デ某の「ひょっこりポンポン山」

腎がんのメモリー、海外旅行記、吾輩も猫である、人生の棚卸しなど。

昔のラジオ

2021-10-04 17:08:35 | 名残の季節
 私の中学・高校時代...もう半世紀以上も昔ですが、その頃よく聴いたラジオ番組は日曜朝の「音楽の風車」と毎夕の「虹の彼方に」。視聴者のリクエストで選曲され「音楽の風車」は歌謡曲、「虹の彼方に」は洋楽中心に鳥取・島根をカヴァーする山陰放送ラジオの人気番組でした。
    本文に関係ありませんが 鳥取県と島根県の地図上の位置関係、わかる方 いらっしゃいますか?(笑)

    
               大山の麓...日本海に面する弓が浜の近くに山陰放送はあります。

 「音楽の風車」の冒頭に流れるナレーションは『今日も昨日もそして明日も あの町この村を そよ風にのってくるくるまわる風車のように 人々の口から口へ歌われてゆく旧い歌 新しい歌...』。もうとっくに消えた番組だと思っていたら、寧ろ放送日が増え今もなお健在!の番組です。

 当時の常連は美空ひばり、島倉千代子、江利チエミ、ペギー葉山、西田佐知子、男性では三橋美智也、三波春夫、春日八郎、村田英雄、フランク永井...少し遅れて橋幸夫、舟木一夫、西郷輝彦。少し遅れてきたご三家は今なお活躍されていますが、多くはすでに天国で歌ってはります。


      この時代の代表格は美空ひばりさん「悲しい酒」「リンゴ追分」「真っ赤な太陽」だと思います。
     だと思いますが、私は敢えて島倉千代子さん「人生いろいろ」を選びます。名曲だと思います。

          

      少し遅れてきたご三家のうち 私のお気に入りは舟木一夫さん。
   「高原のお嬢さん」が一番!ながら、友とよく高吟?したのは島崎藤村の詩による「惜別の歌」でした。

         

 毎夕放送された「虹の彼方に」はもうありません。ここでポール・アンカに出会いキャロル・キングを知りエルヴィス・プレスリーに夢中になり 夢中の先に現れたのがザ・ビートルズ。番組はなくなっても当時の曲と歌手たちは 私の心に今なおキラキラ!ピカピカ!に甦り健在です。

 リクエストは総て葉書で...。本名が結構!多くペンネームは少数派でした。「星の王子さま」「浜の魔法使い」のほか「オードリー・ヒップバーン」「セックスピア」というふざけたペンネームもありました。葉書に添えたコメントが読みあげられるとそれはもう嬉しかったです。

 
   当時の洋楽のタイトルの多くが「悲しき〇〇」。
    その代表曲ではありませんが、私が好きだった ジョニー・ディアフィールド「悲しき少年兵」。
    当時、自身が老年になる!など考えもしなかったのに今や「悲しき老年兵」 否!「悲しき退役兵」。
   
    

   あの時代に既に大スターとして活躍し 今も現役最前線にいるキャロル・キング。
    「おぉキャロル」は彼女に捧げられた今もなお新しい!曲。そして今もなお新しい「ロコモーション」

  

 その時代から悠に半世紀が過ぎました。当時、三十代の人を「オジン(オバン)くさい」って思ったのに、今は五十代を「若いなぁ」って思います。時代は激変したように見えつつ、ちっとも変わらない...と思わないでもありません。まぁ 今を生きる!自分の人生を生きる!ですかねぇ。


 【補遺】… 2022.10.4記

 先月6日は腎がんの術後11年半検診。数年前から検診は年2回(CT撮影は1回)になり、この日の検診はCTナシ! しかし左腰~背中に酷い痛みが続き 主治医に「部分切除した左腎のがん再発?」「肺転移の兆候?」と訊くと、じゃあ!とCT撮影。今日10/4は その結果をきく日でした。

 結果は「再発・転移の兆候を認めず」。実は「再発・転移ならスッキリする」と思うほどの痛みでしたから、「日を改めて整形外科の診察を受ける」は如何にも納得できず! 実は整形外科は既に民間の大病院、近所の医院で診察を受けており、納得できる説明を得ていません。
 
