森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

ポーの一族「青のパンドラ」Vol.8フォンティーンは歌うⅡ

2023-10-04 08:58:19 | 漫画・マンガ・まんが

トップ画像は、9月14日のマンションの薔薇で、少々無理やりの「薔薇」と言う感じです(;^_^A

 

ポーの一族「青のパンドラ」Vol.8フォンティーンは歌う」の続きです。

「Vol.8」が2回に分かれたのかしら。どうりで短いなと思いました。でも大丈夫。最近ネットの漫画サイトで連載作品を読むことが多くて、この短さには慣れてきたので。

だけどさながら「短い」と文句を言っているようにしか感じないと思いますが、それでも中身は充実。むしろ濃いです。

この展開にざわつかない人はいるかしら。

 

人間に戻ってしまったアラン。

私もエドガーが言うように、普通に生きる最大のチャンスだと思うんです。

自分勝手な親や親せきにがんじがらめで、窒息するような少年時代を送っていたアラン。

でも今は違う。

何百年もの遠回りをしたけれど、自由で本当に望む人生が送れるんじゃないかしら、今なら。

だけどアランの言っていることも分かります。彼らは異形の物でありながら、現代を生きる彼らは、SFの主人公であってもホラーの人たちじゃないんですよね。

彼らに与えられた力は、特権にしか感じられないでしょう。

(でも、今だってお食事は・・・?)

 

アランの

「人間なんかイヤだ!!」

「食べて寝てトイレに行って  年を取るだけじゃないか!!」と言う言葉がグサグサきます。

 

だけど人間は、その食べて寝てトイレに行って年を取る合間に、あがらって、何かしようともがく生き物なんだよ。

たぶんそれをエドガーは「本物の人生」と呼んでいるのかもしれませんね。

 

「もう一度仲間にしてくれたら・・・」とアランは単純に言うけれど、子供がポーの一族で生き残っていくのは稀で、彼らは奇跡の子供たちなんですよね。同じように行くかどうかは危なすぎて出来ないことだと思います。

 

でこの時、「ポーの村」は大惨事。

そんな時にアランとエドガーの件についての相談メールが送られてきても

「ちょっと今はどうでもいいから。」とか言いたくなってしまいますよね。

気の毒なシルバー。

 

アランは人間に。

ポーの村は滅びる。

 

そして・・・・

ヨークシャーに現れたフォンティーンとバリー。あの海辺のシーン、美しかったですね。

紅蓮の炎に包まれたポーの村から真っ青な海辺の静かなシーンの対比が素晴らしいなと思いました(カラーではないけれど)^^

満潮になると孤島になる灯台でバリーはかいがいしく兄の世話をします。

 

そこで静かに千年ぶりに歌を歌いながら、静かに言うのでした。

「ゆっくり・・・・考えよう・・・バリー」

「世界への復讐を・・・・・」

 

(ふふふ、面白くなってきた・・・・)←私の心の声

 

でもやっぱり最後は思ってしまいます。

大老ポーは何を考えているのってね。

次回は11月28日頃発売の1月号です。

 

 

 

 


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