エゾ中村のブログ

「藤圭子」から「現代医学の功罪」まで、思いの丈を綴ります。 ・・・ From 北海道 ・・・

ヒポクラテスの誓い

2021-08-28 08:10:15 | “現代医学の功罪” 関連
「病気やケガは、医者(専門家)に任せれば良い」 確かに、合理的な考え方です。 しかし、現代医学は完璧なものではありません。 医学の根本を置き去りにし、医療・医薬 が利権の為に暴走しているのかも知れません。 患者は、必要以上に 医者 やクスリ に依存しているのかも知れません。 そこで、医学の祖 である ヒポ クラテス の教えを紹介します。 何か、参考になれば幸いです。

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 ◎ “ヒポクラテス”「渡辺 崋山」作

 
  〚 ヒポクラテスの誓い

神 アポロン・アスクレピオン・ヒギエイア・バナケイア 及び総ての男神と女神に誓う、私の能力と判断に従ってこの誓いと約束を守る事を。
この術を私に教えた人を我が親の如く敬い、我が財を分かって、その必要がある時助ける。
その子孫を私自身の兄弟の如くみて、彼らが学ぶ事を欲すれば報酬なしにこの術を教える。
また、医の規則に基づき約束と誓いで 結ばれている弟子どもに分かち与え、それ以外の誰にもあたえない。

 私は、能力と判断の限り患者に利益すると思う養生法をとり、悪くて有害と知る方法を決して取らない。

 頼まれても死に導く様なクスリを与えない。 それを覚えらせる事もしない。  同様に婦人を流産に導く道具を与えない。
 
 純粋と神聖をもって我が生涯を貫き、我が術を行う。

 結石を切り出す事は神にかけてもしない。 それを業とする者に任せる。

  如何なる患者を訪ねる時も、それはただ病者を利益する為であり、あらゆる勝手な戯れや堕落を避ける。 男と女・自由人と奴隷の違いを考慮しない。

 医に関すると否とに関わらず、他人の生活について秘密を守る

 この誓いを守り続ける限り、私は何時も医術の実施を楽しみつつ生きて、総ての人から尊敬されるであろう。 もし、この誓いを破るならば、その反対の運命を賜りたい。

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ヒポクラテスの誓い」は 紀元前 375~460年、医学の祖として名を残した ヒポクラテス  の教えです。 今の時代に馴染まない、古い考え方だと思います。 しかし 現代医学のバイブル として、医学の道を志す医療者が仰ぎ認める、唯一無二の教典の様です。 察するに 医学と言う学問には、元々 戒め(ルール)が無いと言えます。 何故なら、医療のバイブルである ヒポクラテスの誓い は、軽視されていると思うからです。 現行医療に ヒポクラテの言葉 だけ反映されているものの「医療・医薬の特権は死守する」「不都合な情報は隠し通す」・・・ 要するに「医療は常に秘密裏に行う」と、ヒポクラテスの誓い を都合よく解釈したものです。 どこにも 「患者に利益する」奉仕の精神 や 医療倫理 は 存在しません!

「現代医学は 進歩しているのか?・・・」 決して「進歩が足りない」と言う事ではありません。 新薬 や ワクチン の開発に躍起で、各医療機関の利権争いが絶えない現状を、「正常な進歩・発展と違う」と言いたいのです。 現在の 新型コロナウイルス(クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」を含む)問題 を、政治判断で解決するのではなく、医療関係者が一丸となって窮地を脱却しない限り、進歩したと言われる現代医学の存在価値はありません。 結果が出なければ、近い将来 襲い来るであろう スーパー耐性菌(抗生物質が効かないウイルス)の驚異を 如何に解決できるのか、不安・不信が増すばかりです! 不可解な感染を続ける新型コロナウイルスを、現行医療の英知によって抑止する事が、現代医学の進歩を見定める 試金石 だと思います。(このコメントは、医療関係者に捧げるエールと理解して下さい) 

◎ 一年半、日本感染症研究所が発表した「新型コロナウイルス」画像


どうして、変異を繰り返す 新型コロナウイルスウイルス の画像が、日本感染症研究所で発表した一枚なのか? 外国の研究所は、電子顕微鏡からイメージをイラスト化した予想図です! 画像 も イラスト も、現実と大きく乖離していると、医学は イメージが支配する 空想の科学かも知れません!

決して ヒポクラテス は、医学をイメージで 判断しないと思います!
 

