
主人の母親の最後の医大受診
主人の母親の医大受診は今回が最後になる。W先生の診立ては「アルツハイマー型ではないが、認知症の一種」。確かに、アルツハイマー型である主人の父親と異なることは歴然としている。しかし記憶力、屁理屈のこね方などは認知症の印象とは程遠い。
被害妄想はじめ手におえない感情の起伏の激しさなども認知症の一種ではある。が、認知症=アルツハイマーとの一般の認識があり、母について世間の人々は認知症とは思わない。つきあいのある親類でさえ「しっかりしているので認知症ではない」と言う。
吾輩は聞いていないが、今回の最終受診でそのへんのモヤモヤが氷解するやりとりがあった由。主人の姉が「長いことかかっているのに、W先生、なんで今まで言うてくれなかったんやろ?」と言うと、主人「言うたもんと思い込んではったんちゃう?」。
主人の実家には「なりもの」が多い…これは柚子!

右前頭葉に衝撃の痕跡が…
前回、W先生は「特に打つ手もありませんし、症状はもう変わらんでしょう」と言うことで、「次回を最後の受診としましょう」になったのだった。最後の受診ということでMRI画像など経過を追って改めて詳しい説明があり、若干の質疑があった。
「右前頭葉が白くなっているのは何かの衝撃の痕跡です」「左前頭葉は白くないでしょ。左がやられると鬱(うつ)症状、気力減退が現れます」「右がやられていますから、感情が激しく妄想癖が現れます」「何か思い当たることはありましたか?」。
思い当たるも当らないもない。十数年前、書道の展覧会の準備中に母親が脚立から落ち意識不明で入院したことは、医師には伝えていた。しかしW先生は「そうだったんですか...」「だとすればお母さまの症状はこれが原因かもしれませんね」と。
ふだんに街から眺める大山

吾輩のストレスもピーク
「症状は固定している」との診断も、この日が最後の受診になることも変更はなかった。しかし主人も姉も付き物でも落ちたような表情だ。母親の言動にいつも「認知症だから」と諦めていたことに変わりはないが、言わば霧が晴れたような思いのようだ。
主人「そう言えば、おかしくなったのはあの入院からだった」「耳が遠くなったのもあの時からだったが、耳が悪いとしか考えなかった」。主人の姉「耳が遠くなり感情の起伏が余計激しくなったのかな」「記憶力が衰えていないのも合点が行く」。
疲労困憊の慌ただしい帰省ながら、主人も姉もなんかいつもとはちがって晴れやかだ。が、吾輩はただただ疲労困憊、「犬は人につき猫は家につく」と言われているのに、家をしょっちゅう移動させられて吾輩のストレスもピーク、便秘まで加わり最悪だにゃ。
PCは いい加減 切り上げろ!


