庭の雑草対策にイワダレソウを植えたのが3年前。
ところが雑草に紛れ見分けがつかなくなり、
やむなく雑草共々引き抜いた。
そこで化粧砂利を敷くと草が殆ど生えず
昨年以来、随分楽になった。
たまにイネ科の草が生える程度である。
数日ぶりに、雨上がりの庭の
砂利を敷いたところに、
緑色の部分ができているのに気づいた。
近づいてみると
あの「死んだはず?」の
岩垂草が、小さな花までつけ蘇っている。
他の草にとって過酷になった環境で
地下に根を張っていたのだろう。
わたしは新鮮な驚きに包まれた。
人の世界にも
より過酷な状況で
輝いている者たちがいる。
その生き様への批判や
下手な同情などは
まったく野暮なだけである。
『大変だったねえ』
「いや、実に楽しかったよ」