腸内フローラ

2021-08-20 08:28:15 | “現代医学の功罪” 関連
現代医学は、患者の腸内はあたかも花畑(フローラ)の如く、美しいイメージで腸の働きを説明しています。 しかし 腸内フローラは、単に腸内細菌の事です。 通常は、善玉菌20%・悪玉菌10%・日和見菌70%が、腸内で戦い合っていると強調し、善玉も悪玉も条件次第で80~90%の変動があるかの様に、曖昧かつ不可解な説明をしています。 それでは、何の説得力もありません。 そんな事では、医学が腸内細菌の重要性を認識しているとは思えません。 その理由は、医者や学者が挙って骨髄造血説を主張しているからです。 骨髄造血とは、骨の中で真っ赤な血が造られると言う事です。 血管が通っていないカルシウムで覆われている骨で、日々大量の血液が造られると言うのですから理解に苦しみます。 誰か、骨の中で血が造られる所を見た人がいるのでしょうか? どうして現代医学は、論拠のない骨髄造血説に拘るのか、答えは100数十年前にある様です。

◎ “腸内フローラ”イメージ


1800年代、ドイツの病理学者「ルドルフ・ウイルヒョウ」は、論文の中で骨髄造血説を発表しています。 ニワトリを使った研究で、骨髄で造血が成されたと主張し、当時の医学界から絶賛されたそうです。「ニワトリを籠に入れ エサも水も与えず、衰弱死を待って解剖した結果、造血幹細胞が骨髄内に集中し、骨中で赤血球・白血球・血小板が造られた」と言うものです。 おそらく、実験は兎も角 論文は一流だったと思います。 然らば、医学の根源は文学かと疑ってしまいます。 ある意味で、論文が優れていれば後輩達は従い、その論理が既成事実として正当化されてしまいます。 偉大な学者の仮説は、安易に否定できない医学界の師弟制度を感じます。 それでは、科学的と声高に謳う現代医学も、懐古的と揶揄されるのが当然です!

◎「ルドルフ・ウイルヒョウ」(1821~1902年)

現在 腸造血説は、一部の医者や学者が支持しています。 当然です。 食べた物は胃腸で消化し、小腸の腺毛で造血され生命を維持しているのです。 善玉菌・悪玉菌・日和見菌が、1000種類・重量1~1,5キログラム・数量600~1000兆個と、食べ物を分解・液化し生体における造血を図るのです。 “骨が血液を造る”と“腸が血液を造る”は、物理的にも論理的にも全く違います。 医学が骨髄造血に執着するのなら、あえて反論はしません。 ただし、白血病の治療  “骨髄移植”  の為なら問題です。 

“骨髄造血説” は “腸造血説”に比べ、信憑性が低い!  

腸内を活性化するのは、運動であり睡眠であり 一番重要なのは 食べる事 です。 ①ニンニク ②ショウガ ③ヨーグルト ④納豆 ⑤オリゴ糖(腸内のビフィズス菌の餌)・・・etc、食べる物は全て栄養です。 しかし、体に良い食材を定期的に摂取するのが大切です。 インド人が食べるカレー・韓国人が食べるキムチ・日本人が食べる味噌や漬物などの発酵食品、理に叶った“食”です。 健康を維持するには、体温を保ち上げる事が必要です。 体温が1℃上がれば、免疫力が 2倍増強するのです。 食事によって、腸内を常に活性化すれば、自ずから健康でいられると思います。

九十九里浜 の 夏

2021-08-06 08:15:47 | “現代医学の功罪” 関連
北海道に生まれ、噴火湾で産湯に浸かったと言えば 大袈裟かも知れませんが、子供の頃は 海が遊び場でした。 いつ誰に教わったか忘れましたが、泳ぎは達者です。 残念な事に 北国のハンデで、海水浴のシーズンは短い。 それでも 夏になれば、家から 100m 程の海に 毎日 走ったものです。 そんな経験が災いし 九十九里浜の夏 は、私に牙を剝いたのです。 それは、千葉県の 紫外線 でした!

40年以上前の事です。 お盆休暇を利用し、千葉県の茂原市在住の友達を訪ねました。 打ち合わせが悪かったのか、友人の休みと日程が合わず、やむ無く一人で二泊三日を過ごす事になりました。 それでも、海水浴 & 日光浴 で満喫しました。 問題は、天候でした。 気温は、30℃を多少超える程度で快適でした。 しかし、太陽が隠れる曇天だと勘違いしたのが間違いでした。  当時 千葉県の上空にも、東京近郊の工業地帯で発生した 光化学スモッグ があったのです。 太陽が出ていなくても 紫外線の量は、想像以上(極端)に高かったと思います。 三日間で「綺麗に日焼け出来た」どころか、完全に火傷です。 九十九里浜の夏は、とんでもない結果で終わりました。 帰宅後は、当然 全身火傷で病院(皮膚科)通いでした!(笑)

近年 中国の PM 2,5 が、日本でも環境問題になっています。 原因は 車の排気ガスと言われていますが、石炭を利用した工場排煙や家庭用暖房の影響が大きい様です。 その結果 中国で毎年 123万人が、呼吸器・脳・心臓などの疾患で亡くなっているそうです。 有害物質である 硫黄酸化物 や 窒素酸化物 は、間違いなく人の健康を害し命も奪う元凶になります。 ただし 中国に対し「今すぐ改善しろ」と言っても、いささか無理があります。 どこの国も、国益が 最優先 なのです!  

