脇に立っておられるというのが一般的ですが、こちらは薬師如来ではなく不空羂索観音の脇侍として安置されていたそうです。このことからもこの像が日光菩薩像であるかどうかは疑わしく、「伝・日光菩薩像」と表記しておいたほうがよいかもしれません。

 「おえかきの森」で相方と合作した絵ですが、切り絵の作品を参考にして描いたのでモノクロ作品となっております。日光菩薩の種字である梵字を書き添えました。この字で「ア」と発音します。

 

 

 

 

 

 

 

『ほ』・・・ホットケーキ

 ふんわりと焼けたホットケーキを三段重ねて、バターをのせてメイプルシロップをかけた絵を描きました。

 私はホットケーキとパンケーキの違いについてよくわかっていませんが、どうもホットケーキという言葉は日本生まれで、海外では通じないようです。日本ではホットケーキといえば「甘いもの」という認識で、パンケーキには甘くない食事系のものもあるといった感じでしょうか。

 ホットケーキを冬の季語として載せている歳時記もあるようですが、私はあまり季節を感じません。一年を通して食べているのではないでしょうか。この先ホットケーキを季語として使った名句が出てくれば季語として定着していくことでしょう。

 

 

 

 

 

 

『へ』・・・ヘリコニア

 ショウガ目オウムバナ科オウムバナ属の1属約100種を園芸ではヘリコニアと呼びます。熱帯アメリカと南太平洋諸島に分布するとありました。見るからにトロピカルな感じを受ける花です。トリニダード・トバゴという国では国花なのだそうです。

 オウムバナ科は以前はバショウ科と呼んでいました。茎は葉鞘が包みあってできている偽茎で、バナナやストレリチアなどと同じ作りです。高さ50㎝ぐらいの小型種から6~7mにもなる大型種まであります。産地ではハチドリによって受粉する種が多いそうです。

 「独特な個性」「風変わりな人」といった花言葉があります。見た目からきているのでしょう。俳句の季語にはなっていないようです。

 

 

 ご覧いただきありがとうございます。「はがき絵いろはうた」四周目は「あつまれ!おえかきの森」というおえかきのチャットゲームで合作した絵をたくさん紹介していく予定です。今回紹介した3点もみな「おえかきの森」で生まれたものです。解説文を新たに加えてご覧いただいておりますので、四周目もぜひお付き合いくださいね。