何の予備知識もなく、録画していた「海街ダイアリー」を見始めたら・・・はまりました。
実に好きな映画でした。長いので、3回に分けて見ましたが、見終わるのが惜しいような、ずっと、4姉妹の行方を見ていたいような。
鎌倉を舞台に四季折々の景色と暮らしがあり、そこには、ケンカしても何しても、姉妹たちの笑顔と愛情がありました。
いつか、家族の形態は変わってしまう事があっても、50年たってもこの姉妹はいい姉妹であるのだろうなと思いました。
ハリウッド映画のように、大きな起承転結があるわけじゃないのですが、登場人物が脇役の方たち含めてさり気なく優しくて。
毎日を丁寧に過ごすことや、そばにいる人を大事に思ったりすること、ふつうの事に癒やされるのですにゃ
4姉妹の住む、木造の古い家も、なんとも言えず味があって、人が家に住んでいるというより、家が人を作っているのかなあって思いました。毎年、実をつけてくれる庭の梅の木や、梅酒も愛しいのですね。背丈を測った柱の傷も。ひびの入ったお風呂場のタイルも。
3姉妹の腹違いの末っ子の、すずちゃん役の広瀬すずちゃんが、桜の花のトンネルをサッカー仲間の男子のこぐ自転車で通り抜けるシーンは、まるで少女漫画みたいだなーと思いながら見ていたら、原作は少女漫画だったのか。しかも数々の賞をとっているベストセラーなのですって。知らなかった。
「海街diary1蝉時雨のやむ頃」(吉田秋生)・・・きっとこのマンガも読み出したら、ハマっちゃいそうな予感がします(笑)
あと、姉妹の大おばさん役の樹木希林さんと母親役の大竹しのぶさん、もう、うまい。「いるよね~、こういう人」っていう感じがね。
全体がゆるい感じなので、達者な役者さんが時々出てきて、ピリッとするのも画面が締まりますね。
海街diary予告篇
こんな美人姉妹のお父さんって、どれだけイケメンなんだとか・・(ってそういうお話じゃありませんよ)
「レンタァ---ネコ、ネコネコ」
(「いしや~きいも~」のメロディーで。
タイトルに惹かれて録画していた「レンタネコ」という映画を見ました。
猫と会話出来るおばあちゃん亡き後、古い日本家屋で、たくさんの猫さんたちと暮らしているサヨコさん。自身も猫と会話できるみたい。
謎だらけの本業?のほかに、寂しい人達に、「心の穴を埋めてくださいね」と猫を貸して暮らしています。
なんとも不思議で、マイペースで独特で。地球にそっくりで、でも少し違う、もっとずっと平和な猫星(綿の国星?)という異次元地球に迷い込んだような。
絶対安心感のあるファンタジーみたいで、とっても心地よかったです。
レンタネコならぬ、レンタカーのお店を一人で任され12年も勤続している女性店長さんがいたんですが。
この人、どこかで見たような・・・とずっと思っていたのですが、あとから朝ドラ「花子とアン」に出ていた女流作家の宇田川先生と気づきました。
雰囲気がぜんぜん違うので最初はわからなかったけれど、どちらのキャラクターも、いい味出していたですね。山田真歩さん。なかなか達者な女優さんだと知りました。
もちろん主演の市川実日子さんも、サヨコさん本人そのままじゃないかと思われるほど、ふわっと、すくっと生きている感じが、ぴったりしてましたにょ。
おじさんみたいなおばさんなのか、おじさんなのにおばさんなのか、変なキャラクターの小林克也さん演じる隣のおばさん?が、ストーリーとはあまり関係ないけど、ちょっとしたスパイスになってます。
後で検索かけたら、好き嫌いが別れる映画みたいですが、私には大好きな映画になりますた。
映画『レンタネコ』予告編
おまけ
だよね~。自己中っぽいルナでは、人様のお役に立てないなあ。
・・・っていうか、ルナをレンタルしたら、うちに穴があいちゃう(笑)
録画していた「舟を編む」見ました。
すごくよかった。辞書の編集っていう地味な作業が、実はとてつもない静かな情熱に支えられていることを知って、見終わったあと、思わず、我が家の国語辞典を引っ張りだして序文を読んでしまいました。
今まで、辞書に序文が書かれていることすら気づかなかった。