 今日の診療費は 150円。交通費は 1460円。家へのお土産?は2000円。まだまだ暑い一日。明日からグッと爽やかな秋日和だそうですが... 心はいま暫く残暑がつづきそうです。既に閉じたブログの過去記事への補遺。どなたも読む方がいらっしゃらないのが救いではあります。



  

過去ログ目次一覧】
吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
吾輩も猫である~80 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dce7073c79b759aa9bc0707e4cf68e12
吾輩も猫である81~140 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f9672339825ecefa5d005066d046646f
吾輩も猫である141~ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/b7b2d192a4131e73906057aa293895ef
人生の棚卸し http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/ddab58eb8da23a114e2001749326f1f1
人生の棚卸し(2) https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/22b3ffae8d0b390afee667c0e9ed92ed
かんわきゅうだい(57~) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/20297d22fcd28bacdddc1cf81778d34b
かんわきゅうだい(~56) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a0b140d3616d89f2b5ea42346a7d80f0
閑話休題 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c859a3480d132510c809d930cb326dfb
腎がんのメモリー http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2
旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
新聞・TV・映画etc. http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a7126ea61f3deb897e01ced6b3955ace
ごあいさつ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/7de1dfba556d627571b3a76d739e5d8c

名残の季節 https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/ce82e1c580f64c8ab8d43e2c674a481d

9 コメント

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ラジオ (リーのママ)
2021-10-04 20:56:05
そうなんですね。デ某さんの音楽はラジオから始まったんですね。
私は私的にラジオを聴くようになったのは、夜中のオールナイトニッポンですから、ちょっと時代がちがいますかねぇ。
ラジオからはカーペンターズとか聞いていたような気がします。リクエストも中学生の時にははがきを出したりして、クラスの男子から「読まれたね」と言われたことがあります。ものすごく奥手だったので返事もできませんでした(今では考えられませんが)。
ロコモーション!懐かしいです。
音楽は時を超えますね。
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Unknown (Unknown)
2021-10-05 00:04:29
リーのママさん
早速のコメント ありがとうございます
拙ブログもそろそろ "断捨離" の対象(笑)
コメひとつひとつ貴重に思います。

高校時代、帰宅すると爆睡し
夜は 勉強とラジオから流れる音楽に耳を傾ける "ながら族" でした。
オープンリールの録音機でラジオの音楽を録音し
そうしたテープを友人と貸し借りしたり...
雑誌「平凡」「明星」「スクリーン」などの雑誌から
お気に入りの歌手、俳優の写真を切り抜いては部屋に貼っていました。
勉強に身が入らないこと おびただしい!(笑)

> ものすごく奥手だったので...
アン シンジラブル!にございます
カマトト!の逆...トトカマではありませんか?(笑)

ロコモーション...これだけいつも新鮮ですたれない曲はありませんね。
学生時代...フリをつけてロコモーションを歌っている女の子三人がいました。
いま コロコロおばあちゃんモ~ション!かなぁ?

> 音楽は時を超えますね
はい! 時空を超えて過去現在未来を行きつ戻りつ...

ではでは おかわりなく&お健やかに お過ごしくださ~い
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Re : リーのママさん「ラジオ」 (デ某)
2021-10-05 00:16:46
デ某にございます
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惜別の歌 (遠音)
2021-10-05 01:25:15
>友とよく高吟?したのは島崎藤村の詩による「惜別の歌」でした。
わたしにも思い出と重なる部分があり
胸が熱くなりました。
・・汽車のレールの上を歩きながら
あこがれの人が歌ってくれたのです!(ナイショ)
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Re : 遠音さん「惜別の歌」 (デ某)
2021-10-05 09:56:55
遠音さん
コメントありがとうございました
お元気でいらっしゃることとあわせて嬉しかったです。

> 汽車のレールの上を歩きながら...

