伊勢ー白山 道

集団では無く、社会の中で心身の健康を正しく個人で目指します

低く、太く、して行くことが大切

2016-11-24 10:36:13 | Weblog

読者のコメントによりますと、家にある植物プランターに、いつのまにかクスノキの若木(20cmほど)が育っていたそうです。
これを読んで思い出したことは、父親との思い出です。

亡き父は、幹の太さが10cmクラスのサツキの盆栽100鉢ほどを、約30年以上も育てていました。
でも歳を取るに従って、大きな盆栽は非常に重く(鉢の重さを入れて30kg〜50kg)、これが負担になっていきました。

盆栽の世話は重労働で、金もとても掛かります。
*毎日の水やりが大変(旅行時は他人に代行を依頼)。
*汚れる作業。特に植え替えは濡れた土が飛び散る小さな土木作業で大変でした。
*防虫消毒。これも全身を密封した汗だくの重労働でした。
家族の中で植え替えの作業を10年以上も手伝ったのは私だけでした。

問題は、父が70歳を過ぎてから、もう植え替えが出来ないとギブアップしたことでした。
その時には私は既に結婚していて、別の場所に住んでいました。
その頃にネットオークションや、プロの販売店に下取りをして頂くなどのルートがあれば良かったのですが、処分に困ったのです。

そして、見るに見かねて私が全部を引き取りました。
私がインターネットを始める前でしたので、会社から戻りますと手元用に別のライトを設置した駐車場で、家内と植え替え作業をしていました。
これも約10年間ほど頑張りましたが、インターネットを始め出した頃にさすがにギブアップしました。近所や知人に無料で引き取って頂きました。

長く盆栽に触れた私として今に思いますことは、どんな苗木も、
* とにかく「低く」抑えること。30cm〜大きくても50cmまで。
* ひたすら幹を「太く」すること。
もう、これだけで良いです。

* 後は年数が風格を勝手に生んでくれます

実は、これは人間も同じなのです。
* 態度をひたすら「低く」心掛けて、
* 自分の心を「太く」して行くこと。
* 後は、歳を取るほどに、良い顔になって行くのです。

誰もが社会で苦労して行きます。
でも、盆栽も針金を掛けられて、縛られて、良い味わいになって行くのです。
今の自分がする苦労は、将来の自分を良い風情の人にして行きます。

でも、変な縛りの針金は、盆栽を台無しにします。
だから、人も自分が何に縛られるのか?が大切です。

* 変なヒモ男に縛られた女性の老後は悲惨です。
* 悪徳な有料先生に縛られて、家族との時間も貞操も貯金も吸われますと悲惨です。
* 仕事に縛られた男性は辛いですが、それで家族を育て、老後の自分を安心させます。

社会で縛られながらも、風雨にさらされながら、謙虚に心を太くして生きましょう。
こういう人が、人生の真の勝利者なのです。

天照「太」御神(あまてらすおほみかみ)。ほんとうに心が太い大神です。
太陽のように無償の愛のカタマリです。
人が目指すべき姿がここに在ります。


(カレンダーの意味は「月間の自然観察日」を前から順番に参照)

※ 3.11大震災の「前震」と言われた地震は、
2011年(平成23年)3月9日11時45分頃三陸沖でM7.3が発生しました。
その約二日後(48時間+3時間=51時間後)の、3月11日14時46分に大地震です。

今回もこのパターンを注意しますと、22日から51時間後に近い今朝11月24日早朝にやはり地震が関東で発生しました。

24日早朝に発生した地震も考慮して、
* 「中潮」の明日、11月25日朝7時〜9時、午前中を静観します。
無難に成ることでしょう。

生かして頂いて 有り難う御座います

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コメント (556)
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