デ某の「ひょっこりポンポン山」

腎がんのメモリー、海外旅行記、吾輩も猫である、人生の棚卸しなど。

ひとりのアーティストの 「告白」

2017-11-28 00:14:04 | 新聞・TV・映画・舞台・書籍etc.
 20年前。私は仕事の面白さに目覚め仕事に埋没していました。息子は大学4年、家を出てワンルーム暮しを始めました。子育てを終えた妻は習い事、教え事に夢中でした。健康不安はこれっぽっちもありませんでした。1997年、皆さんにはどんな年でしたか?

 20年前。不倫小説「失楽園」がベストセラー、映画「タイタニック」「もののけ姫」は空前の配収。バブルが崩壊し倦怠と閉塞感が生まれつつあったこの年、山一証券が廃業に追込まれ北海道拓殖銀行は破綻・・・1997年の日本経済は恐慌寸前にありました。


 1997年。安室奈美恵は「アムラー」と言われる一大ブームを巻き起こし、小室哲哉とともにミリオンセラーを連発しました。「Can You Celebrate?」は前年につづくレコード大賞に輝き、NHK紅白歌合戦では二十歳にして紅組のトリ!をつとめました。

 紅白歌合戦は異常な盛上がりを見せます。しかし彼女には休業!への日程の一つに過ぎませんでした。


 1年の休業を経て彼女は再び紅白歌合戦のステージへ。紅白が復帰後最初のステージとは・・・彼女の自覚を超える存在感でしょう。

 歌ったのは今回も「Can You Celebrate?」。前年紅白で歌った時の視聴率は59.1%、そしてこの年の紅白では64.9%、驚異的な記録です。「祝ってくださいますか?」は他者に対してではありません。あなたと私と これから生まれてくる私達の子どもへの祝福。


 彼女は紅白で涙しながら歌う自身に『もらい泣きしちゃう』。

 2001年。23歳。小室哲哉からの独り立ち。時に歌詞も自分で書き、ファンの反応をみながら歌も踊りも「自分で自分をプロデュースする」道を歩み始めました。その時が彼女の25曲目「Say the word」

 やがてヒット曲が途絶え光が見えなくなります。
 2007年、「Baby don't cry」が久しぶりに大ヒット、29歳の「新しい安室」が女性の心を掴みます。そして活動の軸をTVからコンサートに転換、MCなし!・・・2時間ぶっ通しのステージを作ります。


 10代でも20代でも…40代でもミリオンヒットを達成した唯一の女性アーティスト。50曲目の「HERO」は2016年リオ五輪の日本チーム テーマ曲。2018年は5大ドーム15公演、アジア5公演、70万人動員…2018年9月16日 引退!
 
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19 コメント

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私も観ました。 (讃岐おばさん)
2017-11-28 09:51:55
一緒に涙を流しながらティッシュを傍に置いて。
一言一言かみしめるように、確認しながら話す姿はとても感動しました。
私の子供くらいの年なのに、考え方にもブレがなくて。
引退後もいろいろあると思いますが、安室ちゃんらしく生きて行って欲しいと思います。
イモトの「あむろちゃ~~~ん!」の叫び声が悲しく響きます。
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Unknown (noriko)
2017-11-28 12:05:06
デ某さん、こんにちは(^^)
1997年、デ某さんがお仕事頑張ってる時、私は2歳の息子とお腹の中に娘達がいました。子育て始まったばかりです。
安室ちゃんの息子さんとうちの娘達同い年だったような。。。
子育てひと段落すると、次は自分のこれからを考えますよねぇ。
私もやっと自分の好きな事がてきる〜!とこれからの人生の予定をワクワクしながら考えてたら、腎がん発覚で予定狂っちゃいましたけど(^q^)
なかなか上手く進まないものですね。
安室ちゃんの引退残念ですけど、彼女自身悔いのないこれからを送ってもらいたいな〜と、先日NHKみながら思いました(﹡ˆ︶ˆ﹡)
いつかまた戻ってきてくれるんじゃないかな〜と淡い期待してます(*´∇`)
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Re:讃岐さん「私も観ました」 (デ某)
2017-11-28 13:30:38

讃岐さん
コメントありがとうございました

> 一緒に涙を流しながらティッシュを傍に置いて・・・
ティッシュは「傍において」ではなく『すみません、ティッシュいただけますか?』でした(笑)

> 一言一言かみしめるように、確認しながら話す姿はとても感動しました。
> 私の子供くらいの年なのに、考え方にもブレがなくて。
前記ティッシュ!を含めて表情も言葉も仕草も心の動きも・・・とても素直でナチュラルでした
歌っている彼女ではない安室奈美恵を初めて見て、私、讃岐さんと同じ感想をもちました。
本質的に 賢い女性なんだなぁ と・・・。

