愛犬を連れての散歩道 いつもの簡素な庭のある家の 沈丁花の芳しい香りに足がとまる 色もきれいである 写真をとろうか?一瞬迷うが その匂いを嗅ぐことに夢中で 結局は写さないで帰った そういえば 先日も 孫とあそんでいて 目まぐるしく変わるその表情に 娘のおもかげをみて 写真をと思ったが それよりも その顔を 目にやきつけるように 追いかけていた こうして写真のチャンスを逸することが増えた