いつも流行の先を行ってたなあ
髪を染め
無線つけたターボ車 乗り回し
ロックをやったり
あぁ 今でもやってるのか?
でも俺の中には あの日の姿が
今でもある
お前が2才のころ
親の都合で半年会えなくなって
ひさしぶりに会った時
ちゃぶ台に向かってちょこんとすわってた
あの小さなうしろすがた
忘れられないなあ
兄らしいこともできず
いちばん後悔しているのは
父親が危篤になって
お前だけ連れて行かなかったことだ
「小さいから見せないほうが」
との 親切そうな助言を受けてしまった
お別れがきちんと出来ていれば
生き方も 変わっていただろう
でも 最近安心したことがある
子供のことを本当に心配していることだ
母親してたんだなあ
これ言ったら 本気で叱られそうだ