エゾ中村のブログ

「藤圭子」から「現代医学の功罪」まで、思いの丈を綴ります。 ・・・ From 北海道 ・・・

「お前」は 喧嘩の枕詞

2021-05-30 08:16:15 | 日記

3年前、言葉に関する興味深い報道がありました。 プロ野球 “中日ドラゴンズ” の応援歌「燃えよ ドラゴンズ」  みなぎる闘志を奮い立て お前 が打たなきゃ 誰が打つ~   歌詞の中で「お前」が、不適切と言うものです。(お前騒動) その指摘、共感します。 常々「お前」は、公に使う言葉ではないと思っています。 当然、親しい関係(親子・夫婦)であっても、気安く使うと相手が嫌がります。 露骨に「上下関係」を 誇示する言葉だからです。 なぜかと言うと、単なる you ではなく、短い言葉の中に fool(馬鹿・間抜け)が隠れています。 “相手を見下す言葉” 「お前」「貴様」「野郎」は 喧嘩の枕詞(まくらことば)です! 

「お前」は、貴方(あなた)と意味合いが違います。 そんな「お前」を、テレビの世界で 平然と使っています。 ドラマ・バラエティー・・・ 特に、‟お笑い” による “ボケ” と “ツッコミ” の掛け合いが 顕著です。 どのコンビも「お前・お前」の連呼が目立ちます。 一つの芸として、ボケが 下 でツッコミが 上 を表現していると思いますが、そんな設定は “お笑い”(愉快)と言うより “不愉快” です。 ‟芸事” は、観衆を交えたショーですから「お前」は、極力 避ける冪です。 相方を「アベちゃん」でも「シン君」でも、名前を端折って「お前・お前」は 噺家のセリフでありません。 芸人ならば「もっと言葉を大切に 扱え」と言いたい! 失礼しました。「扱え」も ‟命令言葉” でした。

◎「お前・貴様・野郎」は、喧嘩の枕詞
 

流行語 の大半は、テレビから生まれると言っても、過言ではありません! 日本にテレビが登場し おおよそ 70年、様々な 流行語 が生まれました。 中には、不快・不適切 な言葉もあったと思います。 それらを 放送業界は、放送禁止用語 といて 厳しく規制して来た筈です。 それ程 テレビで流行る言葉が、視聴者に 悪影響 を与えるのです。 ただし「お前」は、規制外だったのでしょうか? 放送業界は、正しい言葉と 勘違いしています! 
「お前」を、全否定するのではありません。 安易に多用する冪ではないと、言いたいのです。 ドラマ や コント には台本があり、生放送でなければ 事前に チェック や 修正 は可能です。 それを怠ると、謂れのない批判が “役者” や “芸人” に向かうのです。「横暴な奴・横柄な奴」と!

中日ドラゴンズの応援歌は、監督の配慮で一件落着した様です。「これからは ‟お前”ではなく、選手の名前で応援して欲しい」 ファンは、即座に受け入れたと思います。 そうです。 選手 より お客様(ファン)の方が格上などと、誰も思っていません! 「‟お前”を止めて、選手の名前で応援する」当然ではないでしょうか? 

「中日ドラゴンズ 頑張れ」 そう言えば、最近 “頑張れ” も ‟放送禁止用語” に追加された様です。(業界の自主規制で、一般人が使っても問題はありません) 

日本語には、目上の方に使う ‟敬語” があります。 また、同年代に使う ‟タメ口” もあります。 指導者が使う ‟命令語” もあります。 歌謡曲 や 映画・ドラマ など、放送禁止用語が含まれていると、再放送も自主規制ですから、常に注意しなければ成りません。 
「高倉 健」「里見 浩太朗」「勝 新太郎」が主演の ‟やくざ映画” ・‟時代劇” は、セリフが現代に合わない理由で 放映禁止(お蔵入り)なのでしょうか? つくづく「昭和は 遠くなりにけり」と感じる 今日この頃です! 


