デ某の「ひょっこりポンポン山」

腎がんのメモリー、海外旅行記、吾輩も猫である、人生の棚卸しなど。

男の人差し指

2021-03-02 21:44:33 | 新聞・TV・映画・舞台・書籍etc.
 向田邦子さんが航空機墜落で突然亡くなられて今年で40年。「だいこんの花」「寺内貫太郎一家」「阿修羅のごとく」、映画化された「あ・うん」などの脚本、「思い出トランプ」「父の詫び状」など小説・エッセイも粋で人情味あふれる作品でしたし、女優さんのように美しくカッコよく絵になる方 ... 殆ど恋していました。

    

 某市の女性議員が「質問時間が少なくて困る」。これに或る方は「"要するに" の次にくる核心に絞れば?」。また或る方は「説明を省き答えてほしいことだけを訊けば?」。向田邦子さんはエッセイ「桃太郎の責任」で『女の話には省略がない』※と。なかなかにびみょ~な?くだりですが、これも向田邦子さん!ではあります。
  ※ 向田邦子さんのエッセイでは、多忙をきわめる中にかかった長電話にユーモアをこめて…。
   五輪組織委の森喜朗前会長が「女の話は長い」で味噌をつけた話とは異なります。
  
    
     たぶん...三十代の向田邦子さん。

 向田邦子さんが「思い出トランプ」で直木賞を受賞したのは1980年。恩田陸さんは2017年に「蜜蜂と蜂蜜」で直木賞&本屋大賞を受賞。若手のピアニストの登竜門「芳ヶ江国際ピアノコンクール」で覇を競う若きピアニスト達の葛藤と熱情を描きました。彼女自身が音楽に造詣が深く、名曲が小説の中でリアルに音楽を奏でます。



 「蜜蜂と遠雷」は、主役に松岡茉優、松坂桃李を配し映画化されTV放映(Jcom)もされました。作者の音楽性が如何なく発揮された小説であり、映画ではプロコフィエフのピアノ協奏曲第三番など その演奏シーンがまた格別でした。ただ 時間がやや中途半端であったからでしょうか、映画より小説に惹かれた!と記しておきます。
    ※ 「日本映画専門チャンネル」で3/4(木) 23:10~再放送されます。

    

 TVの連ドラ(全8回)を視ながら…つい!小説を読んでしまったNHK-BSプレミアムドラマ「カンパニー~逆転のスワン~」。リストラされそうな社員が社を挙げて協賛するカンパニー(舞踊団)に出向を命じられる場面から始まるドラマ… 凋落の名門カンパニーは 起死回生をかけ世界的プリンシパルを招き「白鳥の湖」上演を企図します。

    
         先夜放送された最終回。大きな拍手に包まれて終演を迎え… カーテンコールに応えます。

 伊吹有喜さんの原作ではバレエの躍動感が十分伝わりませんでした。一方、TVドラマの最終回はタイトル「逆転のスワン」そのままに続々訪れる劇的展開をバレリーナが華麗に演じ見所たっぷり! 熊川哲也率いるKカンパニーの監修協力あればこそ!ですが、俳優はよくバレエを舞いバレリーナはよく役を演じたと言えましょう。
    最終回だけ!視てもお値打ちです… 3/7(日) 16:30~ NHK-BSプレミアム

    
      社に戻った青柳(井ノ原快彦:右)と由衣(倉科カナ)はプリンシパル高野悠(宮尾俊太郎)に誘われ英国へ!
  
 今回のタイトル『男の人差し指』。偶々 読んだ「向田邦子全集10」のタイトル『女の人差し指』に倣ったもので特に意味はありません、人差し指と薬指 どちらが長い? には意味があるようですが…。人によって少しちがうことに 創造主たる神のダイバーシティの妙を思いました ... トカナントカ言ってブログ更新!しました(笑)

 コロナに打ち克つ!を掲げた音楽家9人によるコンサートに参りました。そこで聴いたドヴォルザークの弦楽四重奏曲「アメリカ」… とりわけ "黒人霊歌" をイメージして作られた第二楽章に心を衝たれました。



  ※ ご参考までに➀ … バレエ「白鳥の湖」全幕公演 3/21(日)15:00~ 吹田市メイシアター ¥8000-
  ※ ご参考までに➁ …昨年の今日の拙ブログに向田邦子さんについて記しています。
     https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/79f014d44dba0d5dd4f680a5b351221d

