糠地郷風土記

大島康紀のアトリエ日記

棚田の春

2011-05-26 | 里山日記
丘陵地の田んぼが折り重なるように広がる南に向いた田園風景。
田起こしされた田んぼに水が張られ、土が生気を取り戻す。
稲作農家の「田植え」の時期だ。




代掻き、植え付け、畦草刈り、
野良仕事に精を出す人々で野は活気づく。

昨夜来の雨で急に冷え込み、浅間山が雪化粧。
日中、麓は初夏を思わせる陽気
早苗の田んぼと冠雪の浅間山
こんな光景は今まで見たことがなかった。

山桜

2011-05-19 | 里山日記
樹木の芽吹きが日に日に緑を増して
若葉が陽に映えて眩しい。
桜の花の季節も終わりかと名残り惜しい気分で蕊(しべ)の桜を見やる。
「蕊桜」も見ようによっては風情を感じる。
なにせ、「蕊」という漢字、「心」が三つもあるのだから。

山懐に遅咲きの桜。「山桜」の花が咲いている。
山桜は花より先に葉が出て、後から花を付ける。
今年は花芽がつかなかったのかと思っていると若葉の中で開花する。

緑の五月の風の中で、初夏を感じる日の近いのを知る。

芽吹きの渓

2011-05-11 | 里山日記
欅、楢、唐松、白樺、・・・
萌え出る樹木の若葉。
待望の芽吹きの森に五月雨が降り注ぐ。
森の大地はたっぷりと天の恵みを吸い込み大きな深呼吸をしているかのようだ。
渓で生まれたばかりの靄が木立を包みながら、駆け上がっていく。


五月雨や
大地の鼓動
芽吹く渓




五月雨の
野の道往かば
蒲公英の花

山野草

2011-05-09 | 里山日記
桜草
標高1000mの我が家の庭では、園芸種の花が似合わない。
山野の花がそのまま庭に咲いている。
庭の桜草も、渓谷の川の淵で咲いていた原種で、絶滅しかけた株を分け、少しづつ増やした。
マゼンタ・レットの色味が濃く、花は小ぶりで可憐だ。


一人静
山道の日陰にそっと小さな白い花を咲かせる山野草
名前とは裏腹に群れて咲いているのが妙ですね。


コモロ菫
菫も多種あるが、小諸にしかない菫の種類で珍しい。
数年前に知人から分けていただいた一株が増えて、庭を飾ってくれている。



馬場レッスン・軽速歩

2011-05-04 | 馬房録
軽速歩

春の遅い山里も桜や桃の花が満開となり、ようやく春を実感できる季節がやってきた。
落葉松の芽吹きも日に日に緑が濃くなってくる。
鶯の鳴き声をBGMに馬場のレッスン。人馬共々汗を流す。
明日は外乗に出かけよう。