サンチョパンサの憂鬱

夕刻のサンチョパンサ……正義の人ばかり溢れてる(3)まとめ

半分神様、半分は犬畜生……それが人間の正体だと何時ぞや書いた。

高い所から何時も正義・正論だけで断罪する人を時折目にする。その人の論は案外的を得ているのかも知れない。
しかしそれは何の役にも立つことはない。
後出しジャンケンと同じで結果論に過ぎないからである。

そんな人に共通する特徴は何時も人を上から断罪していること。
神様でもない人間が人間を断定出来ると錯覚しているのである。

そういうタイプの人には読書しないという共通項がある。
そんな彼・彼女には必要がないからである。
体験はとても有用だが、体験だけでは客観的で普遍的な山の上から冷静に自分を感じ知ることは出来ない。

だからこそ客観的、普遍的に自己を見つめる為には読書というものは必須科目なのである。自分だけの経験・知見では判断材料が圧倒的に不足なのである。如何に素晴らしいモノであれ『個人的な体験のレンズ』だけでは視野狭窄となるのである。

そういうタイプの人間は知らず知らずの内に『自分基準』だけで人を判定し断じている。
『こんなの』もまた今流行の正義だけで出来ている人種の亜種である。
気の利いた評論家?といった役回りで生きている。


不完全な自分が『そんなの、こんなの』が溢れ返ってる世間でどう判断して生きて行けば良いか?

相手を信頼出来ると判断する方法は?

僕が人を観る時に唯一頼る方法がある。
相手の態度に何時も自分との現実の直接的な関わりが反映されているか?そこに着目するのである。

先般ネットワーククラッシャーについて書いたことがある。
『悪意を以て暗躍する輩』によってかなりの人間に手のひらを返された経験が今になって役に立つようになった。

嫉妬、妬みからその様なクラッシャーになった人は仕方ない。僕の不徳の致すところである。

本当に救われ様のない人間は、そのネットワーククラッシャーの悪意の『戯れ言、虚言だけ』でそれまでの現実の関係をドブに棄てた人である。
前回会った時、満面の笑みで帰っていったその人の豹変は理解し難いものがあった。

当初酷いショックだった。
後になってネットワーククラッシャーの『言』が原因と知って尚の事、嫌悪感を覚えた。

風説、風評の雰囲気でわざわざ電話までして嫌がらせする様な人間は日常生活でも、必ず人の噂レベルで何時も手のひらをクルクル返している筈である。

その態度の根拠は?……『人の話』である。
僕との現実のアナログの交流からは導き様がない『態度の豹変』は僕の思い込みを他所に、『ソレくらいのもの』だったと証明されたのだった。

このタイプは存外に多く生息している。 
単に正義気取りだけじゃない、もっと陰湿で深い闇を隠し持っている。
そんな人は……どんな人間が言っているのか?は一切考慮はない。

だから恐ろしく軽く立ち位置クルクル変えられる神経構造をしている。
シャーデンフロイデ人間の主流派を占めているのがこのタイプだと思えば間違いない。

エッらそうにアレコレ書いてきたけれど、『そんなの』を信じていたのに?なんて三流ドラマを一杯演じてきた事を告白しておきます。

手のひら返しを恨むには当たらない。
手首が柔らかすぎる変節漢を信じるに値するとした自分の『人を観る視力の弱さ』こそを全身全霊で罵倒しなければならない。

客観的に冷静に自分を計り、その人間に恥ずかしい事はしていない!と信じられるならば自分を直接的原因としない人の変節は厳に対処し決して看過してはならない。

きつく糾弾するというんじゃなく……未練たらしく何か言いたい自分を蹴っ飛ばし、その関係から『おいらイチ抜っけた〜』させること。

シャーデンフロイデ人間は何度許そうと改心することはない。
ただ『味をしめる』だけだと知っておくこと。

人を許すのは自分を許すのと同様に骨が折れるものである。その難儀を犠牲にしてその様な輩に向けるのは……自分への冒涜そのものとなるのだと知っておいてほしい。

人は自分を愛する?なぁ~んて軽く口にする。
本気で自分を愛する事はとても、とってもシンドイ修行なのである。
ま、良いかぁ〜とやり過ごして良いことと、それ演ったら自分に致命傷となることがある。

自分への不埒な関わり方は絶対に許すな。
黙ってニコニコとその人から去りなさい。
そんな人間に不機嫌で接するなんてのは自分で自分を蔑ろにする行為。
そんなことで努々自分を安く売り飛ばしてはならないのである………。

   
                 
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「随想」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事