天空海闊

ガラス玉

 
白い息が
部屋の明かりに
溶ける頃
樹液の匂いに
綿をかぶせます
 
赤きれの手が
チクッとすると
赤や青のガラス玉に
にっこり微笑んだ
小さな顔が
浮かんで
消えました 
 
それを捉えようと
指で触れると
カサカサ小さく
鳴るのでした
 
まるで
わたしたちのように
 
 
 
 

Misty 

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