日本は、環境を優先した国でしょうか?  40~50年前を忘れては困ります! 高度経済成長期、今の中国と同じでした。 工場地帯の上空は、光化学スモッグ で覆われていたのです。 それは、太陽を隠す程でした。 その結果 様々な 公害病 が、人々の健康や命を奪いました。 工場廃液、メチル水銀による 水俣病・カドミウムによる イタイイタイ病。 光化学スモッグによる、四日市ぜんそくスモン病・・・ 決して過去の問題ではなく、現在も苦しんでいる人は少なくありません。 国益を優先すれば、どの国でも環境問題を起こすのが、近代史における事実です!

 何を言いたいのかと聞かれると、現在の日本で問題になっている ガン疾患 の原因が、環境の中にあると申したい。 環境基準を強化しても改善しない微細な物質が、元凶ではないでしょうか?(一体 何か)  二酸化窒素(NO₂):「二酸化窒素は強い酸化作用があり、健康な細胞を障害する」  車社会では、誰でも NO₂ に曝されるのです。 「ガンや花粉症は 現代病」 それが、文明社会の妥協点でしょうか? 改善されないのが 虚しい!       

 九十九里浜の夏 が、図らずも環境問題になりました。 こんなデータがあります。 昭和25年(1950年)5万人 ほどの ガン死亡者 が、現在(2021年)37万人 を超えています。 何を意味するのか? 環境の中に、原因があると言う事です! おそらく、アメリカ FDA(食品医薬品局)が指摘する「過剰な動物性タンパク質の摂取」それ以外に、考えられません! 

ドーピング(禁止薬物)

2021-07-25 08:09:56 | “現代医学の功罪” 関連

2020年 東京オリンピック」は、新型コロナウイル の影響で 1年延期になり、波乱万丈の挙句 ほぼ無観客体制で 開催が決定しました。 何と言って「平和の祭典」です。 東京オリンピック がスタートした以上、最小限のリスクで この大会が成功する事を願わずに いられません!  

オリンピックが開催されても、ロシアは国として 参加が出来ない様です。  理由は 選手の ドーピング が、IOC(国際オリンピック委員会)の調査で、国ぐるみの関与が発覚した為です。 本来「統一されたルールの元で公平に競う」スポーツを、勝手な理由(禁止薬物)で歪めるのは、許し難い暴挙です! 「メダルが欲しい」「名誉が欲しい」結果的に「金が欲しい」個人 & 国家 でドーピングを始めると、スポーツ なのか 博打 なのか示しが付きません。 ロシアに限らず オリンピア精神 は、既に 過去の 遺産 なのでしょうか? その判断は 、オリンピックを観戦する人達の 見識 に委ねられていると思います。

◎「禁止薬物を使っても メダルが欲しい」


なぜ、ドーピング が悪いのか? 勿論、公正・公平 に反しているからです!  それと、薬害で廃人 になったり 死亡する 危険性があるのです。 禁止薬物は、興奮剤 や 麻薬・覚醒剤 だけではありません。 鼻炎薬(エフェドリン)胃腸薬(ストリキニーネ)喘息薬・ホルモン薬・ステロイド剤、 医者が処方するクスリの多くが、ドーピング の対象になるそうです。 然らば クスリを必要とする人達は、オリンピック・パラリンピック など スポーツに参加する資格がないのでしょうか? ある意味 薬物 は、スポーツ精神から乖離するのです!  

東京オリンピックは、ドーピングの基準を歪めた のでしょうか?  

新型コロナウイルスの蔓延(パンデミック)を理由に、ワクチンと言う 劇薬 を容認すれば、ドーピング問題 は破綻します! 健全な 肉体 と 精神 は、ワクチンによって 戒め を蔑ろにします。 然らば、どうすれば良かったのか? 少なくても オリンピック選手だけは、ワクチン接種を禁止して欲しかった! 如何なる環境下であっても、不公平(差別)は オリンピック精神 に反します。  

ドーピング検査 が必要なのは、オリンピック選手だけでしょうか? 入院中の老人の多くは、薬物の許容量を大きくオーバーし、瀕死の状態にあると聞きます。 それでも、生命維持の為により強いクスリを、医者は躊躇なく使う。 「高度先進医療」の 現実 であり 限界 です! 「新型コロナウイルス・ワクチンは、例外として認めます」 その判断は、必要悪 を安易に容認する事です!

