デ某の「ひょっこりポンポン山」

腎がんのメモリー、海外旅行記、吾輩も猫である、人生の棚卸しなど。

吾輩も猫である 129(猫ブーム&歌声喫茶)

2016-09-24 18:51:03 | 吾輩も猫である
 

 5年前の「クロワッサン」誌
 「猫ブーム」と言われている。所詮!人間界における一過性のブームに過ぎない。尤も、5年前の「クロワツサン」誌にも『猫は不思議』という特集が組まれている(上)。一過性ではないかもしれないが、まぁせいぜい二~三過性と言ったところだろう。

 藤田画伯の素描と吾輩
 その特集をパラパラめくっていたら、なんと!藤田嗣治画伯による吾輩の素描(下左)が載っているではないか。 ん? 時代的にあわない!と? むむっ。しかし吾輩の雰囲気によく似ていることは主人が撮った吾輩の近影(下右)にておわかりいただけよう。

 

 「歌声喫茶」をテーマに
 昨夜、主人に『今夜、BSで歌声喫茶ブームの番組があるから視てね。お節介の〇〇より』のメール。暇な主人には暇な友達がいる。まぁちょっと興味をそそられ吾輩も主人といっしょに視た。どうやら主人も学生時代に行ったことがあるらしい。

 一大ブーム 下火 ブーム復活
 戦後の復興期、やや左翼がかった学生やシベリア帰りの元兵士などが喫茶「ともしび」「カチューシャ」でロシア民謡、ラ・マルセイエーズなどをわいわい歌い広がったらしい。一大ブームはやがて下火になったが、高齢者を中心にブーム復活の由。

 

 知らない人はいない歌
 「手のひらを太陽に」。たぶん、知らない人はいない歌、だと思う。『ぼくらはみんな生きている/生きているから歌うんだ/ぼくらはみんな生きている/生きているから悲しいんだ/手のひらを太陽にすかしてみれば/真赤にながれる僕の血潮...』。

 心にグッ!と
 『生きているから悲しいんだ』とは...すごい!歌詞だ。デューク・エイセスが歌声喫茶で歌ってみるみる広がったらしい。主人『ナニゲに歌っていたけど、がんを患い、それなりに死を身近に意識したからかなぁ、心にグッ!と迫ってくる』と呟いた。
    「手のひらを太陽に」https://www.youtube.com/watch?v=s8r-B4FilyA

 

 「カチューシャ」と「リンゴの唄」
 ロシア民謡がたくさん歌われた理由について番組では「カチューシャ」の歌詞『りんごの花ほころび/川面に霞たち...』と、「リンゴの唄」の歌詞『赤いリンゴに唇よせて/黙って見ている青い空』の曲想がよく似ていることなどを上げていた。
    ※ 波木路子「りんごの唄」https://www.youtube.com/watch?v=OFXIXF_RYyw
    ※ 和島順子「カチューシャ」https://www.youtube.com/watch?v=xoU0OMLQt-o

 国としてのロシアと 人としてのロシア人
 D.エイセスの西脇さんは『日本とロシアは政治的に色々あるけど、ロシア民謡が好きだというところが共通している』と。かつてシベリア抑留経験のある義父も『国としてのロシアは厭だが、ロシア人はとても人が良いんだ』と語ったのを憶えている。

 

 「四季のうた」
 これも歌声喫茶から広がった。芹洋子さんによれば、作詞作曲した荒木とよひささんが入院している時、看護師さん達に贈った曲で、歌声喫茶や芹洋子さんとは別に、看護師さん達の間でも広く歌われ、それがやがて一つ!になり大ヒットしたと...。

 四季それぞれ...歌うひと 聴くひとに
 この歌は、春夏秋冬それぞれ歌う時の状況により、歌うひと聴くひとの心に異なって響くように思う。『夏を愛するひとは心つよきひと/岩をくだく波のようなぼくの父親』『冬を愛するひとは心ひろきひと/根雪をとかす大地のようなぼくの母親』。

 

 まっ 吾輩には関係ない
 ブーム復活を担う中心は団塊世代よりやや旧い世代のようだが、どこの歌声喫茶も各世代ともに盛況で『いっしょに歌う一体感が良い』。今の猫ブームもいずれ下火になるだろうが、再ブーム!となって復活するだろう。ま、吾輩には関係ナイトゲーム。

