昔から作っていた近くのお店のご主人が亡くなられて、初めてのお店には行きたくない・・・と今日までぐずぐずしていたのだった。でも、もう逃げていられない。どうしても作らなければならなくなった。
祈りつつ、ちょっと躊躇しつつ、息子がメガネを作ったデパートに行くことにした。一緒について行ったときの対応が良かった記憶があってそれは安心だけど、けっこう高くついたことが心配でもあった。なにしろ私は遠近両用なので、息子よりもっと高くつく覚悟が必要だった。
出かけるにもメガネ無しでは動けないので、セロテープで応急修理をして格好をかまわず掛けて行くしかない。情けない気持ちとあきらめの気持ち。それに腰が痛くて昨夜から体調最悪。本当は何にもしたくない。それでも、薬を飲んで駅まで行くとそれなりにシャンとしてきてデパートに着くことができた。
覚悟を決めて、私には大金をキャッシュコーナーで引き出して、ゆっくりとメガネ売り場に向かう。私は人と交渉することがとても苦手だけれど、お祈りしているのだから安心してと自分を励ましつつ近づく。
「遠近両用のメガネを作りたいのですが、幾らぐらいで出来ますか。」
「もっと大きな枠が欲しいのです。とにかく読書に適した実用的な物が欲しいのです。」「こんなに高価な枠はいらないのですが・・・」と、こちらの希望を並べてみる。
「今は、以前のような大きな枠は無いのです。」と言う店員さんのお話も聞く。
相手をしてくださった中年の男性の店員さんは、ちょっと思案しておられたけれど1個の枠を出してきてくださって「これならどうでしょうか。大きい方ですが・・」と勧めてくださった。他の店員さんもいくつかの品物を持ってきてくださったけれど、係りの方が「これが良いですよ。」と言われて、レンズを付けた金額を計算して見せてくださった。そして、本来の金額も計算機の中で数字を見せて「ずいぶんお安くなっています。」
確かに、私の予算から比べても・・・。それにレンズは良い物だったので「ありがとう。これにします。」と買うことに決めた。目の検査も親切丁寧で納得できるまでゆっくり合わせてくだっさた。祈っていたから素直に要求を話すこともできて、信じて任せることができたのだと思うと、先ほどまでの緊張が解けていった。一番嬉しいことはちゃんと心が通じたこと。
私は何をするにもイエス様!だって本当に自信がないから・・・。でも、主を頼りにして後悔したことは一度もない。メガネが出来上がるのは一週間後。それまでは、ガタガタのセロテープメガネ。何処にも出かけられないよ~。
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