伊勢ー白山 道

集団では無く、社会の中で心身の健康を正しく個人で目指します

「最中」が最も美味しいのが真実

2013-04-10 11:24:06 | 再検証シリーズ

難しい中でこそ、本音が出ます(2011-08-29

北極点に近い氷に囲まれた大地で、猟師をする家族の映像を報道で見ました。家族は生きるために、動物たちの命を頂きながら懸命に生きていました。
9歳になる息子さんは、父親から猟を学んでいました。その子供の純粋で素朴な瞳(ひとみ)と、目の前で殺される動物たちのアンバランスな光景に、私は改めて人間が生きる意味を考えていました。
私たちの遠い先祖たちも、動物たちの命を頂きながら、今の私たちへと命を繋いだのです。
人間は、他の小さい命を頂き貰い受けることで、今も生きています。

神様は、なぜこのような仕組みを創造したのでしょうか?
他の命を頂かない限りは、自分が死ぬとは、なんと変な根本的な仕組みでしょうか。極論すれば、戦争も同じ仕組みの上のことだと言えます。
この、答えの無い人類の根本的な大命題を考えていて、私の脳裏に浮かんだことは、「選択する」と言うことでした。
要は、「他の命(労働)を頂いて自分が生きる」とは、今の経済社会にも言えます。
非常な理不尽もありえる環境にあえて置かれて、どんな選択を自分はするのか?を私たちの魂が個々に試されていると感じます。
行動の選択も出来ますし、何を食べるのかも人間は選択が出来ます。

地上の天国には成り難い仕組みと環境を、人類はあえて神様から提供されて、それでも、その中で、神から分かれ出た魂(私たち)が
「どうするのか?」 「何をするのか?」
を、神様から観られているのを感じます。

もう1つのヒントは、この世では、殺した方の人間「も」いつか必ず死ぬということです。両方が死んでしまうのです。
殺された動物は先に死にますが、それで命を繋いだ人間も必ずいつか死にます。
動物の命を伝授された人間は、残された寿命の中で、それでいったい何をするのか?が問われているのを感じます。

自分の生活の中で、自分の良心にもとづいた「選択」と、「今の自分は何をしているか?」を、自分で意識してみるだけでも生き方が変わると感じます。
これを生きている短い間に繰り返すことが、人間が生まれて来る目的の1つかも知れませんね。

(感想)
「困った時にこそ、自分の本性が出る」・・・・これは言えると思います。
普段はなんとか体裁(ていさい:外見)を取りつくろっていますが、自分が困った時には自分でも驚くほどの弱さ、脆さ、が誰にでも出ることがあります。
ここで仮説ですが、人間の心を成長させることが大いなる存在の目的ならば、短くて貴重な限定の人生時間の中で、その人間が平凡な体裁を演じることだけを望むか?という思いを感じます。
やはり、その人間の本性を表に出させて、自分で改善させる場面を絶えず提供する法則が存在すると感じます。その人間の魂を目覚めさせるためにです。

「目覚め」と言いますと大げさですが、これは感謝と愛情の大切さに気付くことなのです。
だから、もし自分に嫌なことが起こりますと、自分の本性を自分で思い知る良い機会だと思うのも良いでしょう。
「どうして自分だけが」という思いが自分を占める間は辛いものです。でも、それでは辛さだけが、解決の糸口も見えずに継続するでしょう。自分の不満心のために、冷静さを欠いている面もあります。
では、どうすれば良いのか?
「お任せの心境に成る」「静観する」
という思いが、自分を冷静にして最善な道を示すと私は感じます。

川の流れが強い時は、それに逆らって上ろうとしましても、無理があります。
だから、しばらくは川の流れに「任せて」、その間に流れを「冷静に見て」いますと、必ず進むべきルートが見え出します。
ただ、慌てることは無いのです。
どんなルートを行こうが、全員が同じく死に向かっているのです。勝者も敗者も無いのです。
「自分なり」で良いのです。

今、自分が味わっている「限定の生を経験すること」だけが、真実の財産だと感じます。
どんな人生(社会)の結果よりも、経験すること、経験の最中・ingに居ることが貴重なのです。
今日も結果よりも、「経験の最中」を楽しんで生きて見ましょう。

生かして頂いて ありがとう御座位ます

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コメント (397)
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