猫ちゃんが、二人の出会いのアクセントになってる
木造の下宿屋さんの懐かしさ、とてもいい背景です
主役の松田龍平演じる馬締(まじめ)くんは、一見、かなり頼りなさそうで変わっているのだけど、好きなことには妥協を許さない真面目な子。素で演じているんじゃないかって思ったほど、自然体でよかったなあ。
宮崎あおい演じる板前修行中のかぐやさんは、精神的にマッチョなボーイフレンド(映画には出てこないけど話の中で、そんな雰囲気を匂わせている)と別れたばかりで、自分の選んだ道を踏み出してゆこうと、下宿をやっているおばさんちにやってくるのだ。
そんな彼女が、馬締君の不器用だけど、押し付けがましくない「そよっ」とした風情に、癒され惹かれてゆくのもわかるなぁって思いましたね。
映画『舟を編む』予告編
日本アカデミー賞納得の作品でした。
海の波頭がきらきら光る。それは、言葉の海の中で輝く言葉にも似ている。
時には、言葉の海に溺れそうになりながら、一つ一つ丁寧に言葉をすくいあげ、辞書という舟を編む。
その船づくりの先頭に立っている、加藤剛演じる言語学者が、とても素敵だった。
言葉が好きで好きでたまらない、だから、妥協を許さない、でもあたたかい。こういうリーダーがいると、やりがいのある幸せな仕事ができそうだ、って思う。
追記
bsジャパン夜8時から、ノーカット版の放送があるそうです。
2014.06.06 [金] 夜8時 【舟を編む】
で、話はガラッと変わるんですが、わたしめ、加藤剛つながりで、脳内妄想が始まっちゃいまして・・・
実は、先日、佐原の市役所に出向いたおり、「伊能忠敬を、大河ドラマに!」というキャンペーンを張っていることを知ったのだけれど。伊能忠敬はご存知、佐原が産んだ偉人、日本全国を測量して正確な日本地図を初めて作った人です。
なんと、ホームページも、マスコットキャラもあります。
私も、伊能忠敬はふるさとの英雄と小学生の頃から、内心、誇りに思っていた。かなり昔から、なぜだか伊能忠敬は加藤剛っていう、条件反射というか、鉄板的な同一視があって、もしドラマ化するなら加藤剛さんだってずっと思っていた。
しかし気づけば、21世紀もとうに超え、2014年。
大河の主役は時代の旬の役者さんがやりますから、「大岡越前」の頃の加藤さんなら「あり」なのかもしれないけれど、もう加藤さんはベテラン枠。いくら50過ぎてから旅に出た伊能忠敬とはいえ、ちょっと違うのかなあって思っていた矢先。
「舟を編む」の思いがけず若々しい加藤剛さんの演技を見て、やっぱり加藤剛さんでいいかも・・・と、そんな脳内妄想がふくらんでしまいました。
伊能忠敬は、水戸黄門漫遊記のごとく、日本全国を旅してゆきますから、それこそ助さん格さん的な、旬の役者さんを両脇に配置しとけばね(笑)
な~んて大河が決まったわけでもないのに、脳内妄想止まらな~い。
おまけ
佐原の伊能忠敬記念館の裏手にあった、忠敬像。
この忠敬さんは、竹中直人か、両津勘吉か?
こちらは、佐原公園内の忠敬像。 両津像より、かなり爽やかさがある(笑)
誰かに似ている?検索したら、かっこいいおじさん俳優はこちらにいっぱいいますた
以前録画していた、巨匠・小津安二郎監督の「東京物語」のオマージュであるという、山田洋次監督監督の「東京家族」という映画を、見ました。
瀬戸内海の島で暮らす夫婦の3人の子どもたちは、みんな東京で暮らしている。長男、長女は家庭を持ち、それぞれ医師、美容師として忙しい毎日。末っ子の次男は、よくわからない演劇関係の仕事。
夫婦は、東京にいる子どもたちに会いに、なれない都会へ出てくるが・・・
少し切ない物語です。子どもたちは、大人になって仕事を持ち、故郷を離れ、自立してゆく。
寂しさも辛さも苛立たしさも、親なればこその経験なのか。それでも、結局は子の幸せを願っている。
時代は変わっても、家族を思う気持ちや、親心っていうのは同じなんですよね。
小津映画では、杉村春子さんが演じた長女役を、「北の国から」の蛍ちゃんの中嶋朋子さんが演じていた。(まあ、すっかり大人になって、というよりおばさんになって?)
