エゾ中村のブログ

「藤圭子」から「現代医学の功罪」まで、思いの丈を綴ります。 ・・・ From 北海道 ・・・

ノストラダムスの大予言

2020-03-30 09:06:20 | “現代医学の功罪” 関連

 「1999年7月の月、空から恐怖の大王が下りてくる」と予言したのは、16世紀 医者&占い師として活躍したフランスの怪人「ノストラダムス」です。 彼の予言を翻訳した作者は、「恐怖の大王」を隕石の地球激突・核兵器による戦争・世界規模の疫病・・・ と解釈し、著書や報道で警告していました。 しかし 当年・当月は、予言した恐慌は起きませんでした。 果たして「ノストラダムスの大予言」は、見当違いだったのでしょうか? 


2000年以降、世界を震撼するパンデミック(伝染病の大流行)が、何度か起きました。 SARS・MARS・エボラ出血熱・新型インフルエンザ・・・ これらの伝染病が、遅れて出現した「ノストラダムスの大予言」の正体ではなのか? しかし「恐怖の大王」にしては、規模が小さいく 被害者が少ない!

2019年末、中国・武漢で“新型コロナウイルス”が発生しました。 「また 中国人が伝染病を発症した」 世界中が、衛生(環境)管理に疎い中国に対し、“対岸の火事”と傍観した筈です。 その原因を招いたのは、事もあろうにWHO(世界保健機関)です。 「新型コロナウイルスは、感染力は強いが 死亡率は低い・・・」 WHOが曖昧な認識を示すのですから、人々の判断が揺るぎます。(季節性インフルエンザ程度か?) 隣国の日本は、中国(武漢)を警戒したものの、水際作戦は不完全だったと思います。 問題は、無防備だった“ヨーロッパ”&“アメリカ”です。 WHOが、新型コロナウイルスの蔓延を“パンデミック宣言”して以降、爆発的な流行を起こしました。(中国・武漢で伝染が終息し“パンデミック”を宣言したWHOの言動が不可解です) 半年後?・1年後?・2年後?・・・ 終息が何時になるか分かりませんが、当事者を問題提起する必要があります。

◎ “新型コロナウイルス” 大きさ“100㎚”、インフルエンザウイルスと、ほぼ同じサイズ。 しかし、毒性・危険性は“未知数”!     



私は「ノストラダムスの大予言」から、“新型コロナウイルス”の恐怖を 殊更 煽るつもりはありません。 しかし 新型の病原体を、甘く観たり他人事の様に扱うのを危惧します。 この病原体が、最終的に如何なる毒性を引き起こすのか、分からないだけではなく防衛手段がない事を 警戒します。 自然(集団)免疫で、この場を凌ぐなどの発想は、愚の骨頂です。 感染後 ウイルスが変異し、重症化する可能性があります。 「正しく恐れる」のであれば、年齢に関係なく感染を阻止する事です。 それが、“新型ウイルス”に立ち向かう最低で最高の条件です。

現在、北海道の“新型コロナウイルス”(SARS-CoV-2)(COVID-19)の陽性患者は、全国で3位です。 3月24日まで、約1か月間「1位」だったのが“嘘”の様です。 まだ“パンデミック”進行中ですが、決して再逆転はない筈です。 やはり 北海道知事「鈴木 直道」が、一早く“緊急事態宣言”を発表し 道民に外出自粛を促した事が、結果的に実を結んだものと思います。 東京・大阪・名古屋の陽性患者数は、1か月後に判明すると思います!         


ワタリガラスの伝説

2020-03-28 08:53:22 | 旅行・地域

ある日、地球ドラマチック(NHK )「ルーマニアの冬の森」を観て、“カラス”の不思議な能力を感じました。 番組では、200匹ほどの“ヒツジ”を飼う一人の牧夫と 22匹の牧羊犬が、一匹の“オオカミ”からヒツジを守る ドキュメントでした。 そこに、一羽の“カラス”が登場します。 なぜ、カラスか? 「オオカミがヒツジを捕った後、残肉(おこぼ)をカラスが狙っているのだろう」 しかし、違いました。 カラスがオオカミを誘導(コントロール)していたのです。 カラスは、上空から牧羊犬の警戒心をそらし、オオカミに狩猟のチャンスを与えていたのです。 「ルーマニアのカラスは 頭がいい」 そこで、ある逸話を思い出しました。 “ワタリガラスの伝説”です!

