【社説①】:きょう本土復帰の日 沖縄の自治は神話なのか
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説①】:きょう本土復帰の日 沖縄の自治は神話なのか
沖縄県はきょう1972(昭和47)年5月15日の本土復帰から52年を迎えます。在日米軍専用施設の70%が今なお県内に残り、基地新設も強行されています。自衛隊増強も続きます。県民が望む「基地のない平和の島」はいつになったら実現するのでしょうか。
【社説①】:きょう本土復帰の日 沖縄の自治は神話なのか
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説①】:きょう本土復帰の日 沖縄の自治は神話なのか
沖縄県はきょう1972(昭和47)年5月15日の本土復帰から52年を迎えます。在日米軍専用施設の70%が今なお県内に残り、基地新設も強行されています。自衛隊増強も続きます。県民が望む「基地のない平和の島」はいつになったら実現するのでしょうか。
【自民党】:フリーなカネ「政策活動費」温存に一生懸命 独自の政治資金規正法改正案を提出 しっかり穴だらけ
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【自民党】:フリーなカネ「政策活動費」温存に一生懸命 独自の政治資金規正法改正案を提出 しっかり穴だらけ
自民党は17日、派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けた政治資金規正法改正案を衆院に単独で提出した。焦点の一つである政策活動費の使途公開は項目単位にとどまるなど、支出の実態が見えない「ブラックボックス」は相変わらず。連立与党の公明党ですら共同提出を拒む異例の状況で、野党は「検討対象にも値しない」と一斉に批判。衆院の政治改革特別委員会で22日に審議入りするが、自民と他党の隔たりは大きく、協議の難航は避けられそうにない。(井上峻輔)
政治資金規正法 1948年施行。民主政治の発達を目的に、政治家や政党の政治資金の収支公開や寄付などについて定める。収支報告書は政党や政党支部、政治家の資金管理団体、派閥や後援会などの政治団体が作成し、毎年公表する。リクルート事件(1988年発覚)を受けた1994年の改正で、政治家個人に対する企業・団体献金は禁じられたが、政党や、政治家が代表を務める支部は対象外とされ、抜け穴として残った。パーティー券の購入は寄付には当たらず、1回150万円まで可能。20万円を超える購入者の名前は公表される。
元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 政治 【政局・自民党・派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けた政治資金規正法改正案を衆院に単独で提出した】 2024年05月18日 06:00:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
【自民党】:「役職停止処分」の萩生田光一氏が「都連会長」に再任へ その理由は「党本部と支部は違う」
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【自民党】:「役職停止処分」の萩生田光一氏が「都連会長」に再任へ その理由は「党本部と支部は違う」
自民党東京都連は15日、役員選考委員会を党本部で開き、会長の萩生田光一衆院議員、総務会長の井上信治衆院議員ら執行部のメンバーを再任する方針を決めた。昨年12月に2年の任期を迎えていたが、裏金事件を巡る混乱を受けて改選を先送りにしていた。
元稿:東京新聞社 主要ニュース 政治 【政局・自民党東京都連は15日、役員選考委員会を党本部で開き、会長の萩生田光一衆院議員、総務会長の井上信治衆院議員ら執行部のメンバーを再任する方針を決めた】 2024年05月15日 18:29:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
【国会】:政治改革の本気度は?「与党案は抜け穴だらけ、裏金つくり放題」 参院で特別委初開催も野党、識者から批判集中
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【国会】:政治改革の本気度は?「与党案は抜け穴だらけ、裏金つくり放題」 参院で特別委初開催も野党、識者から批判集中
自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けた参院の政治改革特別委員会が10日、初めて開かれた。自民、公明両党が9日に取りまとめた政治資金規正法改正の与党案に対し、野党各党から「中途半端」「改革とはほど遠い」と批判が集中。いわゆる「連座制」の導入や政策活動費の見直し、企業・団体献金の禁止などに関し、対応が不十分な与党案と、政治資金の透明化を求める野党各党案の具体的な違いはどこにあるのか。(井上峻輔、大野暢子)