杉村春子さんは、投げ捨てるようなきついしゃべり方で、嫌な感じがストレートだった。とにかく苦手なタイプだと思った第一印象があります。
小津映画では、きつい杉村・娘と柔和な父母の対比で、エッジが効いて、切なさも倍増してしまいましたけど。
中嶋朋子さんは本人の人柄か、嫌な事も言うんだけど、どこかほんわかしていた。私の好みだったら、中嶋朋子さんのほうが、まだ救いがあっていいかな。
小津映画のお父さん役、笠智衆さんのことはすっかり忘れて見たほうがいいと思いますです。
父役の橋爪功さんは、朴訥ではあるけれど、むしろ頑固な父親の強さを感じました。
次男の恋人役を、蒼井優さんが演じていて、普通に素直で正直でいい子で、慰められます。
次男との出逢いが福島の被災地でのボランティアだったということで、今の話なんだ、と改めて気づきました。(全体、なんとなく昭和の空気が流れているので。)
彼女は、本屋さんの店員さんで、お客さんの探している本を脚立を使って高いところから取るんですが、その本の表紙を見て驚いちゃいました。わかる人ならすぐわかる。バージニア・リー・バートンの絵本「ちいさいおうち」だったから。
なんたって、山田監督の最新作の題名と同じじゃないですか。
それにしても、「あっ!!ちいさいおうちだ!」と一人騒ぎながら見られるのが、映画館でなく、おうちで見るいいところですね。
山田監督の最新作「小さいおうち」は、ベルリン映画祭で、お手伝いさん役の黒木華さんが銀熊賞受賞したことをニュースで見たばかりでしたが、前作である「東京家族」を、リアルタイムで見ないで1年遅れで見たおかげで、監督のこんな伏線というか遊び心を知って、思わずクスっとしちゃったのでした。
2004年公開の「スィングガールズ」ですが、昨夜、NHKプレミアムで放送されたのを見ました。
この映画を見るのは2度めですが、2012年の今、見ると、今更ながらここから多くの国民的女優さんたちが、生まれたんだなあと、実感。
そういえば、知り合いの娘さんたちに、吹奏楽やっている子が多いのだけれど、この映画のおかげで、女子の吹奏楽がブレークしたのでしょうか。
主演の上野樹里さんはじめ、貫地谷しほりさん、本仮屋ユイカさんなどがきらきらしてました。
このあとみんな、どんどんメジャーになって、NHKの大河や朝の連ドラの主演女優をつとめたのですね。
2004年なんて、ついこないだのような気がするけれど、まだ女子高生は、携帯電話使ってなかったんだな~とか、
制服の足元は、ルーズソックスと紺のハイソックス、ちょうど過渡期くらいだったのかとか、時代背景を感じるのも面白い。
男優さんも、本当はイケメンなのに、前髪ぱっつんで頼りない感じの平岡祐太くんの他にも、野球部の福士誠治くん、ギターの女の子の元カレ役の眞島秀和さんなど、当時はみんなそんなに有名じゃなかったんだろうなと思える人たちに改めて気がついて、面白い。
もちろん、ストーリーは元気があっておかしくて、ピンチの後の一発逆転の爽快感が、面白い!
