己の非力に 遭遇すると 昔 押し殺したことばが蘇る 「おとうさん おかあさん」 「どうして守ってくれなかったの」 どこかで聴いた風でもある どれほど装飾すれど きっと 己のなかにある もっとも簡単なことばが 救いなのだろう *ジャンヌ・ダルクより *ジャンヌ・ダルクより