汽車のレールの上を 歩けたところ 歩けた時代。
たちどころに その時代 その情景が 私に甦ります。
わが郷里の「境線」は開通120年...港があるお蔭で廃線を免れています。
かつては 通勤・通学は殆ど境線の汽車(後にディーゼル)でしたから
朝夕の駅ホームには人があふれ 一大社交場の観がありました。
実家は駅につづくメイン道路?に面し 朝夕たくさんの人が行き交い 挨拶をかわしました。
今は無人駅...「妖怪の町」らしく「こなきじじい駅」の愛称で呼ばれます。

妻は幼少期を北海道の国鉄官舎で過ごすことが多く、
函館本線「森駅」官舎で過ごした日々を懐かしみます。
親子五人...幸せに包まれた日々であったのだと思います。

さて「惜別の歌」の終連...
『君がさやけき眸のいろも 君紅の唇も 君が緑の黒髪も またいつか見む この別れ』。
遠音さんの秘めたる若き日の思い出を垣間見...胸きゅん!でした。
でも「緑の黒髪」って...「青い青空」ではありませんが 島崎藤村らしくない(笑)
私なら『きみが愛しき黒髪も』と しま~す!

ちあきなおみさんの「惜別の唄」を。
https://www.youtube.com/watch?v=7MC3n4hh_J4
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ラジオといえば (pukariko)
2021-10-05 14:47:49
こんにちは。
大学生の頃、MBSのラジオ編成局でバイトをしていました。
番組宛てに届いたリクエストハガキを仕分けして、
担当プロデューサーの席に届けるのも仕事のひとつでした。
ある時、某プロデューサーに「アンタ、吉本の人やね?」と言われました。
なんでやね~ん!
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Re : pukarikoさん「ラジオといえば」 (デ某)
2021-10-05 17:23:02
pukarikoさん
コメント ありがとうございます

放送局でバイトとは コネクションなどお持ちでした?
かなり良いバイトだったと思いま~す!
正社員の方は少ないながら、世間の倍!の給料を貰ってはりましたから...。

バイトされていたあの "丘"...局は「後は野となれ山となれ」と開発業者に売却、
開発しまくられ 巨大な住宅街に一変!しました。

> 某プロデューサーに「アンタ、吉本の人やね?」と...
某プロデューサー...炯眼! 本質を見抜きはりましたなぁ
見抜かれたpukarikoさん なんで吉本に行かはらへんかったんですか?
「上沼恵美子か pukarikoか!」だったかもしれまセーヌ河
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Unknown (乙羽)
2021-10-05 19:47:51
デ某さまの音楽の原点はラジオだったんですね。
私はあまりラジオには馴染みがなく、舟木一夫とかも姉の時代の人でした。
が(笑)島倉千代子の人生いろいろや、舟木一夫の、今回の動画ではありませんが、高校三年生など、その時代は知らないまでも無性に聴きたくなって、携帯に落としてきいていたりします(笑)
私は変わり者なのです(笑)
楽しませていただきました。ありがとうございました。

ブログ、やっと更新しました汗
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Re : 乙羽さん (デ某)
2021-10-05 21:05:05
乙羽さん
たてつづけのコメントありがとうございました

> 音楽の原点はラジオだったんですね。

壊れかけのラジオ(笑) そしてモノラルのプレーヤーとドナツレコード。
少し遅れてオープンリールの録音機でしょうか...。

ラジオは懸賞で当たった「パナペット」でした。
レコードでは 偶に父が買ってくれたLPが貴重でした。
最初のLPはワルツ集で いったい何度聴いたかわかりまセーヌ河 否! ドナウ川。
「ペルシャの市場にて」「中国の寺院の庭にて」「金と銀」「ドナウ川のさざ波」etc.

> 島倉千代子の人生いろいろ、舟木一夫の...高校三年生など
> 無性に聴きたくなって、携帯に落としてきいていたりします
やっぱり 名曲なんです、そういう曲は!
人生の機微に触れ 心の襞にわけ入り 人の人としての感性をよび醒まします。

> 私は変わり者なのです
「私は変わり者です」と仰る方は 大抵!変わり者ではありません
「あなた 変わってるわね」と仰る方は 大抵!変わり者です

帰ってきた乙羽さんの益々のご活躍を心よりお祈り申し上げます

ペルシャの市場にて
https://www.youtube.com/watch?v=Rnb2JjfmX4o

ドナウ川のさざ波
https://www.youtube.com/watch?v=OL6eOC7tjjY
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