七時になると
半額になる食品を
狙って買う
そうです わたしが
半額おじさんです
・・・・・・
今日も欲しかった品々をゲットして
レジに行くと
寒さがぶり返したせいか
人が少ない
そこでよく目にする女性の店員が
レジを打ちながら
気さくに話しかけてきた
「ご主人はもう1回人生があったらと思うことがある?」
『ある、ある。何回もある』
「・・良いことばかりだったように感じるけど」
『いや、いや、山アリ谷アリの波乱万丈でござい』
即答しながら手を空中で上下させると
子供のように笑う
『どんな人生でもどこかで帳尻が合うようになっているように思うし』
『何度生まれても人間商売やめられないよ、たぶん』
「そうか・・やっぱりねぇ」
うなずく横顔にその人の年輪が光ってみえる
それ以上お互いに
突っ込みをいれないところがミソである
さぁ 早く帰って
首を長くして待っている愛犬の散歩に行かなくちゃ