ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Troublizing / Ric Ocasek

2024年04月28日 | オルタナティヴ・ロック

Troublizing / Ric Ocasek (1997)

1997年に発売された元ザ・カーズ(The Cars)のリック・オケイセック(Ric Ocasek)の5枚目のソロ・アルバム「Troublizing」。この時までに5枚も出していたとは知らなかったが、購入してみようと思ったのはスマッシング・パンプキンズ(Smashing Pumpkins)のビリー・コーガン(Billy Corgan)が共同プロデュースを担当していたと知ったから。しかもバックの演奏はスマパンのドラムス(当時)、マット・ウォーカー(Matt Walker)と、ホール(Hole)でも活躍したメリッサ・ダ・マー(Melissa Auf der Maur)。ギターはバッド・レリジョン(Bad Religion)のブライアン・ベイカー(Brian Baker)、キーボードにはカーズの盟友グレッグ・ホークス(Greg Hawkes)という豪華な布陣。

自分は当時スマパンが好きでハマっていたので、何でその頃に聴かなかったのかなと調べてみたが、ちょうど(スマパンの)メンバーのゴタゴタがあって興味が薄れた時期だったようだ。冒頭からあの特徴的なリックのクールなヴォーカルとポップなメロディーが目白押し。サウンド自体はさすがに80年代のMTVポップからは離れ、ハードなオルタナのまさにスマパンのあの頃の音といった感じ。それでもビリーはカーズ好きを公言していてカヴァーもやっていた位なので、ハードになり過ぎないよう気を使ったんじゃないかな、きっと。師匠と弟子と言ったらアレだが、どちらもメロディーが秀逸な2人だけに相性はぴったりという気がする。話題性も盛り沢山なのに当時あまり印象に残らなかったのが不思議なくらい。

中古店にて購入(¥330)

  • レーベル ‏ : ‎ Sony
  • ASIN ‏ : ‎ B000002BUP
  • ディスク枚数 ‏ : ‎ 1

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