天瀬ひみかのブログ 『不思議の国のAmase』 AMaSe IN WONDeRLaND

僕たちの旅、ここではないどこか、幸福な場所へ。

MI.K.AL 「神に似た者」は誰か?

2013-11-23 13:58:51 | 日記

最初の人間であるアダムは、神が「粘度から取り上げた少量の泥」(アファル・ミン・ハ・アダマ」)をこねて作った存在です。つまり、神の息(ルーア)を吹き込まれる前の人間は、ただの「土くれ」であって、ちっぽけな「塵の一粒」のように非力な存在に過ぎない。しかし、その非力な者でさえ、神からの息を吹き込まれるなら、その者は光輝く神の御使い(天使)の如き存在になるのです。しかし、ここで人間には謙虚さが求められます。悪魔ルシファーはその傲慢さによって神に反逆し、天における最高位の御使いの一人であった嘗ての自分の栄光と地位を失いました。聖霊はその純粋さゆえに汚れた者の内に臨在することは出来ないので、ある人が神の御前に十分に謙虚でないと分かれば、聖霊はその人の元からは離れて行ってしまうです。なので、人はいつも自分のちっぽけさを忘れず、日々自分を生かして下さる神の偉大な愛と力を常に覚えて、これに従う気持ちを心に持ち続けることが何より大事です。「知恵の初めは神への恐れなり」と『箴言』に書かれている通り、天上の神に対する素直な畏怖こそは、人間が地上世界に生み出した如何なる叡智にも勝るのです。この神に対すると畏怖と敬愛の念を持つことによって、人は初めて「神に似た者」、すなわち、最高の天使の姿を意味するカボード(神の栄光。神が与えた重責を担う者。天地を繋ぐ聖四文字によって表される神的な動物人間[Ani-man]の姿)に近づくことが出来るのです。


ちなみに、ヘブライ語のゲマトリア(数価計算)で、ミカエル[MIKAL]の名前の数を求めると101になります。アカシックレコードを構成する〈数=言語〉の解読システムであるコードロジーでこの数の意味を調べると、それは以下のようになっていることが分かります。



ソーラーコードNo.101「有名人を冷やかしている道化師(風刺役者)」

♢シンボルの意味:上昇意欲。サクセスへの挑戦。成功したり有名になったりする可能性があるが、魔の介入によって運命が狂い一気に暗転する場合があるので用心すること。(女性の場合)夫やパートナーの仕事の発展や、地位の上昇。



このコードフレーズにある「道化師(風刺役者)」という存在原型は、悪魔ルシファーが持っている「正しいものに対する批判的、懐疑的、冷笑的、嘲笑的な態度」が人間の姿を通して具現化した状態を表しています。この場合、ルシファーのあざけりの対象となっている神はこのコードの中では「有名人」という言葉で表現されています。