挑戦することは大切ですが、愛情を持つことがもっと大事です

「神様は私たちに、

成功してほしいなんて思っていません。

ただ、挑戦することを望んでいるだけです。」

（マザー・テレサ：1910年8月26日 - 1997年9月5日。修道女。聖人認定者。死にかける路上生活者たちに、多くの愛情を注いだ）

（感想）

「神様は、コノ世で私達の成功（富・名声・地位）など望んでいない」

これは確かにそうだと感じます。
今の地球全体では、成功者１％、働く人々９９％、という富の配分とも言われています。
もっと現実的な所得の目線で見ましても、成功者１０％、その他９０％。
社長１人、９人の社員。
という感じが最大公約数的に言えるかも知れません。

正しい神様が、成功者１％に成って欲しいなどと思う訳がありません。
でも多くの人々が神様に祈願することは、大なり小なりの成功者に成ることでしょう。
神様が望まないことを、人類は神様に願っているとも言えそうです。

神様が嫌がることを、神様に言いつけて頼んでいるのが人間だという視点は、知って置いたほうが良いです。
これでは、その人の運気が上がるはずがありません。
神様に祈願するほど、逆に成るということです。

近所の人に、あれもこれもと頼み事ばかりしていますと、「いい加減にしろ！」と怒られることでしょう。
逆に、近所の人に良いことを自分からして上げますと、忘れた頃に何かのお土産を頂いたりするものです。

「私が、神様を助けるんだ！」
このような気持ちで参拝していますと、「自分が普段に思うこと」が順番に叶う現象が起きるのも霊的に有ることです。
これよりも、もっと良いのが、神様に対して「生かされていることを感謝すること」なのです。
あれもこれもと、自分に関わるすべてが「生かされる」ことに成ります。

・（神様は）「ただ、挑戦することを望んでいるだけです。」

これは私も良く書いて来ましたが、挑戦ばかりでは疲れます。

老子も、
大器晩成（たいき　ばんせい）：大人物ほど後で成功する。
これを否定して、
大器“免”成（たいき　めんせい）：本当の大器ならば、いつまでも完成しない。宇宙のように。

このように「いつかは後で成功しなければ生けない」という先入観を、老子は否定しています。
「挑戦」についても同様に、神様は人間に挑戦することを短い人生期間の間に期待されるでしょうが、挑戦ばかりが神意では無いと感じます。

私ならば、
「神様は私たちに、
成功してほしいなんて思っていません。
ただ、愛情深い人に成ることを望んでいるだけです。」

このように言いたいと思います。
マザー・テレサも、きっと同意してくれることでしょう。

今までに色々なものを観て来ましたが、すべての源泉、元となるのは「愛情」から来ています。
何もかも、愛情から生じているのです。
愛情が本当に真に強ければ、生活力も、生かされる範囲の金運も、霊能力も、神縁も、異性も、コノ世のすべてを丁度よい具合に授かることを感じます。

では、愛情とは何か？
思いやり力であり、他を生かしたい思いであり、情け心であり、慈悲の心です。
社会では成功者にまったく成れなくても、愛情深く成れた人は、真の成功者です。
死後も、愛情深い世界へと引かれて行きます。

子供は勉強が出来なくても、愛情深い子供ならば、それで十分です。
安心して見守りましょう。
挑戦も大切ですが、愛情深いことがもっと大切だということを参考にして頂ければ幸いです。

生かして頂いて 有り難う御座います

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