何かと重苦しいことが続いていて、ストレスが激しかった。気分転換をすることが必要だと思いつつも、生来の不器用さから、抜け出せないでもがいていた・・。
今日は朝一番行きつけの美容院に電話を入れると、ちょっとした躊躇の後に「予約の方が遅れているので、いいですよ。どうぞ。」と割り込ませて下さった。
でも、洗髪の後どんどん混んでくるので申し訳なくなってきて、
「私は急がないので、後に回して下さっても良いですよ。」と申し出ると、では・・ということで少々待たされることになった。
結局三時間ほどかかって、三人の老女の賑やかなおしゃべりを聞くことになってしまった。初めは、そうでなくても疲れているのに、うるさいなぁ・・なんて、イライラしてしまったけれど・・だんだんその話題に聞き入ってしまった。
週刊誌を読みながら聞いている程度だったけれど、私の知らない世界の話しだったので、「ふーん、みんなそうなのか・・」ってそんな発見。
何しろ私はほどんど一人で閉じこもっているから・・。
初めはお墓の話し。
「親戚の人たちがみんな町に出て行って、誰も墓の世話をしなくなった。だから草引きにしてもとても大変なのに、墓参りに帰って来た人たちはお礼も言わない・・。」
なるほど・・
「なんとか学会の人は、墓参りに行かない。あれは死んだ人が可哀想、あんなことをしていたらろくな事にならない。」「いえいえ、あの人は学会の集まりには来ていないよ。ちゃんとした組織に加わって居ないから駄目なんだよ。いい加減なことをしているのよ。」「あそこの家もろくなこと無いよ。」
組織に加わって居ないと駄目なのか・・何処かの話しと似ているなぁ・・。
病気の話し
「○○さんは大変やで・・」「病院を出されて、両足が不自由なのに家に連れて帰る嫁さんも大変や」「あそこの家の前の石段はどうやったんやろう・・」「あの、病院は止めた方がええでひどい病院や。私も酷い目に合ったよ。もの凄う、えこひいきするから・・。」「そら酷いなぁ」「でも、今、町立の○○園にはいるには、何年も待たされるって言っていたよ。」「そら、今から予約しておかんと・・」
カラオケの話し
「カラオケ大会が楽しみだね。」「沢山の人に歌ってもらうために二番までだって・・。」「二番までだったらせっかく調子が出てきた所で終わりだね。」「でも、沢山の人の歌が聴けるからね。」「そらまあね、下手な歌を長々聞かされるのは嫌でしょうよ。」「別そんなことは言ってないよ、ただ沢山の人の歌が聞けるって言っているだけよ。」
グランドゴルフの話し
「この間のグランドゴルフご苦労さん」「私はぜんぜん、あかんかった、うちの在所は後ろから数えた方が早い。」「練習の時はホールワン(ホールインワンのこと?)出すのになあ・・」「どんな時もあるよ」「○○さんは上手やなぁ・・」「ああ、あの人は昔ソフトボールとかしてたから・・」「私もしていたけれど・・」
なんとまあ、元気やなぁ。趣味が多いなぁ・・これが今時の山間部の老女の日常なのか・・って、そうしたらおしゃべりには参加していなかったけれど、まあ、私には参加して話すことが何も無いんだけれど・・、唯一の共通点同年代の元気が少し移ったのか、自分の頭を仕上げてもらう頃には、心も頭のようにすっきりとしていた。気分転換になったのかなぁ・・。
家に帰ると、息子と主人が昼食の準備をしていてくれた。美容院が混んでいて良かった!コンビニで買ってきたものばかりだけれど、ずっと食事の準備に追われていた身には新鮮で、息子の作ってくれたカップラーメンは美味しかった。主人の買ってくれた赤飯のおにぎりは美味しかった。
あ~ぁ、調子に乗って食べ過ぎてしまった・・。
写真はアオノリュウゼツラン60年?に一回の開花だそうです。
花が咲くと枯れるそうです。
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