> 引退後もいろいろあると思いますが、安室ちゃんらしく生きて行って欲しいと思います。
私の尊敬する先輩が退職されるときの挨拶で
「良い笑顔をすれば 良い笑顔がかえってくる。
 良い挨拶をすれば 良い挨拶がかえってくる。
 良い仕事をすれば 良い人生が待っている」と。
もう十数年も前のことですけど、その時の情景が思い出されました。
素晴らしい仕事をしてきた彼女に 素晴らしい新たな人生が待っていることを祈りたいと存じます。

> イモトの「あむろちゃ~~~ん!」の叫び声が悲しく響きます。
存じませんで、「なんのこと?」と。
検索して・・・わかりました、奇蹟のコラボ(笑)
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Re: norikoさん (デ某)
2017-11-28 13:33:17
norikoさん
コメントありがとうございました
きょうは暖かいお天気で朝から気持ちが和んでいます。

> 1997年・・・私は2歳の息子とお腹の中に娘達がいました。子育て始まったばかりです。
その頃に・・・子育てしながらお腹の中で二つの命を育ててはったんですねぇ
恐慌寸前だった日本経済は、蔵相の異例の「預金全額保護」宣言で窮状を切り抜けました。
norikoさんは その日々を愛情で切り抜けられたのですね

> 安室ちゃんの息子さんとうちの娘達同い年だったような。。。
お嬢さん達、結婚式で「こんな時代に生まれました」と紹介されるとき
『銀行が倒産するなど日本経済が恐慌寸前であった時代に生まれました』と仰るのか、それとも
『安室奈美恵という大スターが
”Can you celebrate” というメガヒットを飛ばした時期に生まれました』と仰るのか・・・。
まあ お尋ねするまでもないですかねぇ・・・(笑)

> 子育てひと段落すると、次は自分のこれからを考えますよねぇ。
節目は 学齢前、義務教育期、社会に旅立つ時期、結婚・出産の4つでしょうか
norikoさん、あと二つ残ってますよ(笑)

> やっと自分の好きな事ができる〜!とこれからの人生の予定をワクワクしながら考えてたら、
> 腎がん発覚で予定狂っちゃいました
「自分へのご褒美」を連発されているnorikoさん、結構!日々ワクワクされてません?
腎がんは想定外のアンラッキーとしても、前向きなnorikoさんの性格は がんに強い!と思います。

> 安室ちゃんの引退残念ですけど
15~40歳までの25年、普通!の人の数倍の濃い25年であったと思います
ファンにとっても 関西弁で言う「きっしょ」・・・ちょうど良い頃合であるように思います。

> 彼女自身悔いのないこれからを送ってもらいたいな〜と、先日NHKみながら思いました
> いつかまた戻ってきてくれるんじゃないかな〜と淡い期待してます

彼女がグッ!ときた 紅白で復帰を果たしたシーン・・・
あの感動、感覚が彼女に瑞々しくある限り 素晴らしい人生を送ることと思います
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デ某さん、こんばんは。 (風のフェリシア)
2017-11-28 22:22:54
1997年、息子も娘も「天職」と言っていた仕事がなんとか軌道に乗り始めた頃です
(娘は後に先天的な足の故障で天職を諦めましたが)。
私は乳がんの術後3年目。
小室さんから離れた安室ちゃんは、TV露出も減り遠くなってしまいましたが、生き方には芯の強さを感じます。
40歳って一番充実していた気がします。
安室ちゃんには素敵なこれからを生きて欲しいです。
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RE: 風のフェリシアさん「 I can celebrate 」 (デ某)
2017-11-28 23:34:20

風のフェリシアさん
コメントありがとうございました

> 1997年、息子も娘も「天職」と言っていた仕事がなんとか軌道に乗り始めた頃です
「天職」・・・ とても良い響きの言葉です
ご子息については前にお聞きしましたので イメージが浮かびます。
お嬢さまも 生き生きとお仕事に向かわれていたことと思います。

> 娘は後に先天的な足の故障で天職を諦めました
さぞ悔しい思いをなさったことと思います
私の妻も「天職」に思っていた教職を10年で辞めました。
私の帰宅が遅く、息子の学童保育がなくなる小3の学年末、
「今日、辞表を出してきました」と言って・・・泣きました。

> 私は乳がんの術後3年目。
フェリシアさんもほんとうに何かとご苦労なさってますね

> 小室さんから離れた安室ちゃんは、TV露出も減り遠くなってしまいましたが、
> 生き方には芯の強さを感じます。
私は(結果として)小室さんから離れ 自立されたからこその今日!だと思いました
今の彼女は「なにもかも小室さんにプロデュースされた安室奈美恵」ではありません。
自らの力とセンスと情熱をこめて創りあげた安室奈美恵ですから・・・

> 40歳って一番充実していた気がします。
お子たちが巣立たれ ご自身もウィングを大きく広げ翔び立たれた頃でしょうか・・・
私の40歳も、厳しいながら 毎朝・・・今日も元気にやるぞ!って仕事に出ていましたね。

