ナガミヒナゲシとホウチャクソウ

ナガミヒナゲシは、近年、いろんな所に勢力を増やしている外来種です。 野生化して広がっていき、数年前からはついに我が家の庭にも勝手に咲き出しました。 ぱっと見、きれいだし、かわいいんだけど、繁殖力が強い上 根と葉からは周辺の植物の生育を強く阻害する成分を含んだ物質が生み出される と、ウィキペディアにも書いてありました。これを、アレロパシーと言います。 見つけたら引っこ抜くように、とネットにも書かれていました。 ナガミヒナゲシの種はとても小さく、一個体から最大で約15万粒の種が飛んでいく。 目には見えないのに、知らないうちに身近に来てしまうかんじ。 昨今の新型コロナウイルスも、こんな感じで人のそばにやってくるのかもしれません。 気をつけなければ･･･ トップのナガミヒナゲシは、普段目の届かない場所で知らないうちに咲いていました。 写真撮ったあと、根っこから引き抜きました。ごめんね。 でも、ナガミヒナゲシは、気付いたときには簡単に引き抜けるので、 うちの庭に限って言えば、被害という被害もないし、困っているわけでもないのです。 ただ、種が飛んでご近所のお庭に迷惑をかけるかもしれないので、取ってしまってます。 　　　　 それに、他の植物を駆逐するという意味ではホウチャクソウの方が断然強く思います。 根っこが横にはって、掘り返さない限りどんどん広がっていきますからね。 ホウチャクソウエリアから抜け出すホウチャクソウを引き抜いて一輪挿しに。 今年も家の中で、つぼみから次々、花が咲き出しました。 グリーンの少しほのかな白い花は、地味だけど個性的でかわいいです。 根っこで増える強い子なので、ホウチャクソウは我が家では勝ち残ってます。