元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 政治 【政局・国会・自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けた参院の政治改革特別委員会】 2024年05月11日 06:00:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
【東京地裁】:裏金づくり13億円超「発覚しないので続けた」と検察 安倍派会計責任者の初公判で見えた実態解明への不安
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【東京地裁】:裏金づくり13億円超「発覚しないので続けた」と検察 安倍派会計責任者の初公判で見えた実態解明への不安
元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 政治 【政局・東京地裁・安倍派が続けてきた裏金づくりに政治家はどう関与したのか—。東京地裁で10日開かれた同派会計責任者の初公判】 2024年05月11日 06:00:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
【経済同友会】:政治への企業献金「透明化しないなら禁止を」と 政治不信の解消に向けた改革案を提言
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【経済同友会】:政治への企業献金「透明化しないなら禁止を」と 政治不信の解消に向けた改革案を提言
経済同友会は10日、政治への信頼がこれまでにないほど失われているとして「政治不信解消に向けた政治改革」と題する提言を発表した。焦点となっている企業・団体献金については、政治家側が資金の使途などを透明化しなければ献金を禁止すべきだと指摘した。
【ドキュメント】:検察の冒頭陳述に安倍派幹部の名前なし 自民党裏金事件で会計責任者の初公判
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【ドキュメント】:検察の冒頭陳述に安倍派幹部の名前なし 自民党裏金事件で会計責任者の初公判
自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件で、安倍派(清和政策研究会)の政治資金収支報告書にパーティー券収入のノルマ超過分に関する収支を記載しなかったとして、政治資金規正法違反(虚偽記入)の罪に問われた安倍派事務局長で会計責任者の松本淳一郎被告(76)の初公判が10日、東京地裁(細谷泰暢裁判長)で開かれた。
■自民党安倍派の政治資金パーティー裏金事件 派閥パーティー券の販売ノルマを超えた売り上げを政治資金収支報告書に記載せず、議員側に還流(キックバック)してきた。松本淳一郎被告は2018年から2022年までの派閥の収入や支出について、本来の額より計約13億5000万円少なく収支報告書に記入して提出したとされる。派閥会長だった安倍晋三元首相が2022年4月に派閥幹部会合で還流の中止を指示したが、7月の安倍氏の死去後、8月の幹部会合で還流の再開が決まったとされる。
【疑念】:「政治とカネ」の抜け穴をふさげそうにない自民案 温存?禁止?政治家の特権「政策活動費」どうする
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【疑念】:「政治とカネ」の抜け穴をふさげそうにない自民案 温存?禁止?政治家の特権「政策活動費」どうする
【衆院・政倫審】:自民の裏金議員44人、出席するつもりはあるか? 再び開催へ 補選で野党議席が増え実現
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【衆院・政倫審】:自民の裏金議員44人、出席するつもりはあるか? 再び開催へ 補選で野党議席が増え実現
【視点】:首相が向き合う政治改革 誠実なサプライズが必要だ 政治部・清水俊介
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【視点】:首相が向き合う政治改革 誠実なサプライズが必要だ 政治部・清水俊介
「期待値を超えよ」
衆院政治倫理審査会の冒頭、自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件について陳謝する岸田文雄首相=国会で(代表撮影)
【ジャーナリスト・高橋浩祐さん】:上脇博之教授を「野党は国会に送り込むべき」自民裏金事件を告発し続ける執念伝えた記事紹介
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【ジャーナリスト・高橋浩祐さん】:上脇博之教授を「野党は国会に送り込むべき」自民裏金事件を告発し続ける執念伝えた記事紹介
