天空海闊

禅寺の若い修行者 その2

すべてが、まやかしであり、まぼろしであるとしても、

真理は常に名づけがたいとしても、

しかも、ぎざぎざのある山は

まぎれもなくくっきりとわたしを見つめている。

牡鹿とカラスと赤いバラ、

青い海と多彩な世界。

心を集中せよ― 多彩な世界は

形もなく、名もないものに帰する。

心を集中し、沈潜せよ。

見ることを学べ、読むことを学べ!

心を集中せよ― 世界は仮象となる。

心を集中せよ― 仮象は本質となる。
 
              
          ヘルマン・ヘッセ



夕方海岸で愛犬と潮風に当たると、
昼間の熱を冷ます心地良さがある。
暫く、波と山のくっきりとした景色を眺める。

この何とも言えない一体感・・・

全てがこの地球の底知れない力と
繋がっていると感じる。

自分なりの至福の時である。



コメント一覧

又三郎
最近努めて自然に身をさらす様にしています。
現代は静寂さを失って久しい時代です。
沈思黙考して気づくことも多いので、
残念に思うことが多々あります。
オリーブ
>自分なりの至福の時である。

人生でこんな瞬間があるというのは幸福だと思います。
実はわたしもこの歳になってそれに気がつくようになりました。
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