悲劇・キリンの親子

2021-05-28 08:17:40 | 日記
NHK:地球ドラマチック「最後のキリン~忍び寄る絶滅の危機~」を観て、‟キリン” の悲劇を知りました。 成長すれば、体長 4,7メートル・体重 1,900キロ にもなる ‟キリン” が、いかに弱い動物か 想像を超えていました。 
陸上最大の草食動物:キリン は、‟長い首” で ライオン などの天敵を発見したり、素早く逃げる ‟長い脚” が有利である反面、草原では目立ち過ぎる ‟弱点” があります。 そのせいか、ゾウ の様に大家族で暮らさず、基本的に ‟単独行動” です。 草原で 仲間に出会っても、長い間 行動を共にする事は 避ける様です。(本能でしょうか?) キリン同士の団結が、他の動物より少ないと感じます!
 
問題は、種の存続に必要な ‟交尾出産” です。 雄キリン は 子供のいない 雌キリン を、交尾の対象としか捉えていない様です。 野生動物の大半が、出産・子育ては ‟雌” だけなのは 野生では 特別でありません。 ‟母子家族” が 一般的です。 しかし 大型動物(キリン)は、小型動物に比べ 子供の 乳離れ が遅い。 子キリン は、自分で餌を食べられるまで、15ヶ月かかると言われています。 それまで、母親の保護が 必要になります。 普段、あまり水を必要としない 母キリン は、ミルク を 沢山 出す為に 毎日 数十キロ移動し、危険な水場を目指さなければなりません。 襲われ易い 子キリン は同行できず、安全な場所で 母キリン の帰りを「首を長くして待っている」! 干ばつが続くサバンナでは、将来に渡り ‟水” が最大の ‟生存問題” になるのでしょうか?    

2018年、ケニア最大の動物保護区・ツアボ国立公園 で、フランス・クルーが撮影した ‟ドキュメント” です。 それを、NHK が 編集・放映 したものです。 

最後のキリン~忍び寄る絶滅の危機~

一頭の雌キリンが、サバンナで 子供「トゥイガ」(仮称)を 出産しました。 産まれた「トゥイガ」は 母の愛情を受け、すくすくと育ちました。 しかし、三ヶ月後に ‟悲劇” が起きたのです。 ライオン に 命を奪われた。 「トゥイガ」ではありません。 母親でした。 飢えた 10頭もの ライオン に、逃げる暇もなく食い殺されてしまいました。 弱肉強食のサバンナですから、自然の摂理と言えます。 しかし、番組を観ながら「残された‟トゥイガ” は、これからどうなるのだろうか?」 体長 2メートルの 幼いキリン「トゥイガ」を、不憫に思いました! 

放送では、不安そうに母親の帰りを待つ「トゥイガ」の姿が、走馬灯の様に流れていました。「母の死 = 子供の死」そんな事を、幼いキリン が 知る術はありません。 おそらく、母のミルクを飲めなくなった「トゥイガ」は、飢えで三日もすれば 倒れてしまいます。 いや、その前に天敵(チーター・ハイエナ)に襲われると思います。 これが、‟野生の掟” と言うのでしょうか? 大きくて可愛い「トゥイガ」の 過酷な運命に、胸が熱くなりました!

何も、‟動物愛護” を強調するのではありません。 「自然は 自然のままで」 本来、それで良いと思います。 ‟キリン” の絶滅は、ある意味で自然かも知れません。 しかし、アフリカの環境を 人間が破壊したとすれば、いずれ ツケ(反動)は我々に回って来ます。 悲劇キリンの親子」は、近い将来を写し出す ‟ノンフェクション” と感じる番組でした! 

