人には様々な生き方があり逝き方も様々。私もどのように散ってゆくのか。時々不安になるときもある。
けれど、出来るならば最後まで自分でその選択が出来るように
心身ともに平常でいられるようにと願い今を生きている。
下記の記述は2021年の1月にブログにアップしたもの。
おばちゃんさん、何かの参考になればいいのですが、、、。
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ある観光地のビジネスホテルに滞在中だった「〇〇〇〇〇」と名乗る高齢女性が亡くなった。
女性はこのホテルに5年4か月間滞在していた。部屋からは現金約750万円が見つかった。市は、身元不明の「行旅こうりょ死亡人」として官報に掲載し、情報提供を呼びかけているが、特定には至っていないらしい。2月頃、市職員と福祉関係者が、ホテルに長期滞在する女性が体調を崩したとの情報を受け、部屋を訪ねている。風邪の症状があった女性は「病院には行きたくない」と拒んだという。
結局、女性は去年の3月、ビジネスホテルの部屋のトイレで倒れ、搬送先の病院で死亡が確認された。県警によると、事件性はないという。
このニュースを去年の年末、ネットで知った。
女性は1935年生まれと言っていたらしいので86歳。
5年4ヶ月の滞在費はきちんと支払っておられたようだ。
身元を特定できないという事は健康保険証や通帳等も持っていなかったということだろう。
どのような事情があるのか。自宅で一人で生活するにはきついと
感じる年齢だろう。自宅を売却し、サー住に入居を考えたが、不自由を嫌いビジネスホテルに滞在されたのだったら、通帳、保険証は普通持参されるのではないだろうか。
推測に過ぎないけれど、同居する方々がおられたのではないだろうか。その方々と同居したくない思いがあり、身元を特定するものは持参せずにこのような最後を選択された可能性が高い。おそらく偽名だろう。
このような選択をするには心身ともにしっかりとしていなければ到底出来る事ではない。
どうのような事情かはっきりしないが相当、肝のすわったお方だと思う。そして、そんな逝き方もありだなと思う。
行政の担当者は「身元が分からずに、行政が火葬の手続きをするのは悲しいことだ。なんとか親族を見つけ、弔ってもらいたい」とコメントしているが、その女性は親族に弔って貰いたいとは爪の先ほども思ってもいないだろう。
「荼毘にふしてくれてありがとう。感謝しています。」
と思っていらっしゃると事と想像する。合掌