米外交・安全保障専門オンライン誌「ディプロマット」東京特派員でジャーナリストの高橋浩祐さんが11日、自身のX(旧ツイッター)を更新。自民党派閥の”裏金”事件で刑事告発を続ける神戸学院大の上脇博之教授について「野党は上脇博之教授のような方を比例代表のトップに置いて、国会に送り込むべきだ。権力チェックで八面六臂の活躍をしてくれそう」などと私見を述べた。 <button class="sc-jySBnz dfaIcR" data-cl-params="_cl_vmodule:detail;_cl_link:zoom;" data-cl_cl_index="26"></button><button class="sc-jySBnz dfaIcR" data-cl-params="_cl_vmodule:detail;_cl_link:zoom;" data-cl_cl_index="26"></button>
(中日スポーツ)
高橋さんは、この日、全国の52新聞社と共同通信のニュースを束ねたサイト「47NEWS(よんななニュース)」が配信した「政界を揺るがした捜査のきっかけは、1人の『教授』の執念だった 自民党の派閥裏金事件 『政治とカネ』告発し続ける原点に特攻隊員の悲劇」の記事を添付。
記事の中では、これまで四半世紀にわたり政治とカネの問題を告発し続けた上脇教授が、昨年10月に自民党派閥の政治資金報告書問題を報じた「しんぶん赤旗」記者からコメントを求められたことが、今回の問題追及のきっかけになったことなど、教授を突き動かす原動力が紹介されている。
元稿:中日スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・自民党派閥の”裏金”事件で刑事告発を続ける神戸学院大の上脇博之教授について】 2024年02月11日 22:16:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
【疑惑】:「教授」の執念だった 自民党の派閥裏金事件 「政治とカネ」告発し続ける原点に特攻隊員の悲劇
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【疑惑】:「教授」の執念だった 自民党の派閥裏金事件 「政治とカネ」告発し続ける原点に特攻隊員の悲劇
神戸市中央区の人工島ポートアイランド。その一角に、神戸学院大のキャンパスがある。昨年12月中旬、頭にバンダナを巻いた上脇博之教授が柔らかい笑顔で出迎えてくれた。バンダナ姿は学生時代から変わらないという。
この人が、東京地検特捜部がメスを入れた自民党派閥裏金事件のきっかけになったとは、すぐに結びつかない。事件は安倍派や二階派への家宅捜索、現職国会議員の逮捕・起訴にまで発展した。昨年末から政界を大きく揺るがし、いまだに派閥の解消を巡る議論が続いている。
家宅捜索のため自民党安倍派(清和政策研究会)の事務所に向かう東京地検特捜部の係官ら=2023年12月、東京都千代田区
第三者である上脇さんが刑事告発をするのは、これが初めてではない。およそ四半世紀もの間、「政治とカネ」について告発し続けてきた。口で言うのは簡単だが、実際は膨大な資料を読み込み、分析して疑惑を見つけ出すという地道な作業の繰り返し。大学での講義や自身の研究で多忙であるにもかかわらず、この作業を長年続けてきた。上脇さんを突き動かす原動力は何なのか。(共同通信=力丸将之)
▽記者の資料に「直感が働いた」
一連の裏金疑惑のはじまりは昨年10月、「しんぶん赤旗」が自民党派閥の政治資金収支報告書の問題を報じたことだった。上脇さんは赤旗の記者からコメントを求められた際、収支報告書などの資料を見せられた。
政治資金規正法は、パーティー券を1回で20万円を超えて購入した企業や個人の報告書記載を義務づけている。だが見せられた報告書は不自然だった。派閥名の後に議員名を括弧書きしたものがある。
収支報告書を長年、見てきた上脇さんは直感的に思った。
「事務上のミスはあり得ない」
この記載の意図は、どの議員がパーティー券を売りさばいたかを明確にすることだと考えた。そこで各議員が管理する政治団体の収支報告書を見ると、パーティー券の購入額をまとめて一括して記載している団体もあれば、何回にも分けて記載している団体もある。後者は、20万円を超えないように分けて記載することで、購入者や購入企業名を出さないようにしているのではないか。不適切な会計処理をしている可能性がある。上脇さんは考えた末、こんな結論を導いた。
「組織的に悪質なことをしているとしか思えない」
そこから、気の遠くなるような作業を開始した。
パーティー券を買った団体や個人の過去の支出記載と、派閥の収入明細とを一つ一つ突き合わせていく。その結果、収支報告書への不記載が主要5派閥で計4千万円超(2022年11月時点)に上った。
ただ、民間人である上脇さんにこれを、「裏金」と断定できる根拠はない。そこで東京地検に「ぜひ捜査してほしい」という趣旨の文言を添え、政治資金規正法違反(虚偽記入)容疑で刑事告発した。この問題に関する告発は2022年11月~2023年1月で6件。
その後も関連する告発を続けた結果、東京地検特捜部がついに動いた。今年1月、池田佳隆衆院議員と政策秘書を逮捕したのを皮切りに、議員やその秘書、派閥関係者の計10人が起訴された。(1月26日時点)
▽焼きそば屋で哲学議論の学生時代
上脇さんは1958年に鹿児島県で生まれた。高校卒業後、浪人生活を経て関西大学へ入学。「酒と麻雀に明け暮れた」という。法学部なのに、のめり込んだのは哲学。哲学の講義が終わると、教授のもとへ通い「聞くのも恥ずかしいような素朴な疑問をぶつけた」。熱意が伝わったのだろうか、大学近くの焼きそば屋で教授と議論を交わすようになった。「ぜいたくな時間だった」