過去ログ目次一覧】
吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
吾輩も猫である~80 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dce7073c79b759aa9bc0707e4cf68e12
吾輩も猫である81~140 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f9672339825ecefa5d005066d046646f
吾輩も猫である141~ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/b7b2d192a4131e73906057aa293895ef
人生の棚卸し http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/ddab58eb8da23a114e2001749326f1f1
人生の棚卸し(2) https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/22b3ffae8d0b390afee667c0e9ed92ed
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かんわきゅうだい(~56) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a0b140d3616d89f2b5ea42346a7d80f0
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9 コメント

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さよこ (リーの)
2021-03-03 11:37:33
向田邦子さんが亡くなってから40年も経つのですね。
何度かTVでインタビューに答えておられたのを覚えていますが、かっこいい生き方だなという印象だけが残っています。まだまだ活躍されただろう人でしたね。
恩田睦さんが突然出てきて、向田さんと何か関係があるのかな?と思いました。
ググってみると、『六番目の小夜子』が恩田陸さんの作品だと知り、NHKでドラマ化された時にファンになった山田孝之君や鈴木杏ちゃん、栗山千秋さんはその後大活躍でしたが、後に知ったのですが、松本まりかさんや勝地涼さん山崎育三郎さんも出ていたんです!凄いキャスティングだったと思います。
話がそれてしまいました。ごめんなさい。
紹介されている「蜜蜂と蜂蜜」の映画は、観たい観たいと呪文のように言っていたのに、時期を逸してしまい観ていません。また見たくなりました。
因みに、わが家は地上波だけなので、BSなどは見られません。
ドヴォルザークの弦楽四重奏曲「アメリカ」。
演奏を生で聴くことができれば、きっと心を衝たれるだろうと思います。
素敵な音楽をありがとうございました。
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名前が! (リーのママ)
2021-03-03 11:38:51
なぜか名前が途中でした。失礼しました。
返信する
Re : リーのママさん「さよこ」 (デ某)
2021-03-03 14:23:41
リーのママさん
早速にコメントいただき ありがとうございました

向田邦子さん ... 全集で改めて彼女に惹かれています。
「寺内貫太郎一家」のプロデューサー世良光彦さんの著「触れもせで」。
世良氏はたぶん…最も熱烈な最初の向田ファンであり理解者であり戦友であったと思います。
昨年の今日の拙ブログに記していますので、ブログ本文末尾にリンクを追記しました。
そして…今日はブロ友「風のフェリシア」さんの命日でもありました。

恩田陸さんについては「直木賞」繋がりもあって記しましたが、
明4日に映画「蜜蜂と遠雷」がTV放映されることからも特記しました。
ただ地上波でもBSでもなく、CATVの「日本映画専門チャンネル」です。
なお「さよこ」については書・ドラマとも残念ながら存じません。
機会があれば読んで(視て)みたいと思いました。

ドヴォルザークの弦楽四重奏曲「アメリカ」。
新大陸!であったアメリカの情景、ドヴォルザークの母国チェコの情景のほか、
アメリカ大陸を横断する蒸気機関車の勇壮な響きをも連想させる作品で、
交響曲第九番「新世界」とともにとても印象的です。

ママさん地元の九州大フィルで「新世界より」第四楽章を!
https://www.youtube.com/watch?v=s4QDojPDgyg
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バラ咲く窓辺 (遠音)
2021-03-03 22:28:08
アメリカを聞きながら
なぜか窓辺に咲くバラの揺れる風景を
幻のように見ていました。

今日は、きっとデ某さんが更新なさっていると
おもっていました。
私も書きました。

逆転のスワン 全回見ました。
あんな風にハッピーエンドの終わり方
好きではありませんが その他は感動を持って
見ました。色々ありがとうございます。
したっけネ~
返信する
Re : 遠音さん「バラ咲く窓辺」 (デ某)
2021-03-04 10:49:55
遠音さん
お早うございます。コメントありがとうございました
此頃 やや早寝遅起の私... 返信が遅れ 申し訳ございません