ワタリガラスは、シベリアやアラスカに生息するカラスです。 厳冬期は、餌を求めて南下する渡り鳥で、日本では北海道の東部で目撃されています。(生息地は千島列島か?) 日本中で見られるハシブトガラスより、ひと回り大きく(体長約70㎝)「カポン・カポン」又は「アポン・アポン」と鳴く様です。 一見 ただのカラスですが、世界中で“ワタリガラス”の逸話が、数多く残っています。 太古の昔から、「森を造った功労者」とか「人間に知恵を授けた」とか、ワタリガラスの伝説は色々あります。 如何してなのか? 野鳥の中で、一番 知能が高いからです! 研究によると、脳は小さいものの“チンパンジー”と同じくらいの知恵があるそうです。 人間で言うと、4歳児程度の学習能力ですから、野生ではトップレベルの頭脳と言えます。 それゆえに、ワタリガラスの伝説が生まれた?  自然の摂理に反する人間に対し「ワタリガラスは何かを教えてくれる」と考えると、何故か貴重な存在に思えます。 たかが “カラス” されど “ワタリガラス” と!

日本(道東以外)で見られない筈の“ワタリガラス”は、なぜか「古事記」や「日本書紀」に 八咫烏(ヤタガラス)の名で登場しています。 「神武 天皇」が東征の途上、天から遣わされた鳥の神(八咫烏)の道案内により、熊野・吉野の山中を無事に行軍できたと言う記録が 残っているのです。 なぜ存在しない筈のカラスが、克明に記されているのか? おそらく、ロシアや北欧から伝えられた神話が、着色され中国経由で日本に入った? 一方、縄文時代ころアイヌ人から伝わったと言う説は、少々矛盾があります。 アイヌが “国(蝦夷)を守る神”と崇拝していた鳥は、シマフクロウ(モシリ・シカマ・カムイ)だからです。 渡り鳥のカラスを、神の如く敬うとは思えません!

ご存知と思いますが、日本サッカー協会のシンボルマークに、八咫烏が描かれています。 イラストでは、3本足のカラスです。 八咫烏=ワタリガラスは、神秘的で謎の多い野鳥です。 いや、白亜紀(始祖鳥)から命を繋いで来た総ての鳥類は、存在そのものが神秘です! 私は、空を飛ぶ“スズメ”・“カラス”~飛ぶのを止めた“ペンギン”・“ダチョウ”・・・ 野生があって野心がない野鳥が好きです。  

◎ 「コルウス」ラテン語で“カラス”(伊達市カルチャーセンター展示)


M*A*S*H(マッシュ)

2020-03-26 09:04:43 | “現代医学の功罪” 関連

 

1970年公開 M * A * S * (マッシュ)は、アメリカで放映された人気テレビ・ドラマです。 日本では 数年遅れて放送されましたが、深夜でしたので観ていた方は少なかったと思います。 ドラマの設定は 朝鮮戦争で、アメリカ軍移動野戦病院(主にテント内)が、ドラマの舞台になっていました。 徴兵制度により、朝鮮半島に派兵されたエリート外科医や女医が、戦争の現実に矛盾を感じつつ 職務に奔走するのですから、トラブルや苦悩が絶えません。 時には口論が、場合によっては殴り合いの喧嘩が、そこから友情や絶縁がドラマを盛り上げていました。 名医・藪医者・女医・神父・職業軍人・・・ 限られた配役で演出された 反戦ドラマでありブラックコメディでしたが、約10年も続いたのですから、アメリカ人の戦争に対する認識・本音が 多少なり理解できました!

