エゾ中村のブログ

「藤圭子」から「現代医学の功罪」まで、思いの丈を綴ります。 ・・・ From 北海道 ・・・

東京五輪・マラソンが札幌へ

2019-10-27 15:47:06 | 旅行・地域

国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は、2020年・東京五輪 “マラソン”と“競歩”の会場について「IOC理事会と大会組織委員会は、札幌市に移す事に決めた」と、札幌開催は確実な情勢になりました。  この情報を知った北海道民は、まるでオリンピックが札幌市で開催されるが如く、諸手を挙げて歓迎しています。  それに反し 東京都民は、オリンピックの花形競技を、突然 横取りされたが如く落胆しています。  今後、どうなるのでしょうか?  東京五輪まで 1年を切って「マラソンや競歩を札幌で開催する」、IOCの判断は無謀です。  突然「サッカーのゴールを移動します」では、誰しも(道民以外)納得は出来ません!          

仮に 札幌開催が決定すると、問題・課題は数々あります。  IOCが指定したスタート&ゴール会場「札幌ドーム」は、元々 野球やサッカーを目的とした競技場です。  陸上競技のトラックには不向きな構造で、簡単に改造・改修する事は出来ません。  最大の問題は、札幌ドームからスタートするマラソン競技は、過去に実施した経験がない事です。  IOCが、自由にコースを設定すれば良い?  札幌市の地図に 鉛筆で線を描くだけで、理想のコースは完成しません!  11月に 大会組織委員会が、五輪マラソン&競歩を札幌開催に決定しても、北海道では雪の季節が訪れます。  予定のコースが決まり、42,195キロを測定できるのは、来年の雪解け(4月)を待たなければなりません。  来年のオリンピック開催日(7月末~8月上旬)目前です。  選手が、事前練習する暇がありません?  ある意味 “ぶっつけ本番”・“出たとこ勝負”ですので、選手みな平等とも言えます!

こんな事を言う私ですから、マラソン&競歩の札幌開催に反対していると思われるかも知れませんが、実は大賛成です。  思えば オリンピックの競技の中で、観客数が一番多いのは“マラソン&競歩”です。  なぜなら、チケット無し(一部を除き)で観られる競技だからです。  大勢が タダで観られる?  オリンピック札幌開催は、元々「棚から牡丹餅」ですので、道民が反対する道理はありません!  「札幌ドーム」の問題も、「競技コース」の問題も、諸費用も、札幌市は全力をあげてクリアする筈です。  札幌市の夏は、避暑で訪れる観光客が大勢やって来ます。  ホテルや旅館は、確かにキャパシティー不足になります。  しかし、近郊(小樽・千歳・苫小牧)の宿泊施設を活用すれば、問題は何もありません。  オリンピックを観た後は、避暑と観光を楽しむ事が出来ます!

気の早い話ですが、私はマラソンや競歩を観に行く計画を立てました。  偶々、予定されるマラソンコースに並行して建つマンション(10F)に友人が住んでいるので、早速 電話して当日の訪問を申し出ました。  マンションのベランダから見下ろすマラソンは、障害物もなく最高の観客席だと思います。  念を押す為 札幌の居酒屋で“飲み会”を開き、飲んだ勢いで承諾してもらいました。  当日の問題は、駐車場と交通機関です。  札幌市の地下鉄南北線・真駒内駅の駐車場に車を置き、地下鉄を利用し友人のマンションに向かう予定です。  マラソンコースは、我が家から100キロ(2時間強)ほどですので、宿泊の必要はありません!

こんな計画を立てても「予定は未定で決定ではない・・・」、IOCが言及する“札幌開催”は 今後どうなるのか?  福島県?宮城県?北方領土? “どんでん返し”もあります。  ことわざ「果報は寝て待て」、期待を込め 来年のオリンピックを待ちたいと思います! 

◎ 冬のスズメたち(sparrows)+ヒヨドリ