男の哀愁
朝の雨が降る ふるい飛行場 着古したジャンバー 砂混じりポケット 小銭握りしめ 行くあて...
夢のまた夢
「私はあの男(親父)に騙された!」怨み節を卒業したはずの母親が今でも折につけ語る。親父...
秋に
雲と遊ぶ あの頃は 人目など気にしないで 道端など ごろんと寝転がると 真っ青な...
夢は夜ひらく
十代の一時期、飲み屋街に住んでいた。妖しい雰囲気のクラブもあれば、おでん屋やすし屋もあった。そこには並びに銭湯もあり、そこに通う夜の蝶たちに、暗がりで突然出くわしたりした。そのよう...
ヒーロー
心に光が射した。闇の力に抗する者が、予想に反して大勢になった。その中の一人は、今にも倒れそうであった。日ごろは大人しい人であった。しかし、彼は力を振り絞り人々の良心に訴えた。彼は社...
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