 芹洋子さん「四季の歌」
 芹洋子さんか最後に ラララ・・・と口ずさむ箇所、半世紀近く前に私が聴いたときはなぜか歌詞付きで歌われていました 『四季を愛するひとは 僕らの仲間さ 悲しいとき嬉しいとき ともに歌おう』と。



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 【過去ログ目次一覧】
 吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
 吾輩も猫である~80 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dce7073c79b759aa9bc0707e4cf68e12
 吾輩も猫である81~ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f9672339825ecefa5d005066d046646f
 かんわきゅうだい  http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a0b140d3616d89f2b5ea42346a7d80f0
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 旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
 ごあいさつ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/7de1dfba556d627571b3a76d739e5d8c


10 コメント

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なんと (Rarudo)
2016-09-24 23:59:19
まあっ、藤田画伯の猫ちゃんとシマ君
アングルが全く同じじゃないですか!
でもシマ君のほうが何倍もかわいいね

「生きているから悲しいんだ」なんて
子供向けの歌なのに物事の真髄をついていますね~

私の人生にも
悲しく辛いことはいっぱいありましたが
意外にもそのなかにガンになったことは含まれてないんですよ。

もっと辛いことが次々あったから
ガンごときに心を裂いてはいられなかったということかなあ。
でもこの先痛みなどの自覚症状が出てきたら
こんな悠長な事は言ってられないと思いますが・・

さっき「夏目の妻」というドラマを見ました。
通り一遍の感じじゃなくて見応えがありました。来週が楽しみです。
大好きな神戸を舞台にした朝ドラももうすぐ始まります。毎日見たくなるようなドラマであってほしいです。



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Re:Rarudoさん「こころ深く」 (デ某)
2016-09-25 02:22:07
やっぱり訪ねてくださったRarudoさん
コメントありがとうございました

> まあっ、藤田画伯の猫ちゃんとシマ君 アングルが全く同じじゃないですか!
> でもシマ君のほうが何倍もかわいいね
この写真、「吾輩も...71」※でUPした写真です
函館の義母から「こんなの好きでしょ」と届いたクロワッサンに 「シマや!」。
藤田画伯が今の時代に生きていれば きっとシマをモデルに描くと思いま~す!

> 「生きているから悲しいんだ」なんて
> 子供向けの歌なのに物事の真髄をついていますね~
番組では 「この歌を ゆ~~っくり歌うと 涙がポロポロこぼれます」。
ぽろぽろ...になったら困るので、試みるのは控えました。

> 私の人生にも 悲しく辛いことはいっぱいありましたが
> 意外にもそのなかにガンになったことは含まれてないんですよ。
がんになると 世界を「がん患者の眼」で視てしまいがちです
Rarudoさんのこのお言葉、こころの深いところにとどきました。
想像の翼をひろげることではありませんが、
一度しかないそれぞれの人生...誰にも限りある しかし濃密な時間だと思います。

> さっき「夏目の妻」というドラマを見ました。
> 通り一遍の感じじゃなくて見応えがありました。来週が楽しみです。
4回なら まとめて視ようかなぁと 録画しています
「漱石の妻」ではなく 「夏目の妻」なんですねぇ。
キャスティングにして如何にも興味深く 4回分たまるまで我慢できないかも...。

> 大好きな神戸を舞台にした朝ドラももうすぐ始まります。
「べっぴんさん」のタイトル、ちょっと柳の下っぽいのが気になりますが...
我々のひとまわりほど下のOBもでますね。

ではでは...
Rarudoさん、どうかくれぐれもお身体たいせつにお過ごしくださいね

※「吾輩も...71」http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/0dbd773d12f032b789070c7a6d8805c2
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Unknown (Anne)
2016-09-25 20:54:28
わあ!びっくり(゜o゜)
藤田画伯の猫ちゃん、シマ君だと思っちゃう位そっくり!
雰囲気もそのまんま~!
可愛いですねー(*^^)v

少し前はこんなに注目されていなかった猫も
ネットの時代になって、散歩で出会わなくても自分の猫さんを自慢出来たり、見て貰ったり出来るからブレークしましたね(*^_^*)

飼い主さんが自分の家のペット君の可愛い姿を観て貰いたいのはワンちゃんだって猫ちゃんだって、うさちゃんだってハムスターちゃんも一緒!

