ずーみんのはがき絵七十二候②

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

はがき絵いろはうた五周目(その3)

2024-09-22 23:04:15 | おえかきの森

 今までに描いたはがき絵をいろは歌に沿って紹介していくシリーズが五周目に突入です。現代仮名遣いにない「ゐ」と「ゑ」はとばします。「を」と「ん」で始まるはがき絵もありませんので、全部で四十四作品を紹介する予定です。

 五周目もお絵かきのチャットゲーム「あつまれ!おえかきの森」で「相方」なる人物と合作した投稿絵を中心に紹介していきます。いわゆる「はがき絵」として描いたものではありませんが、新たに解説文を付けて紹介していきますのでお付き合いください。

 それでは五周目の第三回目、「と」「ち」「り」の3つです。

 

 

 

『と』・・・とうきび

 トウモロコシの絵を描きました。北海道在住の相方は「とうきび」と呼ぶそうです。そういえば大阪府在住の私にも「なんば」という呼び方がありました。最近は「とうもろこし」と呼ぶことが多く、「なんば」という呼び方を忘れかけていました。地方によって呼び方が色々あるということは、それだけ親しまれている作物だということでしょう。品種改良によって糖度が20度超え、というニュースも耳にしました。かつては焼いて食べるしかなかったと思うのですが、現在では焼くより蒸したり、茹でたりして食べることが多いですね。レンジでチンするのがお手軽でおいしいです。食べて幸せな気分になることから、「幸」という字を書き添えてあります。

 真夏から収穫できるようですが、俳句では秋の季語に分類されています。

・唐黍を焼き公園の要所占む       後藤 比奈夫

・子を負ふて唐秬かぢる子守哉      正岡 子規 

・畑中に唐もろこしと案山子かな     山口 青邨

 

 

 

 

 

『ち』・・・チョコレート

 いろいろなチョコレートを描きました。描いていてとても楽しかったことを思い出します。どれも一口で食べられそうな大きさにそろえて描きました。確かバレンタインデーが近いからと、この絵を描いたのだと記憶しています。「想」という字を書いたところ、相方が手を加えて文字が光りだしました。

 「チョコレート」は俳句の季語ではありません。「バレンタインデー」は当然、春の季語なので、バレンタインデーを連想するしかない「義理チョコ」などは季語として扱ってもいいかもしれません。

・チョコレートとけて元日昏れてゐる       藤木 清子

・チヨコレートの売場広げて二月来る       中村 和子

・バレンタインチョコ持つ娘みな美しき      ずーみん

 

 

 

『り』・・・リコーダー

 リコーダーを描いて「奏」という字を書き添えてみました。

 木で作られる楽器(木管楽器)ですが、よくできたものから型をとり、樹脂製で大量生産できます。学童用などはそのようにして作るそうです。

 季語ではないので、他の季語と取り合わせて一句を成さねばなりません。

・つきみそうリコーダーならラの音だ      ひろしげ8さい

・夏の日にリコーダーふく「シー」の音     二井 あきな

・春の陽の窓からリコーダーのカノン      鳥

・リコーダー斉奏ぶれず梅雨に入る       SAZANAMI