息子の家族が、お盆の休みを一週間先取りして帰って来てくれた。毎年のことだけれど、彼らは帰省ラッシュと重ならないように、時期をずらして休暇を取って帰る。そうでないと、小さな子供を連れての長旅は辛いだろう・・。
二人の孫は、一年毎にまるで違う子供かと思うほどに変わっている。成長とは変化なんだと思った。
昨年のさくらは、農家の嫁候補といわれるほどに、畑や山河をじいちゃんと飛び回っていた。今年も・・と手ぐすね引いて待ち構えていたじいちゃんは、見事に肩すかしを食わされた。
着くなり叔父ちゃんの立体パズルを見つけて、解体したり組み立てたり、夢中になって自分の世界に籠もってしまった。
あかりは、すっかりおしゃまになってその仕草すべてが、嫁さん曰く「色っぽい」・・
小さな手で頬杖をつくしぐさも、足をくねらせるしぐさも、おんな特有の鋭い言葉にも、我が家では嘗て見たこともない魅力的な女性。
私は「そうなんだ・・女は生まれたときから女なのか・・」なんて、この年になって初めて知った。
年に一度、家族が集まってわいわいと暮らすことはとても新鮮であり、若い嫁さんと何気ないおしゃべりをすることは嬉しい。ほとんど関西の乗りで冗談ばかり言っているけれど、互いに払われている犠牲は知っている。
彼らが帰ったあと、部屋には沢山のお小遣いとさくらの手紙が隠すように残されていた。
嫁さんはひとつ一つに「おかあちゃん、ありがとう」と言ってくれる。彼らはいっぱい手伝ってくれる、帰る日もぎりぎりまで布団をどうするかと聞いてくれた。
けれど、私は帰り際に、「帰ってくれてありがとう」と言ったくらいかなぁ・・。でも、心の中ではいっぱい感謝している。
孫たちは来年はどんな変化をしているのだろう・・。また、息子達にも人生の厚みを感じさせる変化を見ることができて、私にはすべてがイエスさまへの感謝となる。
成長するものには期待がある。成長するものは、その意外性がとても面白い。これも距離をおいているから、鮮やかに見える部分なのかもしれないけれど・・。
昨年車を買い換えて、「この車に乗るようになって、エコな走りをするようになって良かった。」と、帰り際に嫁さんが言っていた。そう、息子は結構飛ばしていつも嫁さんは心配をしていたから・・。
燃費もずいぶん違うというが、安全運転をするようになったことがなによりも良かった。エコにはこんな効果もあるのだ・・。
出発前に恒例の集合写真を、わいわいと大騒ぎしながら撮って、さくらは車の奥の座席でいつまでも手を振って、あかりはおしゃまにふざけて「バイバ~イ」と言い、嫁さんの細い手が何時までも揺れつつ車は出発して行った。
わがたましいよ。主をほめたたえよ。私のうちにあるすべてのものよ。聖なる御名をほめたたえよ。
わがたましいよ。主をほめたたえよ。主の良くしてくださったことを何一つ忘れるな。(詩篇103:1~2)
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