> 安室ちゃんには素敵なこれからを生きて欲しいです
スボーツ選手にありがちな 政治家への転向 !だけはないと思います(なるな!)
大阪のドーム公演に(羞かしいですけど)行きたいです
彼女の新しい出発に・・・ I can celebrate for her!
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40歳 (リーのママ)
2017-11-29 11:47:29
20年前、ナント私は41歳!安室ちゃんの凄さを改めて認識します。
安室ちゃんの全盛期は子育てに追われ、アムラーって何?って感じでしたが、子ども会の役員やらPTAの委員やら、訳も分からず巻き込まれて忙しくて、でも、充実した日々でした。
その頃培ったママ友との絆だけが、今は大切な宝物です。

40歳で引退して、次はどんなことをするんだろう?
ファッションブランドを立ち上げるのかな?
なんちゃって
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Re: リーのママさん「40歳」 (デ某)
2017-11-29 22:57:09

リーのママさん
コメントありがとうございました

> 20年前、ナント私は41歳! 安室ちゃんの凄さを改めて認識します。
え? ママさん 還暦を過ぎていらっしゃいました?
お会いした印象では まだ40代後半かと・・・。
ママさんの凄さも改めて認識しました

> 子育てに追われ、アムラーって何?って感じでした
> 子ども会の役員やらPTAの委員やら・・・巻き込まれて忙しくて、でも、充実した日々でした。
「忙しくて、でも、充実した日々」と仰るとおり
ただただ夢中!(後に「よくやれたなぁ」と思うほど)一所懸命!な日々であったことでしょう。
なお 私の子育て期は ピンクレディ全盛~キャンディーズに重なります。少しズレますね。
そして子ども的には「ウルトラマン」とともにあった世代です。

> その頃培ったママ友との絆だけが、今は大切な宝物です。
「ママ友との絆だけ」でも 素晴らしい財産だと思います
大切になさってくださいね。

> 40歳で引退して、次はどんなことをするんだろう?
> ファッションブランドを立ち上げるのかな? なんちゃって
彼女、普通の女性の100年分を既に生きられたかもしれません
その豊かな蓄積に立ち 次 どう進まれるのか・・・興味津々です! なんちゃって
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20年前 (pukariko)
2017-11-29 23:01:37
こんばんは。
20年前・・・息子中2、娘小6、私は数年続けてPTA役員^^;
必要に迫られてワープロを覚え、インターネットを始めた頃。
通信費、高かったですね。ひとり何分とか決めて1台のPCを取り合って。
ジョホールバルの歓喜に湧き、サッカー&中田ヒデに熱上げてましたっけ。
失礼ながら、スピードや安室ちゃんはすぐに消えると思ってました。
ルーズソックス流行らせたのもアムラーでしたっけ?
あれは乾かなくて困るのよ(爆)

その番組を見てないし、
安室ちゃんにもこれといった思い入れはありませんが、
まだ40歳。まだまだ何でもできます。
特殊な世界から解放されて、しばしゆっくりすればいいですよ(^-^)
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お久しぶりです (ピン)
2017-11-30 00:09:30
Simcoさんへのブログに私の事が・・・

安室奈美恵さんの「告白」は、私も録画して見ました。素晴らしい話しの内容に驚きました。

最近、この様な番組を見ている時に何時も、良い言葉だなと思いつつ、今聞いたばかりの言葉が思い出せない事にショックを受けながらも、また同じ様に良い言葉と思いつつ、また思い出せない。認知症の始まりかなと思い・・・不安です。
何時も、活字にして頂けるので本当に助かります。また写真も最も効果的な場面を貼付されているので・・・3回程読み直しさせて頂きました。

私も20年前は40歳。若い頃から1週間に1回の半日公休も返上し、有給も使った事も無く、あれやこれやと他部署にまで出掛けて、業務見直しの話しをしに行っていました。毎晩、遅くまで職場にいました。今の人の様に週休二日制で休みを取るなんて考えもしていませんでした。
安室奈美恵さんの事は知っていましたが、歌をまともに聞いた事がありませんでした。

以前、病院で少し話しをさせて頂いた「わがまちのがん患者のピアサポート」の件。4年前と同じで今回も5〜6ヶ所に相談に行きましたが相手にされませんでした。諦めていた時に、むかし地域活動をしていた頃のサークルから記録写真を撮って欲しいと頼まれて行きました(福祉祭り)。この時に少し私のやりたい事を話したら、直に社協の担当者を紹介すると連れて行かれ、トントン拍子で話しが進み、チラシを20ヶ所の所に無償でコピーして配架して頂ける事になりました。しかし、10日経ちますが1件の問い合わせもありません。昨日、最後の手段と思い、地方新聞社に取材を申し込みました。10日後には新聞に載せて頂けることになりました。これで最低5名の参加協力者が現れると良いのですが!

長文に成ってしまい申し訳ありません。近況をお伝えしました。今後も宜しくお願い致します。
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