学部では法哲学を専攻。専門書で法解釈を巡る複数の学説に触れると、どれが正しいか悩んだ。周囲には司法試験に向け勉強中の同輩がいる。意見を求めると「暗記すればいい」と返された。神戸大学大学院に進み、憲法を学んだ。
1994年、現在の北九州市立大学に講師で採用された。この年は、ちょうど政治改革関連法案が成立した年。翌年に政党交付金制度が始まった。
政党交付金は、各政党に対し、所属する国会議員数や得票数などに応じて交付金を与える制度。原資は国民の税金だ。政党の条件は「5人以上の国会議員が所属する」か「直近の国政選挙での得票率が全体の2%以上」。1月1日時点で政党の要件を満たしていれば交付される。
この制度は当時まだ新しく、研究成果や蓄積はない。上脇さんは興味を持ち、政党や関係者にアンケート調査などをしていた。そこへ転機が訪れる。新進党(当時)が解散し、6つの政党に分裂した。1997年末のことだ。これが最初の刑事告発につながる。
上脇さんは、分裂した6党にもアンケートを送った。ところが、回答を見ていると結党日がなぜか空欄になっている。各党に電話で確認したところ、結党日は1998年に入った後と判明する。上脇さんは驚いた。98年1月1日の時点で政党になっていないにもかかわらず、政党交付金を受け取っているためだ。
刑事告発しようと思い立った。ただ、告発文を書いたことはない。有志の弁護士が以前に書いた告発文を見よう見まねで学んで書き上げた。「哲学者こそ行動することが大事。理論が現実的なものか確かめる必要がある」
2000年2月、仲間の法学者とともに、政党助成法違反の疑いで6党の党首を東京地検に刑事告発。この時は結局、不起訴処分となるものの、社会的には大きな注目を集めた。
報道を目にした阪口徳雄弁護士から連絡があった。阪口弁護士は株主代表訴訟などに取り組む社会派の弁護士として知られていた。この出会いをきっかけに、「政治とカネ」を巡る上脇さんの活動は加速する。
「阪口弁護士の人脈なしには私の今の運動はなかった」
告発を続ける上脇さんの支えとなったがオンブズマンだ。2002年に「政治資金オンブズマン」の共同代表に就いたが、ここで痛感したのが、政治資金収支報告書の「入手の難しさ」だった。
国会議員は、総務省や都道府県の選挙管理委員会に毎年の収支報告書を提出している。現在はインターネット上でほぼ全て公表されているが、以前は「紙」の状態が大半。さらに、収支報告書の保存年限は3年と規定され、時機を逸すると入手できなくなることもあった。
解決策として2016年、「政治資金センター」を設立し、国会議員の収支報告書を収集、ネットで公表する事業を始めた。これまでを振り返り「オンブズマンの人たちがいてこそ」と感謝する。
▽“打率は1割”、でも諦めたら…
仲間の支えを受け、刑事告発は続いた。
例えば、西松建設の違法献金事件で、当時経済産業相だった二階俊博氏の元政策秘書が企業献金を個人献金に偽装した問題、そして安倍晋三元首相の元公設第1秘書が「桜を見る会」前日の夕食会の費用を補填した問題も上脇さんが手がけている。
ただ、検察はいずれも「略式起訴」で処理したため、公開の法廷で事件の全容が明らかにされることはなかった。政治資金を巡る問題の大半は「会計責任者を人身御供に差し出しただけ」で終わる。
薗浦健太郎元衆院議員の資金管理団体が政治資金パーティーの収入約4900万円を記載していなかった問題も、略式起訴で罰金刑に終わった。
上脇さんによると、刑事告発して略式も含めて「起訴」までもっていける“打率”は1割いかない程度。それでも「諦めたらそこで止まってしまう。そのときのベストを尽くす」。
▽検察の捜査は「甘い」
今回の自民党派閥の裏金事件について、上脇さんは告発した案件を「氷山の一角」と捉えている。なぜなら、パーティー券を購入した個人や団体には報告義務がない上、「時効」で責任を問えない部分もあり、全て精査しきれないからだ。
検察の姿勢にも不満を感じている。
「甘い。数百万円の領収書を切っていて不記載はあり得ない。報告書の金額の数字の桁が違うのに、報告書の修正で済ませたり、不起訴処分になるのはおかしい」
上脇さんが過去に招かれた講演会では、参加者が一人100円ずつ出し合って謝礼を捻出しくれた。社会のために身銭を切る市民活動の懐事情を肌で感じているだけに、数百万円程度では動かない検察に、世間との乖離を感じざるを得ないという。
不満は政治資金規正法のぬるさに甘えた政治家たちにも向かう。
「金の流れの透明化と言う前に(違法行為の)チェックができないなら禁止すべきだ」。再発防止のためには①政治資金パーティーを禁止する②企業や個人の支出報告全てを義務化する③政党交付金も廃止する―ことが必要という。
▽「しんどい」けど続ける、原点に特攻隊員だった叔父
今年66歳になる上脇さんに、安息の日々が訪れる気配はしばらくなさそうだ。学生数百人の期末試験の採点、記者会見、さらなる刑事告発…この2年は正月返上で告発状を書き続けた。目の病気を抱えながらも、収支報告書とにらめっこを続けている。「正直、しんどい」と記者にぼやく。
