キムラトモミの絵と版画 制作ノート

日常の中の非日常、目に見えない大切なものを
少しでも形にしたくて制作しています。猫のいるこの世界が好きです

散歩 ワニ 月の周りの輪

2024年12月12日 | 日記
ちょっと前に母から電話があり
「呉に遊びに行った時、ワニを散歩させてた人がおったじゃろう。あのワニ死んだんと」
ワニ...散歩してたワニ?
全く記憶が無い
10年以上前に見たらしい

電話の後
そういえばそんなワニがいたかも知れない
でもそれは記憶違いで
TVで見た事だったのかもしれません

曖昧な記憶
思い出はこんなにも曖昧なんだなぁ

日課の夜の散歩に出かけた時
猫を散歩させている人がいた
あれは確かに三毛猫
間違いなかった

声をかけたくなったが
私の気配を察して
飼い主さんは咄嗟に猫を自分の足で隠した

声をかけてはいけないのですね
空気を読んで私は歩みを止めずにその場を去った

見上げた夜空には
月があって
その大きな外周を光の輪が囲っていた

こんな現象には名前があるのだろうか

散歩から帰ると
すぐ検索をしてみた
月 大きな輪

日本語でそれを
月暈(つきがさ)(げつうん)
英語ではハロと言うようで
雲の氷に光が反射しているんだとか
幸先が良いしるしだそうです

楽しみに予定していた事が
急遽 いたし方ない事情で
キャンセルとなってしまい
ちょっと戸惑いと悲しみで
落ち込んだりしたんだけど
やり方を考えて
乗り越えるしかないのです
自分の為の人生だから
幸先が良いというのであれば
逆境を乗り越えるチャンスなのかもね
そうなら良いなぁ

ワニの話に戻ると
母がラジオで聞いた内容によれば
すごく長生きしたらしい事
飼い主さんはワニを大切にしていたらしい事
有名だった事(そりゃそうでしょうね)
だそうです

うちの三毛猫もお散歩させてみたいなと
何度かよぎったのですが
万が一にもハーネスが外れて
牡丹がパニックになって
行方不明になってしまうのでは
と考えるだけで怖いので
一度も散歩には行ってません

実際
もう20年も前
私の不注意で
チハトマが行方不明になってしまった時
地獄に落とされたような後悔を味わいました
本当に幸運な事にすぐ見つかって
よそのおうちの隙間に挟まって出て来れなくなったチハトマを消防士さんに助けていただいたのでした

散歩
ワニ
月の周りの輪

明日は1人でも
歌の練習に行こう
帰りは
美味しいパン屋さんで
珈琲も飲もう

ささやかだけど
贅沢な事
ちいさいけど
大きなこと

好きな人を裏切ることが無いように
生きていけたらいいなぁ






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