ネット時代はこれを叶えてくれたんですよねー(^○^)

そのお陰で、面白い猫ちゃん、カッコいい猫ちゃん、
日本だけじゃなくて世界の猫ちゃんを見れることで、改めて猫の表情や感情が豊かなのが分かり益々好きになりました。

人間が犬にしても猫にしても、他の動物でも、ペットが大好きであるのならば、
ブームは続くように思います!

ただ、猫と言うより中々目にすることのない動物なんかになるかな・・・

ふくろうカフェや爬虫類カフェが出来たくらいだし(*^。^*)

どこに行くのかは楽しみ(笑)

返信する
笑っちゃうくらい同じですね! (風のすみかです)
2016-09-25 21:24:15
藤田嗣二の絵とシマ君、あまりにアングルが同じでニッコリ☆
猫ちゃんブームですね。近くのペットショップのワンコとニャンコの割合が変わりましたし、私の住んでいるハイツにもニャンコを飼っている人が3人で、ワンコは私だけ(><)
最近、また歌声喫茶が流行っているのですか?リタイアしたシニア世代が行くのでしょうか?
ロシア民謡、懐かしいです。歌いましたよ。新宿の「どん底」で。美輪さんが来ていましたよ。あ~、あの頃私は若かった♪
返信する
Re:Anneさん「ネット時代のペット」 (デ某)
2016-09-25 23:27:06
Anneさん
コメントいつもありがとうございます

> わあ!びっくり 藤田画伯の猫ちゃん、シマ君だと思っちゃう位そっくり!
> 雰囲気もそのまんま~! 可愛いですねー
まんまる眼鏡にオカッパ頭の藤田画伯が猫を抱く自作画は見たことがあります
でも この絵は知りませんでしたねぇ。
クロワッサン誌を開き ほんとうに「おっ!シマ!」と。
藤田画伯になった気分です

> 少し前はこんなに注目されていなかった猫も
> ネットの時代になって....ブレークしましたね
ネット時代...なるほど Anneさんの分析どおりかもしれません/cat_2/}
それに岩合さんの写真集やTV番組が後押しして
根底に 現代人の心の渇きと 猫の特(徳)性がマッチしたこともありましょう。

> 飼い主さんが自分の家のペット君の可愛い姿を観て貰いたい....
> ネット時代はこれを叶えてくれたんですよねー
まあ圭佑くんの愛らしさ、本気!の面白さは まさに仰るとおりですね
ネツトにのって いつも愉しませていただいています。

> そのお陰で...猫ちゃんを見れることで...
> 改めて感情が豊かなのが分かり 益々好きになりました。
確かに 国境をこえて「猫の世界」を知るところとなりました
海外を旅している時も つい!街中の猫に目が行きますし...。

> 人間が...ペットが大好きであるのならば、ブームは続くように思います!
ブームとしては 浮き沈みはあっても
人と猫の長~い歴史を思うと フレンドリーな関係は 不滅でしょうね

> ふくろうカフェや爬虫類カフェ...どこに行くのかは楽しみ(笑)
わ、わたしは そ、それは

シマの肖像画を
http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/3d840332ca754abd5367a2f6be3b877a
返信する
Re:風のすみかさん「40代!」 (デ某)
2016-09-25 23:27:53
風のすみかさん
トレーニングでお疲れのところ コメントくださりありがとうございました

> 藤田嗣二の絵とシマ君、あまりにアングルが同じでニッコリ☆
私、絵を描くのは苦手ですが、閃き!は画伯と同じ!と自己満足しています

> 猫ちゃんブームですね。ペットショップのワンコとニャンコの割合が変わり
> 私の住んでいるハイツにもニャンコを飼っている人が3人で、ワンコは私だけ
手間(世話)の関係もあるのでしょう
わが家でも 先代※は柴系雑種のワンコでした。
その別れが余りに辛く 「もう二度と...」と思っていたのですが、
シマは、息子が世話できなくなり わが家の養子になりました。
 ※①http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c3eb32e21f355e480f8f6190110aa8df
※②http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/d39e8ebf5267a681d52c711a89e744ee