そこまでして告発を続ける原点には、親族が体験した「戦争の記憶」があるという。教授の叔父(父の弟)は第二次世界大戦中に特攻隊員に志願。出撃したが、機体の不具合か何かの理由で不時着し、生還した。叔父は、隊内で悲惨な事例をたびたび目撃していた。
たとえば、出撃した隊員が怖くなり、帰還した際に「機体に不具合があった」と整備兵に告げると、逆上した整備兵が隊員を日本刀で斬り殺した上、自ら特攻機に乗り込んで出撃。戦死した。そんな話を兄である上脇さんの父に語っていたという。
そうした話は上脇さんが成人し、父と酒を酌み交わすようになってから知った。二度と戦争を起こさない国にするにはどうすれば良いか。政権をしっかり監視し、暴走を防がなくてはいけない。それには、議会制民主主義を実現し、政策選挙で選ばれる議員を増やし「国会に緊張感を与えなくてはいけない」。
政治とカネを巡る告発はその一環だ。「汚職や不正を働く議員が次の選挙で当選することがないような仕組みがなくてはいけない。その仕組みが軌道に乗るまでの辛抱だ」。自分にそう言い聞かせ、「疑惑」のタネを探し続ける。
元稿:一般社団法人共同通信社 47NEWS 政治 【政局・東京地検特捜部がメスを入れた自民党派閥裏金事件】 2024年02月11日 11:00:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
【政治とカネ 自民党派閥裏金事件】:⑦「政治に金がかかる、はウソや」 泉房穂氏が自民の裏金問題で指摘する「三つのポイント」
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政治とカネ 自民党派閥裏金事件】:⑦「政治に金がかかる、はウソや」 泉房穂氏が自民の裏金問題で指摘する「三つのポイント」
◆<政治とカネ 自民党派閥裏金事件>⑦
自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件は、東京地検特捜部の捜査が大きな区切りを迎えた。兵庫県明石市の前市長で弁護士の泉房穂さん(60)は「検察はまだ捜査を続けるべきだ」と語る。自民党の政治刷新本部の議論には「期待できるわけがない」と疑問を投げかける。
■泉房穂(いずみ・ふさほ) 1963年、兵庫県明石市生まれ。東大教育学部卒業後、NHKディレクターなどを経て司法試験に合格して弁護士に。2003年、衆院選に民主党公認で兵庫2区から出馬し比例近畿ブロックで初当選。11年に明石市長、3期12年務めた。社会福祉士。
【政治とカネ 自民党派閥裏金事件】:⑥自民裏金事件で未解決の「税の問題」とは 野口悠紀雄・一橋大名誉教授がスッキリ解説「1円だってダメ」
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政治とカネ 自民党派閥裏金事件】:⑥自民裏金事件で未解決の「税の問題」とは 野口悠紀雄・一橋大名誉教授がスッキリ解説「1円だってダメ」
◆<政治とカネ 自民党派閥裏金事件>⑥
自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件は、「安倍派5人組」をはじめ、ほとんどの議員が刑事処分を免れた。だが、経済学者の野口悠紀雄・一橋大名誉教授(83)は「税の問題」が解決されていないと指摘する。
元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社会 【疑惑・政治とカネ 自民党派閥裏金事件】 2024年01月27日 06:00:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
【政治とカネ 自民党派閥裏金事件】:⑤森友、桜…疑惑を逃げ切ってきた「最大派閥のおごり」が見えた 裏金発覚前後の安倍派を取材した森功氏が語る
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政治とカネ 自民党派閥裏金事件】:⑤森友、桜…疑惑を逃げ切ってきた「最大派閥のおごり」が見えた 裏金発覚前後の安倍派を取材した森功氏が語る
◆<政治とカネ 自民党派閥裏金事件>⑤
自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件の中心には安倍派(清和政策研究会)がいた。事件が明るみに出る前に、派閥の内情を取材していたノンフィクション作家の森功さん(62)は「最大派閥のおごり」が問題を軽視させたとみる。
■森功(もり・いさお) 1961年、福岡県生まれ。ノンフィクション作家。2018年に「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」で大宅壮一メモリアル日本ノンフィクション大賞を受賞。同書を含む著書で「政治とカネ」問題に迫ってきた。
元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社会 【疑惑・政治とカネ 自民党派閥裏金事件】 2024年01月25日 06:00:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。