大切な視点

人間は、自分の右胸に住まう「絶対に不変な存在」を意識したほうが良いです。
この「絶対に不変な存在」の視点は、自分の頭の上方に在ると思ってください。
（向源寺の十一面観音像）
仏像や仏画において、人物像の頭の上に龍の顔や、幾つもの御仏の顔が乗っているものがあります。
これは、「絶対に不変な存在」＝「内在神」の視点だと思っても良いです。
右胸に存在しながら、その視点は上方から心の内・外を常に公平に観ています。

王様の王冠なども、本当の霊的な意味は、内在神の視点を意識した覚者、全体を大きく俯瞰（ふかん。上方から見ること）するという誓いを象徴すると感じます。
昭和時代には、私が勢いを感じる人物を視ますと、頭上に龍の顔が乗っている人を見かけたものです。
これからは、これが鳳凰（ほうおう）が象徴として人類に現れることでしょう。

ところで、今上天皇は、生きながら鳳凰を体現されています。
伊勢神宮の御宮が全部で１２５社です。今上天皇は第１２５代目の天皇です。
まさに全ての天皇を代表する大きな節目のThe・ザ・座・天皇です。

ここで興味深い考察を書いて置きます。
天照太御神の孫であるニニギ尊は、初めて天から日本列島に降臨したとされています。
ここで、ニニギ尊の降臨から初代天皇である神武天皇が誕生するまでが、日本の歴史の大きな謎の期間です。
天から飛来した天津神（あまつかみ）と、元々日本に居た土着の国津神（くにつかみ）との相克が大阪河内・熊野地方・奈良を舞台にして神話に在ります。
大祓詞（おおはらえのことば）にも、これが物語として表現されています。

私には悠仁親王殿下が、神武天皇の再来だと啓示されます。そして今上天皇は、初めての天孫であるニニギ尊の象徴だと感じます。つまり第１２５代→初代に戻るのです。
現実には、今上天皇と悠仁親王殿下の間には、皇太子様と秋篠宮様が存在します。
これは、神話のニニギ尊　→　神武天皇の移行期間には、２名の重要人物が古代史に存在したことを意味すると感じます。
まさに現代において、天孫降臨の過程が再現されている大きなドラマを私たちは目撃しています。

この移行期間の転写として、過去の歴史では、聖徳太子を始めとする蘇我氏の仏教と、神道を代表する物部氏との相克も起こっています。実際に特に秋篠宮様は、神道との縁が強いと感じます。皇太子様は仏教との縁を感じます。
この転写が平成の時代において、無事に和解して、時代が進んで行くと感じています。
現実の即位の順番は、皇太子様→秋篠宮様→悠仁様です。
悠仁様が何歳で即位されるのかが、日本の歴史の重要な起点に成ることでしょう。そこから更に１２５代以上の天皇が継続することに成ります。
以上は、あくまでも私の脳内での想像の物語です。

話が飛びましたが、今日の話で大切なことは、私たちは仕事や家庭の問題で悩むものです。
しかし、誰にも「絶対に不変な存在」が内在しており、頭上から物事を冷静に観る視点を忘れては生けないという事です。これを忘れないで下さい。
今日も、自分の頭の上からの視点で、冷静に物事を見ながら生活しましょう。
この視点が、自分を最善に導きます。

生かして頂いて　ありがとう御座位ます

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