ラストの演奏シーンは、本当に圧巻でした。
全部、本人たちが、演奏しているんですよね。
ラスト、テレビの画面で見ると演奏直後の上野樹里ちゃんの唇が赤くはれたみたいになっていたのが、頑張った勲章のようで、とってもかわいかったっす。
YouTubeに、映画の予告編とラストの演奏シーン(!)を見つけました。
SWING GIRLS(演奏シーン)
テレ東の午後のロードショー録画して「キャットウーマン」見ました。
くねくねっと、お尻をくねらせながら歩くキャットウーマン(ハル・べリー)は、
しなやかな、猫っぽい姿を存分に魅せてくれますにゃ。
何かにつけて自分に自信のない一人の女性が、危険な化粧品を販売しようとする会社の裏側を、
偶然知ってしまい、殺されてしまうのですにゃ。
しかし、エジプトの猫神バストに選ばれし、キャットウーマンとして、大胆素敵に生まれ変わるのですにゃ。
いや~、それにしても、猫神バストの「ミッドナイト」ちゃんって、まんなかに映っているのですが
誰かさんに、似てるって、家族で、ちょっとした大騒ぎになってしまいました(笑)
いや・・・・やっぱり似てないかなぁ~
またまた、パンネタで恐縮です(笑)
主婦休みをいただいて、一人で映画を見てきました。
まるで絵本を読んでいるような、やさしい映画でした。
youtubeに予告編があったので、ご紹介します。
映画「しあわせのパン」 予告篇
少々、お疲れ気味の今日この頃、ほっこりと癒されましたよ(笑)
原田知世さんと大泉洋さん、主役の二人が、ほんわかアースカラーで
景色もセリフも、ほどよい隙間があって、よかったなあ。
帰り道、うちにもおいしいパンがあったので、うれしいなと思いました。
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レーズンパンかと思いきや、大きなネコッペパンがひとつね。(笑)
・・・やっぱりぃ~?
映画「しあわせのパン」公式サイト
にゃんころりんは、映画の試写会の きっぷが当たって 『不都合な真実』という ドキュメンタリーの映画を見に行ったにゃん んでもって、地球温暖化のことを べんきょうして にゃにか しにゃいといけにゃいおもったらしく このブログで 映画の宣伝をするんだってさ。 ぼく 宣伝部長にさせられたにゃん。 こういうの、ハチドリのひとしずく というんだってにゃ。 ぼく、ねこだけど。・・・ま、いいにゃ。 ここをクリックすると、映画の本当の宣伝に行くにょだ。 前の アメリカの 副だいとーりょーだった、 ゴアさんという人が つくったにょだにゃん ゴアさんは、人間だけじゃなくて、 地球の生き物ぜんぶに やさしい人だにゃん。 はあぁ、大統領になってほしかったにゃあ・・・ じゃあ、みにゃさま、おねがいするにょにゃ アル・ゴア元米副大統領が来日!ジャパンプレミアで挨拶!! |
トム・クルーズさまの「M:I:Ⅲ」を見たかったんですが、残念、時間が合わず。
次に見たかった、「 スーパーマンリターンズ」を見ました。
思えば、映画を見まくっていた独身時代に見たクリストファーリーブの「スーパーマン」シリーズ・・・
懐かしいなあ。あの頃・・・
「ET」とか「バックトゥザフィーチャー」とか夢と元気にあふれた当時の映画も、思い出しました。(*^m^*)
この「スーパーマンリターンズ」も前作の続編設定で、なんとなく役者さんの顔がそれぞれ、
前作の人たちに似ていました。ロイスさんだけ、ちょっと雰囲気違ったけど。
そんなわけで、違和感なく、物語の中にスーッと入っていけましたよ。
ドジなださ男、クラークケントもそのまんまで、ほほえましい。
(でもにゃんころりんの目からは、それでもかっこよく見えましたが・・・)
不死身の男スーパーマン・・・こんな人間がいたら、あの事件も事故も防ぐことができたのにって、
スクリーンを見ながら何度も思っちゃいました。
現実には無理な話だけど、確かに映画は安心して見られるからいいですね。
危機一髪でひゅ~~んと飛んできてくれるスーパーマン。ああ、かっこいい!
しっかし、スーパーマンが5年留守にしてる間に、新聞記者のロイスは、ななななんと!!
彼氏といっしょに暮らしていて、すでにママになってるんですよ。(ネタバレでごめんちゃい!)
ロイスの虚弱体質の息子ちゃんがまたとってもかわいくて、続編の予感がしました。
【結論】
おもしろかったので、また見たいにゃん。
エンディングには、「クリストファーリーブ夫妻に捧ぐ」というメッセージが・・・
事故で後半生、不自由な体になってしまった前作のスーパーマン。
人間は不死身じゃないけど、運命を肯定的に受け入れることで、生きる意味も人生も、
映画よりずっと深くなるのだと思いました。
ご冥福を祈ります。
追悼クリストファー・リーブ