> アメリカを聞きながら... なぜか窓辺に咲くバラの揺れる風景を 幻のように見ていました。

「アメリカ」の演奏に際し カルテットのヴィオラの方が
曲の生まれた背景、楽章毎の曲想について語られたのが印象的でした。
先刻、バラの花咲く窓辺...を想いつつ 改めて「アメリカ」全楽章を聴きました。
私には「大草原の小さな家」のインガルスさん一家が思い浮かびました(笑)

> 今日は、きっとデ某さんが更新なさっていると
おもっていました。

ちょっと旧くなってしまった「テレパシー」という言葉が想い浮かびます(笑)
此頃 なぜか更新するモチベーションが低くなってしまいました。
自分の旧いブログ記を再読しては、今の自分自身にがっかりしています。
拠って立つところなき根なし草の感覚...でしょうか。

> 逆転のスワン 全回見ました。

「カンパニー」も「蜜蜂と遠雷」も...「あらすじ」をくどくど書かなかったのは、
「書いても伝わらない」ように思え 自身の思いのみを記しました。
遠音さんは 「カンパニー~逆転のスワン~」を全回!視られた由。
原作とは細部で異なりますが、私はTVドラマに心をうたれました。
ハッピーエンド... 今の私にはハッピーエンドが一番!です(笑)

天気予報で「北海道」を見ましたら
函館の最低気温は マイナス5℃ そして釧路は マイナス14℃ の由。
まだまだ 春遠し!ですよねぇ。
くれぐれも暖かくされコロナにも風邪にも罹られませんように!
返信する
こんばんは (ムベ)
2021-03-04 23:06:55
「阿修羅の如く」のテーマ曲が今も聞えてきます。
向田邦子さん懐かしいです。
才色兼備ってこの方のことですね。

昨日ウォーキングコースのウグイスが鳴き始めました。例年の縄張り
三か所で聞きました。同じ日に鳴き始めるのは日本的です。

先日テレビ番組のお話で言いそびれていたのですが、気に入っている
ドラマが一つあります。「うちの娘は彼氏ができない」です。
セリフが小気味よくて気に入っています。役者さんも顔を知っている
人がほとんどなので分かりやすいです。

最近の若い人はあまり個性がなくて、私には見分けがつかないという、
基本的なことで躓いてしまいます。ふふふ・・

あまり関係のない話でした。ごめんなさい。
返信する
Re : ムベさん (デ某)
2021-03-05 09:39:29
ムベさん
お早うございます。コメントありがとうございました
またまた日付変更線をまたいでのレス...申し訳ございません。

> 「阿修羅の如く」のテーマ曲が今も聞えてきます。

トルコの独特の軍楽がこのドラマに妙に和合し印象に残ります。
長女役に加藤治子さん、次女に八千草薫さん、三女に石田あゆみさん、四女は風吹ジュンさん。
配役にして...修羅場に直面する家族の凄い顔ぶれの凄いドラマだとわかります。

> ウォーキングコースのウグイスが鳴き始めました。

啼き声はまだ発声練習ぐらいの段階でしょうか?
こちらは未だ! 奈良に来たのなら此方にも来ないかなぁ...。

> 気に入っているドラマが一つ...「うちの娘は彼氏ができない」。

残念ながらそのドラマを視ていません。
彼!ではなく彼氏!と表現される男性...幸せの極みかも!(笑)

> 最近の若い人はあまり個性がなくて、
> 私には見分けがつかないという、基本的なことで躓いてしまいます。

団塊世代の勢いにおされた「新人類」「四無主義」世代も
既に親世代を過ぎ 孫がいる世代になりました。
「没個性という個性」と表現される世代でもありますが、
団塊世代の端くれにいる私にはいつも「不思議で眩しい世代」です。

このドラマの脚本は北川悦吏子さん...まさにその!世代の方でしょうか。
ドラマは視ていませんが なんとなく向田邦子さんの片鱗?を思います。
TVドラマには小説以上に時代性が反映しますね。
興味深い材料?のご提供、ありがとうございました
返信する
Unknown (遊花人)
2021-03-07 02:51:49
デ某さんの記事を改めて読みつつ

これからも更新された時、頭の悪い僕でもコメントできそうな時は、していこうと思います。
返信する
Re : 遊花人さん (デ某)
2021-03-07 08:46:01
遊花人さん
お早うございます

> 更新された時…コメントできそうな時は、していこうと思います。

しばしば政治・社会にかかわるカタイ!ことを書きますが、
どうぞお気楽にお訪ね&コメントくださいね
返信する

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