> 最近、また歌声喫茶が流行っているのですか?
再ブームはもう十数年つづいていると思いますが、ここ数年は特に!
私も昨年の秋、友人が主宰する神戸の歌声喫茶に行きましたら
みなさん本当にノリ!ノリ!で歌っていらっしゃいました

> ロシア民謡、懐かしいです。
> 歌いましたよ。新宿の「どん底」で。美輪さんが来ていましたよ。
ロシア民謡...手拍子とともに微かな記憶が甦りますね
京都の歌声喫茶は 70年代になくなりましたけど「炎」でしようか...。
私は、ブレイクされる少し前の上条恒彦の歌を池袋で聴きました。
心にしみる歌と圧倒的!な声量に 
この人 いつか必ずブレイクする!と思っていました。
彼、一年もしないうちに「出発の歌」で時の人になられました。

> あ~、あの頃私は若かった♪
風のすみかさんも 六花さんも mamoeさんも michiさんも みんなみんな若かった
You tube.で拝見した今!の風のすみかさんも まだ40代ですよ
返信する
歌声喫茶 (沙羅)
2016-09-26 19:12:39
歌声喫茶は学生時代先輩に連れて行ってもらって1回きりでした、でも楽しかった。
カラオケにはない皆で同じ歌を歌うという連帯感いいですね。
近くの公民館で月1回歌声喫茶をしています。
興味はあるものの覗かないまま過ぎていた1年前公民館の文化祭で絵を展示の作業をしていた時、歌声喫茶をしていて覗いてみると。
参加している人は私より10歳以上上の人が多く、あまり盛り上がっていませんでした。
老人ホームで「さあ、お歌を歌いましょうね」に似た雰囲気を感じ、本当の歌声喫茶とはちょっと違うというのが印象でした。
それでその時は毎月している歌声喫茶に行ってみる意欲をなくしました。
しかし声を出すことはストレス解消にはよさそうです。
ちらっと覗いただけではなく思い切って参加してみればまた楽しいかもしれません。
一度くらいは試してみようかと思うこの頃です。
返信する
31年ぶりの奈良 (遊花人)
2016-09-26 21:16:51
こんばんは。
遊花人です。
さて明日の予定なのですが

9/27
新横浜
10時09分発
京都
12時08分着

京都
12時25分発
北大路
12時45分着
京都府立植物園
13時00分着&15時00分発

京都烏丸口
15時40分の予定で一応組んでます。

奈良での宿泊は23時迄にチェックイン出来れば大丈夫かと(笑)
返信する
Re:沙羅さん「三十一文字の歌」 (デ某)
2016-09-26 23:15:58
沙羅さん
コメントありがとうございました
自分のことにかまけ 余裕をなくしておりました

> 歌声喫茶は学生時代先輩に連れて行ってもらって1回きりでした、でも楽しかった。
> 皆で同じ歌を歌うという連帯感いいですね。
お互いに知らない同士が肩くみ手をつなぎ...若いこころがドキ!ドキ!
「ともに歌う」連帯感にプラスするそんな感覚に びみょ~にシビレたかも...(笑)

> 近くの公民館で月1回歌声喫茶をしています。
> 参加している人は私より10歳以上上の人が多く、あまり盛り上がっていません
私の友人が神戸でやっている歌声喫茶は月1回、かなり!盛り上がっています
私が行ったのは昨秋一回だけですが、
ソングリーダー(女性)と、ギター・アコーディオン・ドラムス(男性)の伴奏...。
途中ドリンクサービス、誕生月の人へのお祝いを交え20曲ほど歌っていました。

> 声を出すことはストレス解消にはよさそうです。
> 参加してみればまた楽しいかもしれません。試してみようかと思うこの頃です。
今は方々にあり、それぞれの気持ちに合うところを見つけて!ですかねぇ
またお訪ねし 歌声ではなく三十一文字の歌を楽しませて頂きたく存じます
返信する
提案 (デ某)
2016-09-26 23:16:50
遊花人さん

遅くなって申し訳ありません。

遊花人さんのブログのコメント欄「第3Roundは...」宛に送信しました。
ご覧ください。
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