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もしかして地震雲? と思って調べたけど ただの「笠雲」かな...(大山 10.22)
頷く
19~22日、喪服をもって帰省しました。毎日、点滴のみ!で命をつないでいると聞き、「危ない」と...。帰省して父に会うと、やせ細ってはいるものの表情に力があるように思いました。声をかけると しっかり頷いたので、みんなビックリしました。
思い込み
点滴のみ!ではなく、ゼリー食を 100~200cc/日 摂れていることもわかりました。なぜそんな簡単なことが通じていなかったのか不思議ですが、医師・施設スタッフ・家族各々に思い込みがあり齟齬を来たしたのでしょう。いずれにしても安堵しました。
命の日数
ただ、看護師さんは「血管がぼろぼろで点滴の針が入りづらくなりました」「ご本人にもかなり苦痛だと思います」と。医師と話し合い、とりあえず日曜日は点滴を休み様子をみて更に減らすことにしました。それは命の日数を減らすことでもありますが...。
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境港の「妖怪神社」。がんの分子標的薬の副作用(目玉おやじ症候群)にご利益があるかも?
右は水木しげるさんのレリーフと警句「なまけ者になりなさい」
苦悶
21日。父を訪ね点滴の様子を見ました。針を各所に何度も入れ直し、そのたびに苦悶する様子に心がちぎれそうでした。看護師さんが、言いにくそうに「点滴を毎日つづけられるのは、果たしてお父さまにとって...」と仰る意味が漸く実感できました。
地震
点滴が終わり、母が「眼の具合が悪い」と訴えるので、車に乗せて眼科に向かいました。走りだして数分もたたない時、携帯がびりびりと鳴り始めたかと思うと車がぐらぐら揺り動かされました。見ると、電線も大波のようにうねり、思わず「地震や!」と。
祖父の加護
震源から少し離れている所為か境港は「震度4」と報じられました。しかし体感、恐怖感としては「震度5~6」。それでもお蔭様で家族も実家も無事でした。十数年前の鳥取西部大地震でもビクともしなかった家は大工の棟梁だった亡き祖父最後の作品です。
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シマは椅子の上が大好き。 左:実家の居間の籐椅子 右:父の書斎(机は父の自作です)
この間、コメント欄を閉じたり開いたり...。「コメント欄のないブログなんて」と思っていたのに。中島みゆき「この空を飛べたら」がいつも心に流れていました。でも今は「鳥の歌」かな。カザルス、井上頼豊のチェロではなく青木由有子のアカペラで...。
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地震の時、デ某さんのご両親は大丈夫かな?不安になられたのではないかな?と心配していましたが、ご自分も遭遇されたとは思いませんでした。
お父様、命の灯火を頑張って繋いでいらっしゃるのですね。痛々しい点滴の後が見えるようです。デ某さんのご心中、お察し申し上げます。
境港市の神社など、紹介していただいてありがとうございます。ますます境港市に行きたくなりました。
コメントは書いてしまいましたが、どうぞ返信しなければと思わないでください。
地震もまだおさまっていない中、帰省されると思いますが、どうぞ気を付けて運転なさってください。
12時間以内のコメント(笑)ありがとうございます
> 地震に遭遇なさったのですね。
> ご両親は大丈夫かな? 不安になられたのではないかな?と...
> ご自分も遭遇されたとは思いませんでした。
鳥取県は 南北のプレートからのストレスが溜まる巣ゆえ 地震が多い由
父の点滴もちょうど済んだところで幸いでした。
その時 停まった車もあれば走っている車もあり、それもまた一つの姿かな...。
> お父様、命の灯火を頑張って繋いでいらっしゃるのですね。
ご心配くださりありがとうございます
今日、ブログを見た友人からもメールがとどき、
いつもとても明るい方ですが、同じ体験をされていて 胸がいっぱいになりました。
父は もう十分生きてきたと思っていますけど
まだ微かに生きる意思を感じ...切なくなります。
> コメントは書いてしまいましたが、どうぞ返信しなければと思わないでください。
本文に記しましたように、いま少しホッとした状態にあります。
いつでも帰る支度をしつつ つぎの帰省は来月半ばに...と思っています。
肌寒くなりました。
どうかお風邪など召されませんように。
私にはこちらはよく揺れるので、山陰地方は地震のイメージが無く驚きました。
皆さんご無事で何よりです。
点滴は辛いです。
昔、大病したとき、針の刺せる場所がどんどん無くなり、手の甲だったり足だったり!
遂に、刺したままになりました。
ある意味、点滴の時間はチューブを繋ぐだけだから、私には随分楽になりましたが!
当時の若い私でも内出血したり、刺し直ししたりウンザリだったのだから、お年寄りはかなりお辛いことと思いますが、
決断するご家族もまたお辛いですね(´-ω-`)
コメントありがとうございました。返信が遅れて申し訳ありません。
> 鳥取の地震に遭遇されたのですね!
> 山陰地方は地震のイメージが無く驚きました。
鳥取県は 実は 列島を取り巻くプレートのストレスが溜まり易いところなのです。
16年前の10月にも 鳥取県西部地震(M.3)に襲われました。
全国一人口が少なく これといった特徴もない県ですから、
注目度は低いかもしれませんね(笑)
> 点滴は辛いです。
> お年寄りはかなりお辛いことと思いますが、決断するご家族もまたお辛いですね
針を打てる場所も次第になくなり、
最後は点滴の針は打てても液が流れなくなりました。
10月27日朝 母に看取られ眠るように亡くなりました。
「もう点滴はいらない。眠るよ」。
そんな気持ちだったのかもしれません。
診断書には「老衰」と記されていました。
私はそれを「天寿」と読みかえ 空に父をおくりました。