【過去ログ目次一覧】
吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
吾輩も猫である~80 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dce7073c79b759aa9bc0707e4cf68e12
吾輩も猫である81~ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f9672339825ecefa5d005066d046646f
かんわきゅうだい http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a0b140d3616d89f2b5ea42346a7d80f0
閑話休題 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c859a3480d132510c809d930cb326dfb
腎がんのメモリー http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2
旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
ごあいさつ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/7de1dfba556d627571b3a76d739e5d8c
症状があるのに、理由が分からない、どうしたらよいか分からないって、自分の時にも辛いです。
大変な中でも少し晴れやかになれて良かった!
「In my Dream」はsoraさんのブログです(*^。^*)
> 病気とか色々な症状って、原因が分かるだけでホッとしますよね!
> 大変な中でも少し晴れやかになれて良かった!
ほんとうに…。
まぁ様々なミス、思いすごし、行き違い…って、
なさそうなところであり得る…ものだと思いました。
> 「In my Dream」はsoraさんのブログです(*^。^*)
ほんとうに失礼いたしました。お詫び申し上げます。
Anneさんのgooブログは「猫と旅のアルバム」でした。
頭の中で思っていることと書くこととが一致しない…
そんな(前記とよく似た)誤りで…恥ずかしい限りです。
どうか今後とも宜しくお願いします。
それにしても転倒で。。。
気をつけないといけないですね。
大山は雪を抱いて素晴らしいですね。
シマジロウ君、一番下の写真がコメントと合って面白いです。
> お母様の症状の原因が分かって何よりでした。
原因!と特定されたわけではありませんが、私なりに納得…しています。
それで母の状況が変るものではありませんが、母に対する私の見方は変ると思います。
> それにしても転倒で。。。
高齢になって一番心配なのはやはり転倒だと痛感しました。
私も先日走っていて危く転倒し大事に至るところでした。
自身の現状を過信(錯覚!)してはいけませんね。
> 大山は雪を抱いて素晴らしいですね。
> シマジロウ君、一番下の写真がコメントと合って面白いです。
山には冠雪がよく似合います。
シマジローにはわが郷里は似合わない(不快千万の)ようです。
寒くなり炬燵でみかん…の候、どうぞお風邪など召されませんように!
こんな近くはないですが、いつも表情が違って見えますね。
ご高齢のご両親様のお世話よくく頑張っておられる様子を
知るにつれ、やはり子供は居るべきだな~と思うようになりました。
頼れるのはやはり我が子ですものね。
我が娘とか妹とかは子供要らないって!そんなこと居えないわ。
放出のこと、よくご存じなんですか?
鴻池新田に5年住んでましたし実母の家もありました。
もう皆居なくなって帰る所も無くなりました。
こんばんは! いつもコメントありがとうございます。
> ブログの友達に大山がよく見える所に住んでいる人がいます。
大山は、私の実家のベランダからも上1/3が見えます。
毎朝、「今日はどんな姿かな?」と挨拶のように眺めていました。
ブログのお友達もきっとそうしていらっしゃるのでは…?
> ご高齢のご両親様のお世話よくく頑張っておられる様子を
知るにつれ、
> やはり子供は居るべきだな~と思うようになりました。
> 頼れるのはやはり我が子ですものね。
ところが、わが母の口癖は…
「子どもなんてアテにならない」「苦労して育てても親の言うとおりにならない」
毎月、嘆息まじりの帰省ですが、
妻や姉とは親の介護でいっそう絆が強まり「子は…」ではなく、「親はかすがい」です。
> 放出のこと、よくご存じなんですか?
> 鴻池新田に5年住んでましたし実母の家もありました。
> もう皆居なくなって帰る所も無くなりました。
放出(ハナテン)は、大阪人なら大抵知ってますよね、中古車センターの宣伝で…(笑)
花世さんは東大阪にいらっしゃったのですか…。
東大阪では司馬遼太郎記念館を2回訪ねたことがあります。
「皆居なくなって帰る所も無くなり…」とは、淋しいことでしょうね。
でも機会がありましたら訪ねられては如何でしょうか。
思いがけない邂逅、懐かしい再会が待っているかもしれません
帰省お疲れ様でした。
年老いてからの転倒は、本当に危険ですね。
私の母が車椅子生活になった大きな原因のひとつは、やはり転倒でした。それにより脚を骨折・・・。術後にまた転倒・・。主人の祖父も転倒して1週間もたたずにあの世へ・・多分、転倒時に頭を打って頭の線がどうにかなってしまったのでしょう(推測ですが)
でも、転倒で痴呆というかアルツハイマーというかそのような症状が起るというには初めて知りました。怖いですね。
でも、原因がわかってデ某さんもお姉さまも気持ち的に少しでも
介護(デ某さんのお母様は、まだ介護の域ではないようですが)というのは、長期戦ですから気長に手抜きしながら頑張らずに付き合っていくのが一番の秘訣かと・・。
私が、主人の祖母の介護に携わっていた頃
主人に「おばあさんに怒ってもしょうがない。本人はわからんのやから。病気なんやから、間違った事言ってても
うんうん。って聞いといたれ。」とよく言われました。
それが、なかなか辛抱がいることなんですけどねぇ~
私の母は痴呆ではありませんが、たまに帰省するといつも同じような話の繰り返しです^^;;何度も聞いた話やなぁ~と思いますが「うんうん。」と母の言うことを否定せずに笑顔で同意して聞くようにしています。
ちょくちょく帰省されてるようですが、どうぞデ某さんもお疲れの出ませんようにお身体お労りくださいませ。
柚子がたくさん!柚子風呂にでもゆっくり浸かり
こんばんは! コメントいつもありがとうございます。
> 年老いてからの転倒は、本当に危険ですね。
> 私の母が車椅子生活になった大きな原因のひとつは、やはり転倒でした。
初老期(今の私だったりして…/笑)がとりわけ要注意です。
感覚としてはまだ若い一方、老化き確実に進んでいますから…。
> 転倒で痴呆というかアルツハイマーというかそのような症状が起る…
頭部はほんとうに大切で、お年寄りの転倒でいちばん怖い…ところです。
ただアルツハイマーとはまったく関係はなく、或る種の情緒障害を惹起します。
母の場合も被害妄想、感情の激しい起伏などが亢進しました。
> 原因がわかってデ某さんもお姉さまも気持ち的に少しでも晴れやかに…
ちょっと狐に…といったところでした
医師との意思の疎通(シャレみたい/笑)は意外に難しいことを再認識しました。
> デ某さんのお母様は、まだ介護の域ではないようですが…
いえ、要介護1なんです(変更になるかもしれませんが…)。
おつれあいのお祖母さまの介護のご様子、よくわかります。
母はきっと長生きするでしょうから超!長期戦です。
> 私の母は痴呆ではありませんが…いつも同じような話の繰り返しです^^;;
> 母の言うことを否定せずに笑顔で同意して聞くようにしています。
それって実の親には本当に辛抱を要しますね。
尤も、明日の自身の姿どころか、すでに始まりつつありますが…
> ちょくちょく帰省されてるようですが、
> どうぞデ某さんもお疲れの出ませんようにお身体お労りくださいませ。
ありがとうございます
柚子を100個ほど持ち帰りましたので、柚子風呂を楽しんでいます。
寒くなりました、お風邪など召されませんよう暖かくしてお寝みください。