クスリは、リスクに満ち満ちています。 ある意味、リスク があるのが クスリ とも言えます。 クスリに含有する 抗生物質 が 耐性菌 を生み、蓄積された耐性菌が 治療法のない余病を引き起こす。 化学療法剤・対症療法剤 とは、医者と患者の「依存共犯関係」によって成り立つ「究極の 必要悪」と思います。 勿論「新型コロナウイルス・ワクチン」の事です。

オリンピック」「ドーピング」「ワクチン」 IOC が、規約を変えない限り 共生 協和 できる関係ではありません。

「和歌山・毒カレー事件」から 23年

2021-07-11 08:24:26 | “現代医学の功罪” 関連
                 
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 1998年7月25日(23年前)、和歌山市で起きた 毒カレー事件 を覚えているでしょうか? 新興住宅地の自治会が主催した夏祭りで、参加者に提供された「手作りカレー」を食べた 67名が病院に運ばれ、内 4人が死亡した無差別殺人の事です。 カレーに混入された毒物は、亜ヒ酸(白アリ駆除に使われる)だった様です。 当時 マスコミによって、犯人とおぼしき女性を連日放映していましたので、逮捕されても差ほど驚きがなかったと記憶しています。 後の裁判で、4人の殺人と 63人の殺人未遂の罪で、2009年に 死刑 が求刑されています。 しかし、直接証拠がなく状況証拠の積み重ねが原因で、冤罪を訴える識者・関係者が多い様です。

私は、興味本位で事件の分析は致しません。 23年前、車で移動中(北海道にて)何気なく聞いたラジオのニュースで「和歌山・毒カレー事件」を知りました。 「・・・夏祭りで出された “おでん” や “カレー” を食べた 67人が、嘔吐 や 腹痛 を起こし病院に緊急搬送された模様です・・・」 聞いた瞬間「これは、おかしい」と思いました。 冷蔵管理されていない魚や肉ならば、腐敗菌による食中毒の可能性があるとしても、十分に加熱された “おでん” や “カレー” が、短時間で腐敗する筈がないと疑問を持ちました。 帰宅後 テレビを観て、不思議な光景が目に飛び込んで来ました。 病院に搬送された 67人が、食中毒の治療を終え 三々五々病院を出て、家路に向かう姿でした。 どの顔も青白く、治療効果があった様には見えませんでした。 驚いたのは、次の日でした。 大病院で治療を受けた多くの患者が、再び体調の悪化を訴え、その中の 4名が亡くなったのです!

◎ 救急車は、患者を一刻も早く救急病院に 搬送 します。

◎ 救急病院は、患者の命を救う為に 最善策 を取ります。

和歌山市で起きた 毒カレー事件 は、無差別殺人 だと思います。 しかし 被害を受けた人々は、医者の診断と治療の結果「ただの食中毒で問題なし」と太鼓判を押された患者達です。 食中毒? 如何に緊急事態 だとしても、適切な治療で被害者を救う手立ては十分にあった筈です。 いや、確実にありました! 医者は、カレーを食べた 67人の診断書に、「病名:食中毒」と記載したのでしょうか? そんな 馬鹿な! 典型的な誤診です。  4人の死亡診断書に「食中道による急性心不全」とは書けない筈です! 後に、医者達が謝罪(弁解)していました。 「単なる食中毒だと思いましたが 科学検査の結果、亜ヒ酸によるヒ素中毒でした・・・」これほど 杜撰な診断・治療 はありません。 患者達は診察中に 瞳孔が開く毒物反応が出ていたにも関わらず、疑う事無く「食中毒」と診断し、肝心な毒物検査を怠ったのです。 1995年(事件の3年前)の「地下鉄サリン事件」を、医者達は忘れたと言うのでしょうか? 適切な検査と治療をしていれば、死亡者 も 重傷者 も出なかった筈です。 なぜマスコミは 犯人探しに没頭し、明らかな 医療過誤 を見逃したのか?

私は、決して加害者を擁護しません。 しかし、被害者(患者)を流れ作業の如く処置した、無能な医者達を怒りを込めて非難します。 「“食中毒” と “ヒ素中毒” の判断も出来ない医者に、人の命や健康を語る資格はない」と! 

和歌山毒カレー 事件は、犯人が特定され 裁判の結果、死刑の判決が出ています。 しかし、死刑執行 は成されていません。 理由は、明らかです。 死刑囚を真犯人とする 決め手がないからです。 仮に、死刑執行当日 真犯人が現れると、裁判は振り出しに戻ります。 その犯人は 誰か?