その「マッシュ」の舞台になったのは、“朝鮮半島”でした。 1950~1953年に勃発した朝鮮戦争は、アメリカ・イギリス・フランスが南から 中国・ロシアが北から参戦し、激しい戦闘の結果 北緯 38度線を境に線引きされました。 しかし、朝鮮戦争が終結された訳ではありません。 現在は、“休戦状態”です。 大韓民国(韓国)と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)は、未だに戦闘(一時中止)状態のままです。 ですから、アメリカが世界の警察を気取って、軍用ミサイル発射の報復をすると、中国やロシアが黙っている筈はありません。 第二次世界大戦の再現になる可能性があります。 朝鮮半島は、67年間“緊張状態”が継続されているのです!

緊張状態と言えば、現在の“新型コロナウイルス”の蔓延も、戦争における有事と同じです」 偶然にも、TVドラマ“マッシュ”の舞台“朝鮮戦争”の風景と重なります。 最前線に設けられた“野戦病院”(テント&仮設施設)です。 そこで活躍できるのは、将来を確約された(算術)医者ではありません。 志が高く、野望や欲望の低い(仁術)医者です。 残念ながら、日本中を探しても見当たらないと思います。

“新型コロナウイルス”問題は、どこの誰が解決してくれるのか? そんな偉人はいません。 過去の“パンデミック”同様、自然収束をひたすら待つ事です! 治療薬(ワクチン)の完成を待っても、埒が明きません。(SARS・MARS・新型インフルエンザ・・・ 現代医学の力で、治療薬が出来た事実はありません) 

1年延期された“東京オリンピック”は、パンデミックが沈静しても“風前の灯火”です。 世界が“鎖国状態”・“経済疲弊”の中で、どうして裕福な観光客が、日本を訪れるでしょうか? 金を落とす客など、来る筈がありません!    


“ジフテリア” と “アレルギー”

2020-03-24 08:49:22 | “現代医学の功罪” 関連
アレルギーの原因は、既に解明されている。
 
1884年、“天然痘”の研究をしていたロベルト・コッホの門下生であったドイツのフォーン・ベーリング北里柴三郎は、当時 蔓延していた伝染病の研究の為、師の元を離れています。 その後、共同研究でジフテリア破傷風の抗毒素を発見した様です。 少量の病原菌を接種した馬の血液中に病原を打ち消す作用を見い出し、その血清(ワクチンの原型)を医療に応用して大きな成果を上げています。 このワクチンが出来た事で、ジフテリアと破傷風の恐怖から世界が救われたたと言えます。 運よく? “フォーン・ベーリング”は、師である“コッホ”より先に“ノーベル賞”を受賞しています。


   
1906年 ベーリングは臨床実験を重ねる中、ジフテリアと破傷風の治療の過程で、一部の患者がショックを起こして発熱・発疹・嘔吐・痙攣を併発し、死に至る症例が多いのを診て新たな疾病「アレルギー」と言う定義を設けています。 治療に用いたワクチンに含まれる動物由来の病原菌が、リスクとして余病を併発すると明言しているのです!
 
“アレルギー”&“アナフェラキシー・ショック” の定義(発症原因)は、既に100年以上前に究明されているのです。 “ジフテリア”と“破傷風”の治療による副作用が、研究者自らアレルギーを齎すと示唆しているのです。 どうして、明確な論文があるにも関わらず、その後の医療界は事実を隠蔽したのか? ジフテリアと破傷風の治療を優先した為、アレルギーと言う病気を時代の渦の中で、軽視・無視してしまったのです!

    

 日本における“近代医学の父”と言われる北里柴三郎は、フォーン・ベーリングとジフテリアと破傷風の研究を共にしています。 アレルギーの存在は、その時点で二人とも把握していた筈です。 然らば 北里大学は、アレルギー医療に秀でていると思われます。 しかし 北里柴三郎の教えは、後世に引き継がれていない様です。 偉大な先輩の志など、魅力も興味もなかったのでしょうか? アトピー性皮膚炎も花粉症も、生死に纏わる重篤な病気でないと言う風潮が、医学界の共通する認識なのです!