アフリカで約 2,000頭に減少した ‟キリン” は、絶滅の危機が 間近に迫っています。 もはや「対岸の火事」と、高を括っている場合ではありません。 キリン を保護するのか? とんでもございません。 一にも二にも、地球の環境を改善する事「それに尽きます」! ‟夢物語” かも知れません。 

◎ 自然のままに生きる「キリンの親子」


子キリン「トゥイガ」天国で 母親と幸せに暮らしていると 信じたい。

“開陽丸” と “戊辰戦争”

2021-05-26 08:13:48 | “アイヌ文化”関連

大政奉還” & “明治維新” の経緯は、専門家でも正確に答えられないと思います。 どうして 500年前の歴史を説明できても、150年前の近代史が曖昧ないのか? 何か、解明してはならない “不都合な真相” があるのではと 疑ってしまいます! 大政奉還は、開国を迫ったアメリカ合衆国の “黒船襲来” が 原因なのでしょうか? 「このままでは 軍事力でアメリカの植民地にされる」 それを恐れた「徳川 慶喜」は、あっさりと “大和朝廷”(天皇)に政権を移行した。 それとも、幕府に反旗を掲げた “新政府軍” の策略だったのでしょうか? 真相は、闇の中です! 明らかなのは、新政府軍を支援した、“海援隊” の「坂本 龍馬」です。 時のスターの如く現れ、人心を掌握する原動力になった人物です。 しかし、イギリス?の支援を受け 目立ち過ぎた「龍馬」は 敵が多かった。 “池田屋事件” では 辛うじて殺戮を逃れたものの、その後 何者かによって 暗殺されています。 下手人は、京都の治安警察「地回り」なのか、新選組一の剣豪「沖田 総司」なのか 、‟乱世” における ‟謎” です! 

蝦夷(現・北海道)に辿り着いた幕府軍:“新撰組” の動きは、地元と言う事もあり 多少 知識があります。 新撰組を率いた総長「近藤 勇」は、関東での戦いで 新政府軍に捕まり処刑(首切)されています。 総長亡き後、副長の「土方 歳三」が 新撰組の指揮を代行しています。(男気で知られる “鬼の副長” です) 
関東で劣勢に立った新選組は、新政府軍に追われ 蝦夷の箱館(函館)に向かうも、軍力の差は大きかった。 止む無く、軍艦数隻と “開陽丸” で 江差に向かった。 戦略 と 体制 を 立て直す為でした。 しかし 1868年の冬、暴風雪が原因で ‟座礁” してしまった。 まもなく ‟開陽丸” は 江差港で 沈没 した様です。 頼みの “開陽丸” を失った「土方 歳三」と 艦長の「榎本 武揚」は、心底 落胆したと言われています。 その後 別の軍艦で箱館に戻ったものの、新政府軍の優位は変わらず「土方」は、あえなく 敵兵の銃弾を受け 戦死 しています。 新天地を蝦夷に求めた “幕府軍” の日本で最後の内戦:戊辰戦争 は、‟新選組” の敗戦をもって終焉しています!  

これが、歴史の片隅に埋もれた真相でしょうか? もし 開陽丸が沈没せず、新選組「土方」が あと一年生き延びていたら、蝦夷地の歴史が大きく変わったと思います。 戊辰戦争は、‟新政府軍” と ‟新選組” の戦いではありません。 幕府軍(徳川幕府)と 新政府軍(明治政府)の戦いです。 力が衰えたと言え、幕府軍は強かった。 特に ‟会津藩” と ‟庄内藩” は、新政府軍と戦う為に ‟ドイツ” から莫大な軍資金の援助を求めていたのです。 しかし、その目論見は「土方 歳三」の死と、‟戊辰戦争” の敗戦で頓挫した様です。 

疑問は 内戦のどさくさに翻弄され、アメリカ・イギリス・ドイツ の侵略を、新政府軍は 忘れていたのでしょうか? ‟新選組” の抵抗が 一年以上長引けば、日本は 他国から狙われる立場だったのです! ‟お粗末” どころか、余りにも 国は ‟無防備” でした。 新政府軍が目指した ‟明治政府” は、かの国の ‟植民地” になったかも知れません。


