サンチョパンサの憂鬱

サンチョパンサの食卓(140)……結果論は力を奪う

先ず、性加害を受けた被害者の方が、今の機会を得て意思表明してること……それはこの文章の範疇ではありません。

何時しか?権威となり力となっていたフジテレビのプロデューサー。自分の力を読み違えて何時しか横暴を生きる様になっていた?
日枝氏以下、経営陣にも同情の余地はなく……。
ま、経営?と言うには論外の杜撰さだった。

この部分はイヤというほどの報道を受けて当方もう……食傷気味となっている。
そうやって一ヶ月少し過ごしてる内に、このフジテレビ性加害問題の報道には……タイプの違う『胸やけ?見たいな気持ち悪さ』を覚える様になった。

『空気が変わった?』事を良い事にして……一気に『正義の使者気取り』となって『僕も君しちゃう』後追い正義主張しちゃう連中が原因である。

見出しだけ超過激なんだけど、読んで見れば『…らしい』、『…みたいだ?』と憶測記事で散々引っ張っておいて結論は『今後の成り行きに注目?』とくる。

僕は『性加害の当事者』よりこんな『後追い便乗正義派人間』が一番嫌いである。
既に、報道も粗方終わり、『結論は過去となっている』モノをアレコレいうだけのノーリスクだけが武器。
故に『負けることの無い批判』に終止する輩達である。

しかしこんな奴等は負けることは無いけれど、『勝利を収めることは一生無い』のである。
正面から『負かす価値』さえないから誰もマトモには相手にしないのである。

ま、この国では昔から嫌われてきた、『後出しジャンケンの結果論語り』なんだけどここ三十年余り、そんな人種がやたら増えた氣がする。

何時か書いたけどアイザック・ニュートンは『万有引力』を『……じゃないか?』という未来形で気付いた。
今なら中学生ともなれば誰でも万有引力?だよねって答えてしまう。

大発見も過去形となって知ればそんな価値しか無いのである。
『推論を立て』て『決死の取材』をこなして辿り着く結論には価値がある。

ソレは『誰も知らなかった』未来からのお知らせだからなんである。

無事これ名馬?そんな『後追い同調主義者』の生き方もソロソロ曲がり角かもね?
フジテレビを辞めて、個人活動を開始した女性が話題となり本の部数を伸ばしているのは、『彼女には価値』が生じたからなのである。

過去向きの同調圧力に組み伏せられる事なく、自分の感性に従って『NO!』を打ち出し、自分の未来創造に取り組んだからである。

今になって『便乗して過去の空気なんぞ』の話を持ち出す輩とはベクトルが間逆なのである。
『結論をみんなの空気が認めてる』ことは持ち出しても『過去のこと』だから危険がない。

でもね、そんなの聞いても無価値物。
後出しジャンケンする人間って子供の世界でも嫌がられるよね?
今やソレをこの国では大の大人が?マジに演っている恥ずかしさである……。

もしかしたら見る側もソレを『無視る勇気』を失ってるのかもね?
つまらん大人が増え過ぎちゃったね?この国……。



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