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インターネットの粘着

2024-05-05 12:38:00 | インターネット関連

【粘着】 

 粘着とは、長期断続的に、特定の人物のネット活動に張り付いて、執拗に悪口などを書き込み続ける行為のことです。通常、ネットの炎上は、一過性のもので、短期間で収束します。その炎上が、長期に渡って続いたのが粘着です。謝罪をすれば、炎上が比較的短期間で収束する場合もあります。炎上した場合にとられる対応が、アカウントの削除や鍵をかけることなどです。発信の場を一旦閉じることで、問題が解決することもあります。無視をするのも、手段の一つです。ただし、批判に対して、まったく言及をしなければ、言いたい放題、言われる可能性もあります。そのため、無視した方が良いかは、状況次第です。また、反応した場合、不毛な言葉の応酬になるだけで、事態が悪化することもあります。 

 アンチの粘着は、しつこく陰湿です。その目的は、自分自身のストレス発散だったりします。そのため、解決は求めてないのかも知れません。アンチは、特定の対象者の発言や行動に対して、感情的で、根拠に乏しい誹謗中傷をし続けます。ネットで、アンチの攻撃が助長されるのは、匿名性が隠れ蓑になっているからです。

 【監視活動】 

 アンチは、粗探しをするため、対象者のネット活動を監視し続けています。批判内容は、どんな些細なことでも良いからです。アンチは「掲示板」「SNS」などあらゆる所に、悪意のある形で、文章やスクショなどを貼り付けます。彼らにとって、対象者は悪者と決まっているので、基本的に誰の説得にも耳を貸しません。なぜなら、アンチは、思い込みが強く、対象者がどんなことをしても、悪いように解釈するからです。ルール違反に当たらない些細なことでも、目ざとく見つけ、嫌がらせのために、執拗に責めてきます。

 【対抗手段】 

 対抗手段は「ブロック」や、運営への「削除依頼」などです。アンチは、よく複数アカウントを所持しています。ブロックされても、別のアカウントを使用するので、イタチごっこになるかもしれません。アンチは、たいてい自己中心的な人物です。不特定多数の人間が集まる公開の場で、場の空気を読まない言動を繰り返し、その場にいる他のユーザーをも不快にさせてしまいます。そうしたアンチに対しては、他のユーザーのためにも、ブロックなどの対応策をとることも必要かも知れません。ただし、逆上する場合もあるので、注意が必要です。一番良い対処法は、運営に通報することだとされています。運営が、アカウントの停止や削除などの対応をとってくれるからです。それでもしつこく粘着する場合は、警察に通報した方が良いかも知れません。度が過ぎる名誉毀損は、刑事事件になり、逮捕される可能性もあります。 

 【ストレス】

 全てのネットユーザーは、自分と他人の価値観は、違うものだということを念頭に置かなければなりません。自分のためにも、ネットにばかり没入して、実生活をおろそかにしない方が良いとされています。ネットとリアルの双方でストレスを貯めた状態では、怒りという感情に結びつきやすいものだからです。特に、相手の顔が見えないネット上では、冷静さを失いやすいとされています。自分がアンチにならないためにも、嫌いなコンテンツからは遠ざかり、見ないのも一つの手段です。