AORな日々をあなたに

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ささやく夜/カーラ・ボノフ(79)

2008-02-02 23:49:20 | CD紹介
  1. Trouble Again(涙に染めて)
  2. Restless Night(ささやく夜)
  3. The Letter
  4. When You Walk in the Room(眩しいひと)
  5. Only a Fool(ただひとり想い)
  6. Baby Don't Go
  7. Never Stop Her Heart(静かに燃えて)
  8. Loving You
  9. The Water is Wide(悲しみの水辺)

 彼女の代表曲である「1.涙に染めて」。カラッとした演奏と明るい曲調が大好きで、今まで何回繰り返して聴いたか分からないほどのフェバリットソングです 。特にラス・カンケルのドラムが快調に響いてますね。彼女が世に出るキッカケになったリンダ・ロンシュタット姉御もアルバム「クライ・ライク・ア・レインストーム」で歌っていますが、カーラの方が断然イイです。

 一転してシットリ系のバラード「2.ささやく夜」。本来彼女の声にはバラードが向いているのでしょう。このアルバムにもいい感じのバラードがたくさんありますが、その中でも一番の代表ソングでしょうか。切ない夜を過ごす女性の心境を切々と歌い上げています。やわらかいギターはダニー・コーチマー。そしてバックコーラスをドン・ヘンリーとJ.D.サウザーが務めてます!

 再びカリフォルニアのカラッとした天気を思わせるポップソング「4.眩しいひと」も好感度が高い曲です。

 「5.ただひとり想い」はアコースティック・ギターを前面に出したバラードですが、カーラ自身もギターを弾いています。失恋ソングの名曲でしょう。

 ケニー・エドワーズとアンドリュー・ゴールド(69年に彼女とブリンドルというグループを結成したメンバー、ケニー・エドワーズは当アルバムのプロデューサーでもある)のコーラスが素晴らしい軽快ソング「6.Baby Don't Go」もウエスト・コーストサウンドの見本のような曲で、好きですねー

 ミディアムテンポの「7.静かに燃えて」でも力強いアコギを彼女が弾いいています。ちなみにこの曲を含め4曲でリック・マロッタがドラムを叩いており、ここではスティーブ・フォアマンの乾いたパーカッションも聴けます。

 最後を締めるのは、アメリカの古歌である「9.悲しみの水辺」。おなじみの美しいメロディーをキレ-に歌い上げます。アコギを奏でるのは彼女とジェイムス・テイラー!アコーデオンの間奏もいい感じ!とにかく何も言わずに聴いてください、って感じ。実はバック・コーラスをジェイムスとJ.D.サウザーがやってるんです!!これも聴きものですねえ。

 バックを固めるメンバーからも、まさにウエストコースサーキットの申し子みたいなアルバムではあり、乾いたポップソング(1、4、6)にイイ曲が揃っていますが、本来の彼女の清楚で気品ある声質を生かしたバラードが出色です。よくリンダ・ロンシュタットの陽に対して陰のイメージで語られる彼女ですが、まさにシットリした大人のシンガーソングライダーと言う言葉がピタリと当てはまる人でしょう。アルバム「ニュー・ワールド」もなかなかいい出来ですよ。

 

 



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
いいアルバムですね (240)
2008-02-04 05:37:23
おはようございます。
これは私も大好きです。
カーラのアルバムはどれもいいですね。
このアルバムですと意外と(おススメマークのない)③も好きですよ。
240さんお久しぶりです! (ohiro)
2008-02-09 21:51:49
コメントとTBありがとうございました!
実はアルバムとして聴いたのはつい最近ですが、素晴らしさに脱帽でした。早速1stアルバムも買ってきました。聴くのが楽しみです!

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