やはりそう来たか・・・／JR北海道、寝台特急「カシオペア」廃止へ

北海道新聞2015年9月2日付
「カシオペア実質廃止　ＪＲ調整　はまなす、白鳥も」
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0174945.html

……やはりそう来たか。　想像はついていた。
青函トンネル部分の旅客運用列車は新幹線ひとつだけになる事は。

別に「カシオペア」が廃止になる事には、個人的には異論はない。
もともとカップル専用列車だったから。
でも、「はまなす」も札幌～函館間だけでも運転することは可能ではないのか？
かつての気動車快速「ミッドナイト」を別車両で復活させるとか……

ただ、改めて感じるのは、
だからJRは新幹線一点豪華主義という「バカの一つ覚え」体質なんだ、と。

じゃあ、青森駅から函館駅まで用事のある人はまず在来線ひと駅乗って、
東京から新幹線が来るまで時間をつぶして、わずかな時間を特急料金払って乗って、
また乗り換えて函館までアクセス列車で函館まで約18km回り道して行け、というわけだ。
なんかバカらしいと思わないか。
もしJRがフランスのTGVやドイツのICEのように函館・青森両駅を「中央駅」扱いにして乗り入れすれば
こんな不便は生じないだろうに。
そういうところが「もと国鉄」的融通の悪さなんだよね。
もし天気が良くて、フェリー会社がここぞとばかりにシャトルバスの利便性を上げて
フェリー運賃を値下げしてデイタイムに高速船を増便したら、乗り換えを面倒くさがる利用者はみんなそっちに乗り換えるだろう。
（青函フェリー・津軽海峡フェリーの方、乗客奪還のチャンスでは？）


どちらにせよ、2030年に北海道新幹線が全通しても、
自分の東京～札幌間のメインの足はもう飛行機中心となってしまった。


少しでもJR関係者の方々が乗客のニーズを拡げたいとお考えならば、
前回・前々回の記事を熟読していただきたいものです。