◎ 江差港の入江に停泊する“開陽丸”(レプリカ)                                 Kaiyou

明治維新” は、不可解な動向が多過ぎます。 どうして、新撰組 と 新政府軍 の戦いが 蝦夷地で繰り広げ、そのまま “新政府軍” は 北海道に居座ったのか? 新政府軍の策略が、蝦夷地略奪 だとしたら “戊辰戦争” の正当性が問われます! 一体 「土方 歳三」率いる新撰組は、命を懸けて蝦夷地を守ったのか? それとも、明治政府の策略に乗ってしまったのか? どちらにしても、アイヌ民族の聖地・蝦夷 を標的にした “都合の良い略奪” です! 
戊辰戦争で日本の軍事力を誇示し「北の大地(蝦夷)を奪い取った」 どこに大義があるのでしょうか? 徳川幕府は、“北前船” の寄港地として蝦夷を物流の拠点として位置付けていたのです。(鎖国時の大事な貿易港として) 

泰平の 眠りを覚ます上喜撰(蒸気船) たった四杯で 夜も眠れず」 黒船来航で目を覚まし、持てる軍事力で 弱い ‟アイヌ民族” を威嚇し 攻め入る。 余りにも、安易な発想です。(アメリカ人に勝てないが、アイヌ民族には勝てる) 武家政権:600年の ‟戒め”(人道)を、いとも簡単に破ってしまったのです! 一体全体、誰が ‟利益” を得たのか?

◎「土方 歳三」(鬼の副長)

(男気の副長と言うより、男前の歳三)  

明治政府設立で失職した諸藩の下級武士を、次から次へと北海道に追い遣ったのは事実です。 “屯田兵” として ‟開拓団” として、未開の大地を開墾する様に政府が指令したのです。 要するに、不平不満分子の追放(厄介払い)でした。 その末裔が我々道民ですから、明治政府を安易に批判出来ないと承知しています。 しかし 150年経っても、過去の亡霊(軍国主義)に支配されるのは ご免です。 現在の日本は、世界屈指の “民主主義国?” です。 近代史を振り返るのは、自由だと思います!  

“大政奉還” & “明治維新” で活躍した「徳川 慶喜」「坂本 龍馬」「西郷 隆盛」「勝 海舟」「板垣 退助」「伊藤 博文」「岩倉 具視」「近藤 勇」「土方 歳三」「榎本 武揚」 それぞれ、日本の将来を憂いた方々です。 ただし、日本を “軍国主義” に導いた人物が 確実に居ります。 そして、侵略戦争(領土拡大)に舵を切った! 

果たして「坂本 龍馬」の志は、明治政府に受け継がれたのでしょうか? 残念ながら、新政府軍(明治政府)に都合よく担がれたと思います! 「日本の夜明けは近い」 「龍馬」が言う “日本の夜明け” は、明治政府が歩んだ “軍国主義”・“侵略戦争” の道ではないと思います。    

◎「坂本 龍馬」(明治維新の第一人者)

「坂本 龍馬」は、欧米の ‟民主主義”・‟経済立国” を目指した ‟志” が高い人物と信じたい。 その後の ‟明治政府” は、‟軍国主義” と ‟侵略戦争” の 明け暮れ でした。 「龍馬」の言う「日本の 夜明け は近い」と、‟正反対” です! 

                 


エキノコックス

2021-05-24 08:05:29 | 旅行・地域

エキノコックス」は、‟キタキツネ” が齎す ‟感染症” です。 野ネズミ を捕食する事で、ウイルスが ‟キタキツネ” に伝播し 体内で増殖した病原菌ウイルスが、排便 や 尿 が 河川(主に澤水)を汚染し、動物(人間を含む)に病気を拡散すると言われています。
‟新型コロナ” は、コウモリ由来のウイルス感染症ですから「エキノコックス」と、類似点があると思います。 果たして、‟キタキツネ” に代わる 媒体(動物)は、コウモリの死肉を食べた ‟野良犬” か?(食用犬 ⇒ 武漢市場へ) 
致死率が高い感染症:‟エボラ出血熱” は、‟コウモリ” ⇒ ‟死肉を食べたブタ” ではないかと推測されていますが 確証はありません。 やはり ‟食物連鎖” の結末は、環境破壊のツケとして 突如 ‟姿”(感染症) を現すと思います!  