それが、大きな問題です。 ジフテリアと破傷風の治療法は、既に確立されています。 どうして、ジフテリアと破傷風のワクチンが、今日 必要なのでしょうか?(戦後、法定予防接種として義務化) そもそも、一度の予防接種やワクチンの効果が、一生涯続くと言うのは妄想・幻想の類で、科学的な論拠などありません。(インフルエンザのワクチンは、毎年投与しても効果は気休め) ジフテリアと破傷風の病原菌を、医療とは言え接種すればアレルギーの原因(余病)になると、北里柴三郎は草葉の陰で訴えているのです! 

パンデミック”は、人類共通の驚異です。 百数十年に渡つて、様々な研究が行われて来ました。 しかし、治癒を齎す治療薬(ワクチン)など、現実に何一つないのです。 スペイン風邪・SARS・MARS・新型インフルエンザ・鳥インフルエンザ・・・ 効果がある特効薬やワクチンは、人々の願いも虚し何一つないのです。 一つでもあれば、“伝染病”も“感染症”も恐れるに足りません! 

金欠病

2020-03-22 08:01:14 | “現代医学の功罪” 関連
金欠病」 冗談抜きで、これほど深刻な病気はありません。 何故なら、日本の将来を侵す大病だからです。 正に「地獄の沙汰も金次第」です! 戦後 医療水準を上げる為に、国は青天井で資金を注ぎ込んだ様です。 患者の医療負担は、国費で賄う保険制度を構築したのです。 始めの内は、患者に有利な制度(国民皆保険)は好評でした。 しかし、予算には限度があります。 湯水の如く注ぎ込まれた医療補助金は、景気に左右され徐々に疲弊(減額)しました。 国は借金(国債)でなければ、運営できない重い負担になったのです。 現在、その額1,000兆円以上? 思えば、国債の全てが医療負債と言えます! それでいて、ガン患者は増える続ける一方・ワクチンは投与の効果が望めない・医療過誤や事故(ミス)が後を絶たない・・・ こんな状況で、如何して日本は医療先進国と言えるのでしょうか? 「医は仁術」であれば良し「医は算術」ならば、日本は何れ沈没します。 何せ、我々の財布(国の収入)から毎年半分近く(40兆円強)、諸々の医療機関が吸い上げているのです。 特に、健康寿命が尽きる70歳以降(延命治療)の医療費は、全体の6割に及ぶのが 最大の問題です!



これが、国民皆保険の実態です。 共産主義社会では、国が強権で医療機関をコントロールする事が出来ます。 しかし 民主主義社会は、個々が自由に利益を追求する過激な競争があります。 国が一医療機関を支援すると、政治に対する批判は爆発します。 平等に分配すれば、莫大な医療支援金が発生します。(役に立たない大学病院が多過ぎます) 負のスパイラルは、全ての経済成長を阻害するのです。 行くも地獄・戻るも地獄、それが現在の日本です。 医療先進国のアメリカは、理性が働き国民皆保険を否定しているのです。 医療費によって、国が沈没する事を危惧しているからです。 然らば、なぜ日本は国民皆保険を続けるのか? 長期政権によって、医療システムが構築されているからです! 「医療による医療の為の貧乏」 既に、負の連鎖は重病化しています。 その重病人を介護するのは、将来を担う若者達です。 余りにも、不条理(可愛そう)です。 医療と言うプロパガンダは、早々に終わらせる(幕を下ろす)冪です!



病院と言うものは、「砂漠のオアシス」だと思います。 いくら居心地が良くても、旅の途中の避難所に過ぎません。 用が済めば、速やかに立ち去るのがベストです。 “病院”も“オアシス”と同じ 避難所だと思います。 病気やケガが快復すれば、医者にもクスリにも頼る必要はありません。 「二度と病院に行かない」 そんな気概が必要です。 医者が処方するクスリには、毒も麻薬も呪いも含まれているのです。 「このクスリを飲み続けなさい」 そう言って魔性のクスリを、医者は患者に勧めるのです。 “薬漬け”こそが、日本医療の本質です。 案外、病院は「砂漠のオアシス」ではなく「砂漠のアリジゴク」かも知れません!