読書備忘録

私が読んだ本等の日々の
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東野圭吾著「マスカレードホテル」

2014-01-09 | 東野圭吾
マスカレードは英語で仮面舞踏会のこと。
東京都内で発生した連続予告殺人事件。3つの現場に残された不可解な暗号を解読し、高級ホテル「ホテルコルテシア東京」において次の殺人が起こると予想した警視庁の捜査本部は、捜査員を同ホテルに張り込ませるとともに、従業員として宿泊客の監視に当たらせることにする。捜査一課の刑事・新田浩介は、英語ができる帰国子女であることから、同ホテルのフロントスタッフに扮することになり、教育係となったホテル従業員の女性、山岸尚美とともに連続殺人事件の謎を探ることに。立場も職業倫理も異なることから、潜入捜査が始まった段階では衝突の多い2人だっつたが、共にホテルマンとして、時には捜査員としての目線を互いに共有しながら日常起こるホテル内での悲喜交々の出来事に対峙していくうち、二人の間には信頼と共闘意識が生まれてくる。・・・
「ホテルに来る人は、お客という仮面を被っている。ホテルマンはお客様の素顔を想像しつつもその仮面を尊重しなければなりません。・・・ある意味お客さんは、仮面舞踏会を楽しむためにホテルに来ておられるのだから」(P367)
リアル感があり久しぶりにワクワク面白く読めた。また登場するホテルマンの姿には感動した。同僚の刑事能勢が燻銀のようで良かった。


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1 コメント

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Unknown (神崎和幸)
2014-01-09 21:23:42
こんばんは。

自分も「マスカレード・ホテル」読みましたよ。
面白いですよね。

刑事の立場、ホテルで働くスタッフの立場がしっかりと書かれていたのも良かったと思いました。

確かにホテルマンの姿には感動しますよね。

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