◎ 可愛い “キタキツネ” の子供

北海道は ほぼ全域が、狂暴な ヒグマ の生息地です。 しかし、日常生活でヒグマを警戒する必要はありません。 川釣り や 山菜取り で深い山(危険地帯)に侵入しない限り、ヒグマに遭遇する確率は極めて低い。 好奇心で見たいと言うのであれば、登別 や 昭和新山 の「クマ牧場」で観察する事をお勧めします。(安全で 目の保養になります)

もう一つ、北海道全域に危険な ‟風土病” が存在します。 それは「エキノコックス」と呼ばれる ‟感染症” です。 野ネズミに宿る多包条虫を、‟キタキツネ” が捕食する事で 二次感染 が起き、糞 や 尿 から変異したウイルスが拡散すると考えられています。 「多包性エキノコックス症」は、発見されたのが1936年で、未だに謎の多い感染症です。 正確な発症メカニズムは、現在 解明されていません。 人間が「エキノコックス」に感染すると、肝臓の機能不全を起こす病気ですが、感染から発症まで 10~20年と長く 原因究明 や 治療 が難しいのです。 
北海道の「エキノコックス」感染者は、年間 20人ほどで 死亡に至るケースは極稀です。 それゆえ、警戒心は薄いと思います。「沢水は飲むな」「山菜は過熱して食べよ」そんな注意勧告では、防ぎ様がありません。 伝染病・感染症 は、ウイルスの “伝播ルート” が 特定できない難しさがあります!

「エキノコックス」の感染率が高いのは、人間より ペット・家畜・野生動物 です。 30年ほど前、今人気の 旭山動物園(旭川市)で「エキノコックス」が流行し、ローランドゴリラ や ワオキツネザル が大量死し、営業休止に陥った事がありました。 ペット や 家畜 の場合、伝染速度が人間に比べ早く、瞬く間に重症化すると言われています。 仮に家畜に感染すれば、たちまち ‟鳥インフルエンザ”・“豚インフルエンザ” の様に、大規模な伝染拡大に繋がります。 

驚きました!」 数年前 宮城県の蔵王に、観光目的で「キツネ牧場」が出来た事を知りました。 約 250匹の ‟キツネ” を 飼育しているとの事です。  その大半が “キタキツネ” で、北海道で蔓延する「エキノコックス」が、将来 宮城県で拡散するのが心配です。「キツネ牧場」が、100年・200年と営業できる保証はありません。 一時のブームが去り観光客が減ると、牧場は閉鎖されます。 そうなると、‟キタキツネ” は 野に放たれるのでしょうか? 「エキノコックス」の被害が 心配です。 ‟キタキツネ” は、北海道だけで留めて欲しいと願っています!

‟キタキツネ” は、北海道から宮城県に運ばれたとしても、‟外来野生動物” に当たりません。 しかし、日本各地で農産物被害を齎す様々な外来種(アライグマ・ワニガメ・ヌートリアなど)は、全て人間が運んだ “罪のない動物達” です。 ペット・興味本位・営利目的で、野生動物をコントロールできると考えるのは、伝染病を増長する ‟元凶” でしかありません! 

◎ 2年前、我が町で檻に掛かった “キタキツネ”。 「エキノコックス」がなければ、ペットのイヌと変わりません。

自然を破壊したり 野生動物をコントロールするのは、人間の “エゴ” です。 その代償なり反動は、必ず津波の様に襲い掛かって来ます。 一人一人が、“自然に生かされている” という認識を持たない限り、“病魔”(感染症)・“災難” は 永遠に付き纏うと思います!

