何だか最近一人で
生活するのがしんどい。
イヤイヤ、もう人間と暮らすのは
もっとしんどいだろうねぇ。
ニャンちゃんかワンちゃんと
なら、しんどくもないし、
優しい気持ちで毎日過ごせるだろう。
だが、何せ私の健康寿命が彼らの
寿命より短いと推測し、お迎えするのを
じっと我慢している。
しかし、ホームセンターで
キンクマハムスターを
見てしまった。
ビーズのような黒い瞳がじっと
私を見てる。ハムスターは夜行性
だから、昼間にこうして見つめ合うって
奇跡じゃない?
ガラス戸に人差し指を近づけ動かすと
私の指の動きを追ってついて来る。
おお、キミと私、何だか相性が
合うんじゃない?
ハムスターの寿命は2,3年。
ちょっと短すぎるけど最期まで
面倒はみれるだろう。そんな
事を考えながら売り場を離れ、
ゲージを振り返って見ると
キミはやっぱり私を見てた。
お迎えしたいなあ~
家に帰りネットでハムスターの事を
いろいろ調べる。
結論、やはり無理のよう。
室内の適温が23度。
その温度じゃエアコンの電気代が
負担だし、私は暑さには強いが寒さには
弱く23度では同居は難しい。
ゴメン、キミはもっといい人と
巡り会えると思うよ。ゴメンね。
しゃあない。
まあ、ペットといえば、
アシダカグモと言えなくもない。
初夏から秋にかけて
私の許可なしに家の中うろついている。
害虫を食してくれているから黙認してるけど。
でも、全然可愛くない。
出来れば見たくない。私のそういう気持ち
察しているのか、いつも、コソコソ物陰に
隠れてくれる。そういう控えめな性格は
ちょっと好きと言えば好き。
あなたは冬は見ないけど
どうしているの?
なんて話かけてるようじゃ
私、心底しんどいのかも。