外は眩しい光が溢れている。
小高い丘に洞窟はあるらしい。洞窟から見える外には草原が広がっている。
でも、何処か地球とは違う。空はうっすら黄色いような、、、。
太陽のような恒星が1個と衛星?が6個見える。
それぞれ大きさが違う。
大気の構成はどうなっているのだろう。息が苦しい等とは少しも感じられないけれど。
"ふふふっ。どうなっているのだろう
ね。難しい話は無し。あなたはこの星の植物観察ツアーに招待され、参加しているんだよ。さあ行こう!但し、決してみんなとは離れないで。えもいわれぬ植物ばかりで、びっくりするよ。"
ミミをリュックから出し見ると、ミミの体が変化している。体毛が青、黒、緑のしましもよう。でも、ミミはミミ。
とってもキュート。
草原には涼やかな風が吹いていた。吹き渡る風にすべての植物が揺れている。
色鮮やかな植物の花が揺れている。
そこで目が醒めた。本当に目が醒めた。
もったいない。
夢に現れたあの草原は今、ミミがいる草原なのではないだろうか。
亡くなった人やペットはこの宇宙の何処かの星で元気で生きている。
そう信じたい。
死の向こう側にはワクワクするような世界が広がっている。
そう信じたい。
幼い夢だったけどそう信じたい。
終わり