首なし鶏「マイク」は 訴える

2021-05-22 08:16:45 | “現代医学の功罪” 関連
1945年(76年前)、アメリカ・コロラド州の農家で飼育されていた “”「マイク」(生後5ヶ月)は、家族の夕食用に首をナタで切り落とされたそうです。 驚いた「マイク」は、暴れて庭中を逃げ回った。(当然です) 不思議な事に、しばらくすると落ち着いて 普段と変わらなく歩いていた様です。 翌日になっても生きていたのを目撃した飼い主は、不憫に思い首の穴(食道)から エサ を与え 首に溜まった タン を吸引したところ、見る見る元気になったそうです。

・・・首のないニワトリ・・・

噂は たちまち広まり「奇跡の鶏・マイク」としてマスコミに取り上げられ、アメリカ中の話題になった様です。 その後、飼い主は「マイク」を各地で公開し(見世物)、多額の興業収入を得たそうです。 しかし 首のない「マイク」は、長生きできませんでした。 首を切断され 18ヶ月後、タンが気管に詰まり ‟窒息死” した ‟逸話” です!

◎ 生前の「マイク」(剥製ではありません)

(足元の首は 別のニワトリ)

嘘の様な、本当の話です! 私は、小学生時代に同じ様な風景を目撃しています。 農家の親戚宅へ遊びに行くと、叔父が「夕飯に 鶏肉をご馳走してやる」と、鶏小屋に向かいました。 好奇心でついていくと、叔父が一羽の鶏を捕まえて、小屋から出て来ました。 用意してあった丸太の台に鶏の首を置き、ナタで斬首しました。 その瞬間、鶏は暴れて叔父の手から逃げ出したのです。 首のない鶏が、まるで眼があるかの様に母屋に向かって走り出しました。 偶然なのか、障害物にぶつかる事なく、縁の下に逃げ込んでしまいました。 探しても見つからず、おそらく縁の下で絶命したと思います。(夕飯の鶏肉料理は断念)

アメリカ と 日本 の「首のない鶏」について 紹介しました。 何を感じますか? 全ての動物が、同じ生体機能を持っているとすれば、頭の中にある “” は、運動機能に関わっていないと言う事です! 鶏は、特別な動物ではありません。 寧ろ 「首のない鶏」から、動物の生体機能が 理解できる筈です!

2017年ですから、最近の情報です。 科学情報誌「Neuron」によると、「脳は記憶そのもので、眼・耳・鼻・口から得た情報を、未来に向けて学習する為の機能に過ぎない」と、論文が掲載されています。 
「“脳” は 運動機能と関係しない」 しからば、動物は何の指令で動く事が出来るのか? 37兆個あるとされる “細胞” か? 細胞を構成する “DNA” か? 現代医学の ‟” として、解明できないところに 不安を抱くのです!

新型コロナウイルス” 陽性患者の症状は、発熱・空咳・倦怠感・頭痛・味覚障害・臭覚障害・言語障害、など 様々です。 総て、‟脳” の機能に関わる異常と思われます。 ‟ウイルス” が、‟肺” だけを攻撃して起きる症状ではありません。 重篤な場合は、‟人工呼吸器” や ‟エクモ” で対処する必要があります。 しかし、原因が ‟脳” であれば療法は 変わって来ます。 ‟ウイルス” が 直接 脳を攻撃するのなら、‟精神障害” の治療を施す必要があります。 例えば、軽症なら「精神安定剤」重症なら「モルヒネ塩酸塩」(鎮痛・鎮咳を抑える)闇雲に 対症療法剤(レムデシビル・アビガン)を使用するより、選択肢として有効だと思います。(独り言) 

人間は ‟頭でっかち”(知能が高い)だから、肝心な ‟” の機能を見落としているかも知れません? ‟ニワトリ” は、どころか がなくても、そこそこ生きられるのです!

斯様に「首なし鶏・マイク」は、訴えて居ります。